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トージロー
吸血鬼の弱点 2
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「今だっ!!」
勝利を確信し、因縁の相手の血をようやく口にする甘美な喜びに浸っているドラクロワは隙だらけだ。
それを待っていたかのように閉ざしていた目を見開いたカレンは、鞄へと突っ込んでいた手をそのままドラクロワの胸へと突き出していた。
「ぐっ!?な、何をした娘ぇぇぇ!!?」
「ふふーん!純銀製の杭よ!!これこそ、あんた達吸血鬼の弱点って奴でしょ!?どうだ、参ったか!!」
カレンが鞄から取り出し、突き出したのは純銀で出来た杭であった。
それを心臓に突き刺され狼狽えるドラクロワに、カレンは勝ち誇ったように胸を張っていた。
吸血鬼の弱点と言えば銀であり、さらにその心臓を杭で貫かれることだ。
それを合わせ技でドラクロワを突き刺したカレンは、完全に勝利を確信していた。
「・・・なるほど。これが人間が考える、我々の弱点という訳か。くだらんな」
「・・・は?」
しかしドラクロワは苦しげな表情で押さえていた胸元から手を放すと、そこに突き刺さっていた筈の銀の杭を摘まみ上げて見せていた。
そんなドラクロワの姿に、カレンは信じられないという表情で固まってしまっていた。
「ちょ、ちょっと待ってよ!?あんた、何で平気そうな顔してんのよ!?」
「何でだと?逆に聞きたいのだが、こんなもので私が倒せると本気で考えていたのか?」
吸血鬼の弱点である銀を、その急所である筈の心臓に突き刺したのだ。
その完璧な作戦を成し遂げた筈のカレンは、それでもなお平気そうにしているドラクロワに意味が分からないと頭を抱えてしまっている。
そんな彼女にドラクロワは、摘まみ上げた銀の杭を示して見せていた。
その先端には血の一滴もついてはおらず、彼はそれを指先で潰して見せると、ただのゴミのように放り捨ててしまっていた。
「こんな玩具で私を傷つけられる訳がなかろう?」
「じゃ、じゃあ何で、銀が有効なんて話が広まってるのよ!?」
「ふむ、そうだな・・・それは大変遺憾ではあるが、まだ未熟な同族が身を守るために広めたのだろう。たとえ未熟な同族でも、この程度の攻撃ならば容易くしのげるからな」
柔らかい銀は、武器として使うには不適格だ。
そんなものが吸血鬼の弱点だとどうして広まったのだと尋ねるカレンに、ドラクロワはそうした方が同族にとって有利だからだと答えている。
彼が今考えたその説は、それにまんまと乗せられてしまったカレンの今の状況を見るに、確かに有効な手段であるようだった。
「あぁ、ついでに言うと心臓が弱点なのは本当だ。だから、まだ奥の手があるのならちゃんとここを狙うのだぞ?どうした、何かないのか娘よ?」
奥の手が潰えた絶望に膝をついているカレンに、ドラクロワは心臓へと手をやりながら、まだ手があるのならばちゃんとここを狙えと示している。
彼はそのポーズのままカレンの顔を覗き込んでは、もっと手はないのかと尋ねていたが、カレンはそれにただただ震えるばかりで何も返すことは出来ない。
「・・・そうか、これで終わりか。興が削がれた、あの男の血族を眷属にするのも一興かと思ったが・・・この因縁も、もはや終わりにすべきであろうな」
もはや抵抗する意思すら見せないカレンの姿に、詰まらなそうに鼻から息を漏らしたドラクロワは、その手を横に伸ばすとそれを鎌へと姿を変えていた。
そのおどろおどろしい姿はまさしく、死神の鎌だ。
それを振り上げたドラクロワの姿に、彼女にとっては文字通りそうなってしまう事が確定しようとしていた。
「カレン様!!杖を、霊杖ユグドラシルを使うのです!!貴方のお爺様のように!!」
その時、広場から伸びる通りの一つから、鋭い声が響いていた。
「レティシア!?何故ここに戻ってきたのだ!?お前達も、何をボーっと突っ立っている!?早く娘を安全な場所に連れていかないか!!」
「わ、わかってまさぁ領主の旦那!!さ、お嬢さん。ここは危ねぇ!向こうに行きましょうぜ!」
「駄目です!!このままでは、カレン様が!!カレン様、カレン様お立ちくださいませ!!まだ諦めてはなりません!!」
それは先ほどまでドラクロワに捕らえられていた領主の娘、レティシアであった。
レティシアは彼女を救出したグルド達を羽交い絞めにされながらも、何とかカレンに声を届けようと、その声を張り上げている。
その声に、カレンの指先がピクリと動いた。
「何だあれは?全く、人間という生き物は度し難い。今更騒いだところで・・・」
突然巻き起こった騒動に、ドラクロワはその手を止めてそちらへと視線を向けている。
そしてそこで起きている騒動のくだらなさに、彼は呆れるように首を横へと振っていた。
「・・・お爺様、力をお貸しください」
それでもそのくだらなさが作ってくれた時間は、確かに存在した。
それはカレンが絶望の余り手放してしまった霊杖ユグドラシルを、再び握りしめるには十分な時間だった。
「こんのおぉぉぉぉぉぉ!!!」
祖父が残したという、この霊杖ユグドラシルがどのような力を秘めているのか、それはカレンには分からない。
分かっているのは、祖父が目の前の吸血鬼を封印したときにこれを使ったという事と、もはやその力に頼るしかないという今の状況だけだ。
だから、彼女はそれを全力で振り抜く。
その先端からは、眩い光が溢れていた。
「・・・こんなものか?」
「あ、あぁ・・・そんな・・・」
交差した刃に、弾けた火花は一瞬の光か。
振り抜いた杖はドラクロワの掲げた鎌に止められ、そこから一歩たりとも動かない。
それはそれ以上、特別な力や効果を及ぼすことはなく、ただの杖としてそこにあるだけであった。
「ふん、その杖の力も碌に使いこなせんか。これでは、あの男の名が泣くな。もういい、娘。お前は私の前から消えろ」
祖父の形見から何の特別な力も引き出せないカレンの姿に、ドラクロワは失望したかのように鼻を鳴らすと、雑な手つきで手を変化させた鎌を振るう。
それは余りに自然な仕草で、攻撃だとは認識出来ない。
事実、彼にとってそれはもはや攻撃ではないのだろう。
目の前のゴミを、どこかへと払おうとするそんな仕草であった。
「がっ!!?」
それを咄嗟に手にした杖で受けたのは、彼女の機転であったのか、それともただの偶然だったのか。
祖父の形見、霊杖ユグドラシルはその名に違わぬ丈夫さで、ドラクロワの刃にも耐えて見せている。
しかしそれは、霊杖ユグドラシルだけの話だ。
最後の切り札も破れ、もはや心が折れてしまっているカレンは、その衝撃に為す術もなく吹き飛ばされている。
霊杖ユグドラシルのお陰で真っ二つになる事は防いだその身体も、このまま何の受け身も取らないまま何かに衝突すれば、それはそのまま致命傷を意味するだろう。
しかしカレンはもはや全てを諦めてしまったかのように、ぐったりと空を見上げるばかりだった。
「っ!?何・・・何が・・・?」
そんな彼女を誰かが受け止める。
しかし吸血鬼の異常な膂力によって吹き飛ばされた彼女の身体は、相当な勢いだった筈だ。
そんな彼女を、一体誰が受け止めたのか。
「何よ、遅かったじゃない・・・」
答えは、一つしかない。
その顔を見上げたカレンの頬には、安堵の涙が流れていた。
「ほっほっほ・・・お嬢ちゃんもう大丈夫じゃよ。後はわしに任せておくのじゃ」
物凄い勢いで吹き飛ばされてきたカレンを軽々と受け止めた男、トージローはニコニコと朗らかに笑いながら彼女を脇へと下ろしている。
そして彼はドラクロワへと真っ直ぐに歩みを進めると、後はわしに任せておけと背中で語っていた。
彼の背後には、それを見送るように手を振っているルイスとメイの姿があった。
勝利を確信し、因縁の相手の血をようやく口にする甘美な喜びに浸っているドラクロワは隙だらけだ。
それを待っていたかのように閉ざしていた目を見開いたカレンは、鞄へと突っ込んでいた手をそのままドラクロワの胸へと突き出していた。
「ぐっ!?な、何をした娘ぇぇぇ!!?」
「ふふーん!純銀製の杭よ!!これこそ、あんた達吸血鬼の弱点って奴でしょ!?どうだ、参ったか!!」
カレンが鞄から取り出し、突き出したのは純銀で出来た杭であった。
それを心臓に突き刺され狼狽えるドラクロワに、カレンは勝ち誇ったように胸を張っていた。
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それを合わせ技でドラクロワを突き刺したカレンは、完全に勝利を確信していた。
「・・・なるほど。これが人間が考える、我々の弱点という訳か。くだらんな」
「・・・は?」
しかしドラクロワは苦しげな表情で押さえていた胸元から手を放すと、そこに突き刺さっていた筈の銀の杭を摘まみ上げて見せていた。
そんなドラクロワの姿に、カレンは信じられないという表情で固まってしまっていた。
「ちょ、ちょっと待ってよ!?あんた、何で平気そうな顔してんのよ!?」
「何でだと?逆に聞きたいのだが、こんなもので私が倒せると本気で考えていたのか?」
吸血鬼の弱点である銀を、その急所である筈の心臓に突き刺したのだ。
その完璧な作戦を成し遂げた筈のカレンは、それでもなお平気そうにしているドラクロワに意味が分からないと頭を抱えてしまっている。
そんな彼女にドラクロワは、摘まみ上げた銀の杭を示して見せていた。
その先端には血の一滴もついてはおらず、彼はそれを指先で潰して見せると、ただのゴミのように放り捨ててしまっていた。
「こんな玩具で私を傷つけられる訳がなかろう?」
「じゃ、じゃあ何で、銀が有効なんて話が広まってるのよ!?」
「ふむ、そうだな・・・それは大変遺憾ではあるが、まだ未熟な同族が身を守るために広めたのだろう。たとえ未熟な同族でも、この程度の攻撃ならば容易くしのげるからな」
柔らかい銀は、武器として使うには不適格だ。
そんなものが吸血鬼の弱点だとどうして広まったのだと尋ねるカレンに、ドラクロワはそうした方が同族にとって有利だからだと答えている。
彼が今考えたその説は、それにまんまと乗せられてしまったカレンの今の状況を見るに、確かに有効な手段であるようだった。
「あぁ、ついでに言うと心臓が弱点なのは本当だ。だから、まだ奥の手があるのならちゃんとここを狙うのだぞ?どうした、何かないのか娘よ?」
奥の手が潰えた絶望に膝をついているカレンに、ドラクロワは心臓へと手をやりながら、まだ手があるのならばちゃんとここを狙えと示している。
彼はそのポーズのままカレンの顔を覗き込んでは、もっと手はないのかと尋ねていたが、カレンはそれにただただ震えるばかりで何も返すことは出来ない。
「・・・そうか、これで終わりか。興が削がれた、あの男の血族を眷属にするのも一興かと思ったが・・・この因縁も、もはや終わりにすべきであろうな」
もはや抵抗する意思すら見せないカレンの姿に、詰まらなそうに鼻から息を漏らしたドラクロワは、その手を横に伸ばすとそれを鎌へと姿を変えていた。
そのおどろおどろしい姿はまさしく、死神の鎌だ。
それを振り上げたドラクロワの姿に、彼女にとっては文字通りそうなってしまう事が確定しようとしていた。
「カレン様!!杖を、霊杖ユグドラシルを使うのです!!貴方のお爺様のように!!」
その時、広場から伸びる通りの一つから、鋭い声が響いていた。
「レティシア!?何故ここに戻ってきたのだ!?お前達も、何をボーっと突っ立っている!?早く娘を安全な場所に連れていかないか!!」
「わ、わかってまさぁ領主の旦那!!さ、お嬢さん。ここは危ねぇ!向こうに行きましょうぜ!」
「駄目です!!このままでは、カレン様が!!カレン様、カレン様お立ちくださいませ!!まだ諦めてはなりません!!」
それは先ほどまでドラクロワに捕らえられていた領主の娘、レティシアであった。
レティシアは彼女を救出したグルド達を羽交い絞めにされながらも、何とかカレンに声を届けようと、その声を張り上げている。
その声に、カレンの指先がピクリと動いた。
「何だあれは?全く、人間という生き物は度し難い。今更騒いだところで・・・」
突然巻き起こった騒動に、ドラクロワはその手を止めてそちらへと視線を向けている。
そしてそこで起きている騒動のくだらなさに、彼は呆れるように首を横へと振っていた。
「・・・お爺様、力をお貸しください」
それでもそのくだらなさが作ってくれた時間は、確かに存在した。
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祖父が残したという、この霊杖ユグドラシルがどのような力を秘めているのか、それはカレンには分からない。
分かっているのは、祖父が目の前の吸血鬼を封印したときにこれを使ったという事と、もはやその力に頼るしかないという今の状況だけだ。
だから、彼女はそれを全力で振り抜く。
その先端からは、眩い光が溢れていた。
「・・・こんなものか?」
「あ、あぁ・・・そんな・・・」
交差した刃に、弾けた火花は一瞬の光か。
振り抜いた杖はドラクロワの掲げた鎌に止められ、そこから一歩たりとも動かない。
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「ふん、その杖の力も碌に使いこなせんか。これでは、あの男の名が泣くな。もういい、娘。お前は私の前から消えろ」
祖父の形見から何の特別な力も引き出せないカレンの姿に、ドラクロワは失望したかのように鼻を鳴らすと、雑な手つきで手を変化させた鎌を振るう。
それは余りに自然な仕草で、攻撃だとは認識出来ない。
事実、彼にとってそれはもはや攻撃ではないのだろう。
目の前のゴミを、どこかへと払おうとするそんな仕草であった。
「がっ!!?」
それを咄嗟に手にした杖で受けたのは、彼女の機転であったのか、それともただの偶然だったのか。
祖父の形見、霊杖ユグドラシルはその名に違わぬ丈夫さで、ドラクロワの刃にも耐えて見せている。
しかしそれは、霊杖ユグドラシルだけの話だ。
最後の切り札も破れ、もはや心が折れてしまっているカレンは、その衝撃に為す術もなく吹き飛ばされている。
霊杖ユグドラシルのお陰で真っ二つになる事は防いだその身体も、このまま何の受け身も取らないまま何かに衝突すれば、それはそのまま致命傷を意味するだろう。
しかしカレンはもはや全てを諦めてしまったかのように、ぐったりと空を見上げるばかりだった。
「っ!?何・・・何が・・・?」
そんな彼女を誰かが受け止める。
しかし吸血鬼の異常な膂力によって吹き飛ばされた彼女の身体は、相当な勢いだった筈だ。
そんな彼女を、一体誰が受け止めたのか。
「何よ、遅かったじゃない・・・」
答えは、一つしかない。
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「ほっほっほ・・・お嬢ちゃんもう大丈夫じゃよ。後はわしに任せておくのじゃ」
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