17 / 78
冒険の始まり
オーガトロルとの戦い 1
しおりを挟む
激しい戦いの後には、決まって恐ろしいほどの静寂が訪れる。
その場に訪れた静寂は、確かにそうしたものであった。
カレンはその終わりの光景を見詰めながら、こぶしを振り上げて固まっている。
それはその目の前で繰り広げられた光景が、余りに衝撃的だったからだ。
「・・・って、あっさり負けてんじゃん!!!」
その五分も掛からずにあっさり負けてしまった、グルド達の姿が。
「嘘でしょ!?あんなに格好つけてたのに、何あっさり負けてんのよ!?時間を稼ぐんじゃなくて、倒して名を上げるんじゃなかったの!!?さっきまでの勢いはどこに行ったのよ、あんた達!?」
先ほどまでの彼らの口ぶりからすれば、犠牲は出るが倒すのは問題ないといった雰囲気であった。
しかし目の前で繰り広げられた光景は、ただただ一方的な戦いであった。
それを目にしたカレンは、頭を抱えては信じられないと声を上げる。
「馬鹿・・・野郎、何で・・・逃げてねぇんだ・・・さっさと逃げ、ろ・・・奴は、化け物・・・がくっ」
それまでは必死に戦っていたため気づかなかったのか、その存在にようやく気がついたグルドは、地面へと突っ伏していた顔を僅かに上げると、カレン達に逃げろと告げている。
残った力を振り絞ったのであろう彼は、それを言い終えると力尽きるように崩れ落ちる。
それはまさしく、命を掛けて誰かを守ろうとした男の姿であった。
「なーーーに、いい感じに雰囲気出してんのよ!このクソ雑魚冒険者!!トージローにボコボコにされた冒険者なんかに、一瞬でも期待した私が馬鹿だったわ!!所詮は、雑魚は雑魚なのよ!!ふんっ!」
そんなグルド達の事を、カレンは容赦なく扱き下ろしている。
彼女は観戦気分で座り込んでいた木の根元から立ち上がると、その得物である杖を振り回して鼻を鳴らす。
彼女が向ける視線の先には、つい先ほどグルド達を葬り去ったばかりで興奮している、オーガトロルの姿があった。
「見てなさい!あんなの私とトージローで、けちょんけちょんにしてやるんだから!!トージロー、行くわよ!!」
振り回していた杖を突きつけ、腰に手を当ててはカレンはオーガトロルに打倒を宣言している。
そうして彼女はトージローの手を掴むと、その前へと進み出ていく。
「ふふーん、こんなの私達には余裕なんだから。その活躍をちゃんと目に焼きつけときなさい!そうしたら私達もそのエクスプローラー級の冒険者とやらに・・・ううん、もっと上にだって・・・」
大魔王エヴァンジェリンを打倒したトージローの力をもってすれば、そんな魔物など余裕だとカレンは高を括ってその前へと進み出ていく。
カレンはもはや目の前の魔物など倒したも同然だと考え、もっとその先の栄光について妄想を膨らませているようだった。
前回の大魔王の時とは違い、今回は外の人間が、しかもある程度実力のある冒険者が目撃者なのだ。
今度こそ間違いなくその実力が認められると、彼女は口元をニヤけさせながら前へと進む。
その目は妄想によって曇っており、目の前の景色などに目を向けてなどいなかった。
「っ!?痛てて。何よ、一体・・・?」
前方不注意な状態なまま前へと進んでいたカレンは、その当然の成り行きとして何かにぶつかって尻餅をついてしまう。
そんな彼女の目の前には、丸太のように太い足があった。
そしてそれを伝うように上へと視線を向けた彼女は、こちらを見下ろすように見つめるオーガトロルと目が合ってしまっていた。
「ひっ・・・!?」
今までは遠くで、しかも誰かを挟んでその姿を目にしていただけだった。
そして今、目の前で目にしたその姿は余りに恐ろしく、カレンは息を呑む。
「ウオオオォォォォォォン!!!」
そんな彼女の姿に、オーガトロルは雄叫びを上げる。
その叫びは大きく、大気を震わせカレンの身体に叩きつけるような衝撃を与える。
それはカレンの身体を震え上がらせるには十分な迫力で、それに緩んでしまった彼女の身体の一部からは、ホカホカと湯気が立ち上っていた。
「あ、あぁ・・・ト、トージロー・・・た、助けて・・・」
恐怖に腰を抜かし、もはや這いずって逃げる事も出来ないほどに竦んでしまったカレンは、震えた声で絞り出すようにトージローに助けを求めることしか出来ない。
「ほぁ?」
しかしそんな声にも、トージローは呆けた顔で首を捻るばかり。
そして彼女達の目の前の魔物は、そんな事情など構ってくれる訳もなかった。
「グルゥゥゥ、ガアアァァァ!!!」
その凶悪な牙を剥き、オーガトロルはカレンを一呑みにしようと、その醜い顔を彼女へと迫らせる。
「助けて、トージロー!!!」
そんなオーガトロルに、カレンは頭を抱え助けを求めることしか出来ない。
しかしその願いは、先ほど既に裏切られてしまったものであった。
「・・・何ともない?どうして・・・っ!?トージロー、助けてくれたのね!!」
死の恐怖にきつく目を閉ざしたカレンは、いつまで待っても訪れないそれに恐る恐る目を開ける。
その先に彼女が目にしたのは、自らの守るように立ち塞がるトージローの姿だった。
「この温泉、全然温かくならんのぅ・・・湯気が出とって、温かそうじゃったのに・・・」
あれだけ言うことを聞かなかったトージローが、この窮地に自らを守ろうと立ち上がってくれた。
その感動に声を震わせるカレンに、トージローは冷や水を浴びせかけていた。
「は?」
トージローは足元の水溜りへと視線を向けては、残念そうに呟いている。
確かにすっかり日が暮れて、気温も下がってきた森の中は老人には堪えるだろう。
彼はそんな場所に急に湧いた温泉に浸かり、身体を温めたかったようだ。
金色の髪の少女の身体から湧いた、温泉に浸かって。
「っっっっっ!!?な、な、な、なにやってんのよ、あんた!!?」
「なにって・・・温泉、足湯かの?浸かって温まろうと・・・」
「うーーー!!!いいから、すぐに退いて!!退きなさーーーい!!!」
トージローが口にした言葉に、始めて彼がどこに立っているか気がついたカレンは、彼の顔とその足元を交互に見比べては、その顔を真っ赤に染めてゆく。
そして興奮のままに声を上げるカレンに対して、トージローは不思議そうに首を傾げている。
彼からすれば、こんな寒い夜に少しばかり身体を温めようとしただけなのだ、それを咎められる理由が思いつかない。
しかしそんな彼の事を、カレンは問答無用と押し出してしまう。
「はぁはぁはぁ・・・ようやく、ようやく格好いい所が見えると思ったのに・・・何なのよ、あんたはもう!!!」
「・・・温泉」
「それはもういいの!!!」
ここまで全く思い通りにならなかったトージローが、ようやく自分を助けるために動いてくれた。
そう信じていたカレンは、全く見当違いだった彼の行動に、肩を激しく上下させては怒鳴り散らしている。
そんなカレンの言葉にトージローはまだその足元へと視線を向けては、未練がましい科白を漏らしていたが、それは彼女の顔をさらに真っ赤に染め上げるだけに終わっていた。
その場に訪れた静寂は、確かにそうしたものであった。
カレンはその終わりの光景を見詰めながら、こぶしを振り上げて固まっている。
それはその目の前で繰り広げられた光景が、余りに衝撃的だったからだ。
「・・・って、あっさり負けてんじゃん!!!」
その五分も掛からずにあっさり負けてしまった、グルド達の姿が。
「嘘でしょ!?あんなに格好つけてたのに、何あっさり負けてんのよ!?時間を稼ぐんじゃなくて、倒して名を上げるんじゃなかったの!!?さっきまでの勢いはどこに行ったのよ、あんた達!?」
先ほどまでの彼らの口ぶりからすれば、犠牲は出るが倒すのは問題ないといった雰囲気であった。
しかし目の前で繰り広げられた光景は、ただただ一方的な戦いであった。
それを目にしたカレンは、頭を抱えては信じられないと声を上げる。
「馬鹿・・・野郎、何で・・・逃げてねぇんだ・・・さっさと逃げ、ろ・・・奴は、化け物・・・がくっ」
それまでは必死に戦っていたため気づかなかったのか、その存在にようやく気がついたグルドは、地面へと突っ伏していた顔を僅かに上げると、カレン達に逃げろと告げている。
残った力を振り絞ったのであろう彼は、それを言い終えると力尽きるように崩れ落ちる。
それはまさしく、命を掛けて誰かを守ろうとした男の姿であった。
「なーーーに、いい感じに雰囲気出してんのよ!このクソ雑魚冒険者!!トージローにボコボコにされた冒険者なんかに、一瞬でも期待した私が馬鹿だったわ!!所詮は、雑魚は雑魚なのよ!!ふんっ!」
そんなグルド達の事を、カレンは容赦なく扱き下ろしている。
彼女は観戦気分で座り込んでいた木の根元から立ち上がると、その得物である杖を振り回して鼻を鳴らす。
彼女が向ける視線の先には、つい先ほどグルド達を葬り去ったばかりで興奮している、オーガトロルの姿があった。
「見てなさい!あんなの私とトージローで、けちょんけちょんにしてやるんだから!!トージロー、行くわよ!!」
振り回していた杖を突きつけ、腰に手を当ててはカレンはオーガトロルに打倒を宣言している。
そうして彼女はトージローの手を掴むと、その前へと進み出ていく。
「ふふーん、こんなの私達には余裕なんだから。その活躍をちゃんと目に焼きつけときなさい!そうしたら私達もそのエクスプローラー級の冒険者とやらに・・・ううん、もっと上にだって・・・」
大魔王エヴァンジェリンを打倒したトージローの力をもってすれば、そんな魔物など余裕だとカレンは高を括ってその前へと進み出ていく。
カレンはもはや目の前の魔物など倒したも同然だと考え、もっとその先の栄光について妄想を膨らませているようだった。
前回の大魔王の時とは違い、今回は外の人間が、しかもある程度実力のある冒険者が目撃者なのだ。
今度こそ間違いなくその実力が認められると、彼女は口元をニヤけさせながら前へと進む。
その目は妄想によって曇っており、目の前の景色などに目を向けてなどいなかった。
「っ!?痛てて。何よ、一体・・・?」
前方不注意な状態なまま前へと進んでいたカレンは、その当然の成り行きとして何かにぶつかって尻餅をついてしまう。
そんな彼女の目の前には、丸太のように太い足があった。
そしてそれを伝うように上へと視線を向けた彼女は、こちらを見下ろすように見つめるオーガトロルと目が合ってしまっていた。
「ひっ・・・!?」
今までは遠くで、しかも誰かを挟んでその姿を目にしていただけだった。
そして今、目の前で目にしたその姿は余りに恐ろしく、カレンは息を呑む。
「ウオオオォォォォォォン!!!」
そんな彼女の姿に、オーガトロルは雄叫びを上げる。
その叫びは大きく、大気を震わせカレンの身体に叩きつけるような衝撃を与える。
それはカレンの身体を震え上がらせるには十分な迫力で、それに緩んでしまった彼女の身体の一部からは、ホカホカと湯気が立ち上っていた。
「あ、あぁ・・・ト、トージロー・・・た、助けて・・・」
恐怖に腰を抜かし、もはや這いずって逃げる事も出来ないほどに竦んでしまったカレンは、震えた声で絞り出すようにトージローに助けを求めることしか出来ない。
「ほぁ?」
しかしそんな声にも、トージローは呆けた顔で首を捻るばかり。
そして彼女達の目の前の魔物は、そんな事情など構ってくれる訳もなかった。
「グルゥゥゥ、ガアアァァァ!!!」
その凶悪な牙を剥き、オーガトロルはカレンを一呑みにしようと、その醜い顔を彼女へと迫らせる。
「助けて、トージロー!!!」
そんなオーガトロルに、カレンは頭を抱え助けを求めることしか出来ない。
しかしその願いは、先ほど既に裏切られてしまったものであった。
「・・・何ともない?どうして・・・っ!?トージロー、助けてくれたのね!!」
死の恐怖にきつく目を閉ざしたカレンは、いつまで待っても訪れないそれに恐る恐る目を開ける。
その先に彼女が目にしたのは、自らの守るように立ち塞がるトージローの姿だった。
「この温泉、全然温かくならんのぅ・・・湯気が出とって、温かそうじゃったのに・・・」
あれだけ言うことを聞かなかったトージローが、この窮地に自らを守ろうと立ち上がってくれた。
その感動に声を震わせるカレンに、トージローは冷や水を浴びせかけていた。
「は?」
トージローは足元の水溜りへと視線を向けては、残念そうに呟いている。
確かにすっかり日が暮れて、気温も下がってきた森の中は老人には堪えるだろう。
彼はそんな場所に急に湧いた温泉に浸かり、身体を温めたかったようだ。
金色の髪の少女の身体から湧いた、温泉に浸かって。
「っっっっっ!!?な、な、な、なにやってんのよ、あんた!!?」
「なにって・・・温泉、足湯かの?浸かって温まろうと・・・」
「うーーー!!!いいから、すぐに退いて!!退きなさーーーい!!!」
トージローが口にした言葉に、始めて彼がどこに立っているか気がついたカレンは、彼の顔とその足元を交互に見比べては、その顔を真っ赤に染めてゆく。
そして興奮のままに声を上げるカレンに対して、トージローは不思議そうに首を傾げている。
彼からすれば、こんな寒い夜に少しばかり身体を温めようとしただけなのだ、それを咎められる理由が思いつかない。
しかしそんな彼の事を、カレンは問答無用と押し出してしまう。
「はぁはぁはぁ・・・ようやく、ようやく格好いい所が見えると思ったのに・・・何なのよ、あんたはもう!!!」
「・・・温泉」
「それはもういいの!!!」
ここまで全く思い通りにならなかったトージローが、ようやく自分を助けるために動いてくれた。
そう信じていたカレンは、全く見当違いだった彼の行動に、肩を激しく上下させては怒鳴り散らしている。
そんなカレンの言葉にトージローはまだその足元へと視線を向けては、未練がましい科白を漏らしていたが、それは彼女の顔をさらに真っ赤に染め上げるだけに終わっていた。
0
あなたにおすすめの小説
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
「魔法を使わない魔術師を切り捨てた国は、取り返しのつかない後悔をする
藤原遊
ファンタジー
魔法を使わない魔術師は、役に立たない。
そう判断した王国は、彼女を「不要」と切り捨てた。
派手な魔法も、奇跡も起こさない。
彼女がしていたのは、魔力の流れを整え、結界を維持し、
魔法事故が起きないよう“何も起こらない状態”を保つことだけだった。
代わりはいくらでもいる。
そう思われていた仕事は、彼女がいなくなった途端に破綻する。
魔法は暴走し、結界は歪み、
国は自分たちが何に守られていたのかを知る。
これは、
魔法を使わなかった魔術師が、
最後まで何もせずに証明した話。
※主人公は一切振り返りません。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!
飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。
貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。
だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。
なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。
その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる