俺を殺す君に!

馬酔木ビシア

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 あ、と口を開いて、でもそれは空気を吸っただけで。目の前には、耳を赤く染めて、覚悟を決めたような真剣な眼差しの先輩がいて。何か、言わなければと俺は喉奥から音を紡ごうとして、やっぱりできない。
 

だって先輩が俺をデートに誘って、え、なんで俺。ここでなんで俺。いやでもだって、でも先輩がこんな勇気出して言ってくれたんだから、推しのお願いには答えないと、あれでも先輩は真澄を好きになる当て馬なので、いやそれは原作が始まった時の話だから今は適用外で、あれ、あれ、あれ???

 
 待って、待ってほしい、これどういうことなの?誰か説明して?なに、これはどういう流れで、いやどういうイベントなの?なんでこんなことになってるんだ?

 返事もせずにぐるぐると目を回す俺に、彗先輩が瞳を覗き込んだ。




 





 
 
「……要?」



 







 

「ハイヨロコンデッッッ!!!!」

「「「きゃぁああああああああああッッッ!!!!!!!!」」」




 いや無理だよね!!!!推しにあんな不安そうに顔覗き込まれたら、よくわかんなくてもOKしちゃうよね!!!
 正直なんでこんな状況になってるのか分かんない、分かんないけどもはやそれをどうでもいいとまで思ってしまうほどの、思考を上回る推しの尊さ。ほんとに何あの表情、あんな捨てられた子猫みたいな顔されてNoなんて言えるはずないだろうがぁああああ!!!

 差し出されたチケットをロボットみたいな動きで受け取り、訪日外国人みたいな返事を返す俺に直後、観客の生徒たちが地響きみたいな歓声を上げる。歓声というより、ほぼ悲鳴だった。
 一連の流れを見ていた生徒会メンバーが壇上でニコニしながら拍手をする。その中でも元凶といって差し支えない一ノ瀬会長がうんうん頷きながらマイクに声を通す。


「よかったよかった、とても良い場面が見れたね。成瀬君にインタビューしたときはあまりにも彼があっさりしていたから少し心配だったんだけど、氷室君が勇気を出したおかげで無事にデート券が使えそうでよかった」


 え、待ってそれで俺の時あんなに空気読めない奴みたいな雰囲気漂ってたの!?いや分かるわけないだろそんなの!!というか会長何期待してんの!!!



 ……ん?なんか嫌な予感してきたぞ???

 ということはまさか、これって例のとんでもねぇ新聞記事の誤解がまさか生徒会長に伝わってて、え、もしかしてそれをもとにデートとか言い出したとか……いやいやまさかそんな……。

 冷や汗を垂らしながら会長の方を見ると、癒しオーラ溢れる笑顔で微笑まれた。

 


「カップル同士、デート楽しんできてね」


「カッ……!?」

「はッ……!?」


 うんあの、最悪なことに会長は当たり前のように誤解していた。
 
 俺と先輩は同時に悲鳴を上げ、顔を見合わせた後あまりの気まずさに赤面する。じゃあ全部会長が誤解で話進めて、俺と彗先輩をくっつけるキューピットになってたってこと!?待ってそれは俺の役目であって会長の役目ではないんですけど、いやというかそもそも俺と先輩というルートはないんですけど!?


 
「え、いやあの俺と先輩はカップルじゃなくて先輩後輩の関係で、」


「うんうん、こんなに大きなステージの前で恥ずかしいよね。ごめんね、すぐに次の人の表彰に進むからね」


「いやほんとに違うんですけどあの、」


「それじゃあ次の人の表彰に移ろうかな、みんなもう一度氷室君に拍手してあげてね」

 
「いや待っ、」



 もはや真っ赤になったまま否定もできない先輩と、引き留めようとする俺の声をかき消すように割れんばかりの拍手が会場に鳴り響いて、何故かみんなハッピーエンドだみたいな顔で祝福してきた。俺と先輩だけがステージ上で解けるどころか固結びになってしまった誤解に途方に暮れる。

 さっさと次の表彰に入ってしまった会長と会場に置いて行かれたまま呆然としていたら、副会長が隙のない笑みを浮かべて何やらプリントを渡してきた。

 
「これはデート券をもらった人に配ってるプリント。当日は学校から送迎バスが出て、他のカップルと一緒に遊園地まで向かう。詳しいことはプリントに書いてるから読んでおいて、ああ、当日はチケットを忘れないようにしてくれ」

「あ、はい」


 ぴらり、と音を立てるプリントを俺が受け取ると、副会長は爽やかな笑みを浮かべてさっさと会長の元へと去って行った。



 
 …………え?なんか丸め込まれたくね?

 


 
 そのままフリーズから進めない間に、何回か拍手の音が聞こえたと思ったら、いつの間にか俺は壇上から降りて舞台袖に居た。あ、彗先輩もいる。俺達二人以外の他の表彰者はもういなくて、壇上ではまだ生徒会メンバーが何かしゃべっているらしかった。

 エ、ちょっと待って待ってこの状況で俺と先輩取り残されてるのなんでめっちゃ気まずいってこれ!!なんで俺と先輩だけおいて行かれてるのみんな進むなら言って!!今一番二人っきりにされたら気まずいやつなんだよ!

 とりあえず無言の時間を何とかしなくてはと思って、口を開く。
 





「えっと、なんかあの、っとぉ、……なんというか、……」






 気まずい!!!!


 ちょっと待ってほしい。あの、冷静に考えて俺と先輩、あの新聞の記事が原因とはいえ、付きってるしデート行くみたいな宣言を公衆の面前でしてしまったようなものなんだけど、え?なにこれどういうこと?
 
 いや、あの俺は恐れ多いという感情が主だから百歩譲って良いとしよう。



 でも先輩は??先輩これ最高に最低な気分では?


 だって、恋人どころか特に好きでもない、中学の時知り合った後輩と付きってることにされて、全校生徒の前で公開デート申し込みさせられたわけだし。そんなの、もう黒歴史以外の何物でもない。俺をぶん殴っても全然許されるし、むしろ余裕でお釣り来るやつだ。

 無意識のうちに頬を掻いて、ごまかすみたいに笑う。薄暗い舞台袖のおかげで、前にいる先輩の顔はよく見えない。普段なら残念がるけど、今はそれがありがたかった。


 



「え、と……はは……」

 



 
 だって、顔を合わせたら変なこと言いそうだ。



 いやだって、よく考えたらそもそも、俺は、先輩にとってただの後輩で……俺が一方的に構ってるだけで、先輩は優しいから俺を気にかけてるだけで。



 いや、俺は先輩が推しだからそれでも全然良くて、だけど、俺あれ、違う、俺じゃなくて先輩は真澄と遊園地に行くべきで……。



あれ。




 俺、俺、先輩の邪魔してるんじゃないか?いやいや、でも今は原作が始まってないから、え、あれ、あれ?げんさく……








 










 
 ────原作って、なんだっけ?







 







「………い、おい、要!!」





 ハッとして、顔を上げる。先輩が焦った顔でこちらを見下ろしていた。訝しむように俺の目を覗き込む。



「お前、様子が……」


「あっ、いや、大丈夫ですよ!!ちょっと考え事してただけです」



 慌てて返事を返すと急に、頭の中がすっきりした。そう、そうだ、先輩は氷室彗、ここは『破滅の一途』の世界で、転生した俺は成瀬要、主人公の漣颯斗と幼馴染の脇役。ちゃんと覚えてる。


 大丈夫。


 大丈夫だ。


 冷えた指先をぎゅ、と握りこむ。一瞬、すごく頭がぼんやりした。やっぱり、少しずつ原作が迫っていくにつれて前の人生の……俺の本来の人生の記憶が思い出しづらくなってる気がする。一気にパッと消えるわけじゃないけど、意識しないと何かの拍子に記憶が抜けそうだ。気を付けよう。

 両手を握って考え込むうちに、俺は不自然に無言になっていたらしい。先輩が何を勘違いしたのか、後悔したような表情を浮かべた。




「っ、悪い……」

 
「へッ!?」


「…………俺の、せいだろ。俺がお前に余計な事言っちまったから」

 
「ん!?」



 突然の謝罪に混乱する俺に先輩は、ぐ、と唇を噛んで背を向けた。暗い影にその背中が浮かぶのを捉えた時、掠れた低い声を耳が拾う。





「………その券は、捨てとけ。悪かったな」




 それだけ言うと彗先輩は出口に向かおうとゆっくり足を踏み出した。その背中はとても悲しそうで、俺はやっと自分の態度が誤解を生んでいたことに気が付き咄嗟にその腕を掴んだ。





「ッ、先輩!!」


 



 一歩踏み出した俺の足音が、薄暗い舞台裏に響いて消えた。掴んだ瞬間震えた体に、俺は息を呑む。
 

 同時に、決意した。この誤解を絶対に解かなくちゃいけないと。

 

「っ……離せ」

「先輩、彗先輩。こっち向いてください」

「……断る」

「俺、先輩とちゃんとお話したいです」
 
「ッ、話すことなんて、ねぇだろ……」

「俺にはあります。先輩……お願い」
 

 
 最後をあえてゆっくり言うと、今度は先輩が息を呑んだ。それを逃さずに、俺は先輩の前に回り込む。びくり、と先輩が後ずさりそうになったのでちょっと強引だけど、両手を握るのも忘れずに。

 正面から見た先輩は泣いてはいなかったけれど、実際は泣いている、と俺はなぜか思った。彗先輩は原作でも泣いてる描写なんてなかったのに、不思議だ。ただの俺の使えない感性なのかもしれない。

 でも、どっちでもいいや。俺がそう感じただけで、それだけが俺の行動原理になるから。


 

「ね、先輩。俺新歓の時言ったじゃないですか、先輩が先輩だから推してる、大好きだって」
 



 ふ、と静かに笑いながら、あの時みたいにまた両手を握る。俺の体温を送るように、確かに握る。




「俺今、その考え変わりましたなんて一言も言ってないです。あの時から何も変わってないです。今もずっと、大好きですよ。
 なのに先輩、俺の意思聞く前にもう全部分かったみたいに置いて行こうとするし……」



 わざと少し大げさにため息を吐くと、先輩が心底驚いたように、目を見開いた。俺の態度もちょっとおかしかったから、恐れ多くも先輩の誘いを嫌がって振った奴みたいに見えたのも反省すべきところなのは違いないけど、ちょっとイレギュラーも重なってしまったのでそこは大目に見てほしい。


 俺は笑いながら、少し上にある先輩の顔を見上げる。




「俺が悩んでたのは、先輩が俺とあんな噂立ったまま俺と遊園地二人で行くの嫌じゃないかなって思ってただけで……俺は、先輩と行けるなら行きたいですよ、遊園地」




 だって、推しなので。



 に、と笑みを浮かべてそう言い切る。すると、目の前に浮かぶ深い海が氷が解けるようにゆっくりと緩んで。ひどく安心したような吐息が言葉と共に吐き出された。




「嫌だったら、誘うわけないだろ……」


「俺だって嫌だったら嫌って言いますよ。よし、そういうことなら、もういっそ思いっきり楽しんじゃいましょ!デートとか言われたらなんかアレですけど、俺と先輩の二人で遊びに行くと思ったらなんかワクワクしません?」




 からっとした態度で俺がそう言うと。





 
 先輩は初めて俺の言うことに、そうだな、と微笑み頷いた。
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