64 / 78
トージロー
祖父の所業
しおりを挟む
「ほほぅ・・・私の攻撃を受け止めるとは、中々出来るようだな。一体何者・・・何だ、そいつは?」
雑に振り払っただけの一撃とはいえ、自らの攻撃を受け止めて見せた何者かの存在に、ドラクロワはようやく戦うに足る存在が現れたのかとニヤリと笑って見せている。
そうして強敵に相応しい不敵な態度を取っていた彼はしかし、目の前に現れたその人物、トージローの姿に言葉を失ってしまっていた。
「わしか?わしはトージローじゃよ。はて、お前さんはどちらさんかいのぅ?」
ふらふらと頼りない足取りで前へと進み、ドラクロワの声に不思議そうに首を捻っているトージローの姿は、よぼよぼの老人でしかない。
そんな彼の姿に、完全に肩透かしを食らってしまったドラクロワは、その衝撃に随分と長い間固まってしまっていた。
「ふふ、ふふふふ、ふははははっ!!それがお前達の切り札だというのか!?ただのボケた老人ではないか!!こんなものに頼らなければならないとは、こいつは傑作だ!!!」
しばらくの硬直にやがてふつふつと震えだしたドラクロワは、腹を抱えて笑い出してしまっていた。
彼はトージローを指差しながら笑い声を響かせると、そんな奴を頼らなければならない彼らを大いに扱き下ろしていた。
「なんだとー!!師匠を馬鹿にするな!!師匠はなぁ、凄いんだぞ!!あの大魔王エヴァ・・・エヴァ」
「・・・エヴァンジェリン」
「そう!エヴァンジェリンも倒したんだからな!!」
周囲の目の前で声高に師匠であるトージローを馬鹿にするドラクロワに、彼の弟子であるルイスが抗議の声を上げている。
彼はトージローの最大の功績である大魔王エヴァンジェリンの撃破を口にしようとしていたが、その名前が中々出てこず、隣のメイにこっそりと耳打ちされてようやくその名前を口にしていた。
「ほぅ、エヴァンジェリンをね。そうかそうか、それは結構な事だ・・・ん、エヴァンジェリンだと?」
こちらに指を突きつけてはトージローの功績を声高に主張しているルイスの姿に、ドラクロワは子供の戯言だと鷹揚に頷いて見せている。
そうしてルイスの言葉を聞き流しては他の事に取り掛かろうとしていた彼はしかし、その言葉の中に何やら気になる事があったようで足を止めては振り返っていた。
「そこの子供。そのエヴァンジェリンとは、あのエヴァンジェリンの事か?」
「あのってなんだよ!?エヴァンジェリンはエヴァンジェリンだっての!!大魔王なんだぞ、凄いんだぞ!!」
ルイスが口にしたその名前が引っかかったのか、彼に確認を求めているドラクロワに、ルイスは疑われたのが気に入らないと腕を振り回しては、文句があるのかと突っかかっている。
「そうか、あのエヴァンジェリンを・・・そしてあの男の孫娘・・・そうかそういう事か」
気が収まらないのかまだ何やら喚き続けているルイスの事を無視して、ドラクロワは何やら一人納得したように頷いている。
「ふふふ、ははははっ、はーっはっはっは!!そうか貴様が、貴様がそうなのか!!そうなのだろう!?あの男が追い求めた、異なる世界の勇者よ!!!」
「ほぁ?」
そして突然頭を抱えて笑い出したドラクロワは、トージローを指差しては叫んでいる。
その口元には、凶悪な笑みが浮かんでいた。
「ふふふ、そうやってふざけていられるのも今の内だぞ?貴様の所為で・・・貴様の所為で私はあの男に封印されたのだからな!!」
何やら勝手に一人で盛り上がっているドラクロワに対して、トージローが見せた呆けた態度を彼はどうやら余裕の表れだと受け取ったようだ。
それに対して不敵に笑って見せるドラクロワは、トージローとの因縁について語り始めていた。
「はぁ?トージローの所為で封印されたって・・・あんたが封印されたのって、随分前の話でしょ?その時はまだトージローはこの世界に来てすらいないんだから、関係ないじゃない?」
「あれは、忘れもしない冬の日だった・・・」
「あ、もう勝手に話す感じなんだ・・・」
トージローの所為で封印されたと話すドラクロワに、そんな訳はないとカレンが突っ込みを入れる。
しかしそんな彼女の事などお構いなしに、ドラクロワは遠い目をしては過去に思いを馳せているようだった。
「私はいつものように、眷属と共に午後のティータイムを楽しんでいた。そこにあの男は現れたのだ・・・私が勇者召喚に必要な、あるアイテムを持っていると難癖をつけてな!!私には何の事だか、分からなかった!そんな私をあの男は問答無用と一方的にボコボコにし、件のアイテムを持っていないと分かると、今度は興味をなくしたと雑に封印していったのだ!!奴の雑な封印の所為で、私は意識を保ったまま何もない闇の中に何十年と一人で・・・一人で取り残されていたのだぞ!?この苦しみが、貴様達に分かるか!!?」
カレンの祖父であるエセルバードの過去の仕打ちについて声高に語るドラクロワは、彼の所為で酷い目に遭ったのだと叫んでいる。
それを叫ぶ彼の目は血走り、口元からは零れた涎が語気の勢いに泡となって吹き出してしまっている。
そこに今まで紳士然とした態度で高貴な吸血鬼を装っていた彼の姿はなく、それだけにその怒りが本物であることを如実に物語っていた。
「うわぁ・・・お爺様、昔は無茶苦茶だったんだ。そりゃ、あいつも怒るよね・・・でも、そのお陰であいつの恨みはトージローに向かってくれるかな?トージローとあいつをどう戦わせるか不安だったけど、これなら・・・」
祖父のかつての無茶苦茶な振る舞いに、彼が年を取り落ち着いた後の姿しか知らないカレンはドン引きしてしまっている。
自らの祖父がした仕打ちにはカレンも同情を禁じえなかったが、そのお陰で助かる事もある。
ただの老人にしか見えないトージローをドラクロワに敵だと認識させる術を彼女は有していなかったが、今の彼の様子にどうやらそれに頭を悩ませる必要はなさそうだ。
「あの男に返せなかったこの恨み、貴様に晴らさせてもらうぞ!異なる世界の勇者よ!!」
カレンの思惑通り、ドラクロワはトージローを敵視しては彼へと指を突きつけている。
その敵意に満ちた血走った瞳は、もはや他のものなど視界に入らないといった様子であった。
「よし!これで後は、トージローに任せれば大丈夫ね!あぁ、一時はどうなる事かと思ったけど、何とかなってよかったぁ」
完全にトージローへと移ったターゲットに、これでもう安心だとカレンは安堵の息を吐いている。
あの大魔王エヴァンジェリンすら一撃で屠ったトージローに、敵う存在などいる筈がない。
それを確信しているカレンは、もはや全ては終わったのだと安心しきっては、身体を地面へと投げだしていた。
「あぁ、そうだったな。貴様らにも相手を用意してやらねばならんな・・・ヴァーデ、相手をしてやれ」
「は、畏まりましたドラクロワ様」
自らのシルエットを激しく歪ませながらトージローへと近づいていたドラクロワは、その途中思い出したかのように立ち止まると、腕を伸ばして指を鳴らす。
そしてその音の反応するように少年がその影から這い出して来ると、彼に恭しくお辞儀をしていた。
「・・・へ?」
そんな新たな敵の出現に、完全にもう全てが終わったと脱力していたカレンは、呆けた表情で間の抜けた声を漏らしてしまっていた。
雑に振り払っただけの一撃とはいえ、自らの攻撃を受け止めて見せた何者かの存在に、ドラクロワはようやく戦うに足る存在が現れたのかとニヤリと笑って見せている。
そうして強敵に相応しい不敵な態度を取っていた彼はしかし、目の前に現れたその人物、トージローの姿に言葉を失ってしまっていた。
「わしか?わしはトージローじゃよ。はて、お前さんはどちらさんかいのぅ?」
ふらふらと頼りない足取りで前へと進み、ドラクロワの声に不思議そうに首を捻っているトージローの姿は、よぼよぼの老人でしかない。
そんな彼の姿に、完全に肩透かしを食らってしまったドラクロワは、その衝撃に随分と長い間固まってしまっていた。
「ふふ、ふふふふ、ふははははっ!!それがお前達の切り札だというのか!?ただのボケた老人ではないか!!こんなものに頼らなければならないとは、こいつは傑作だ!!!」
しばらくの硬直にやがてふつふつと震えだしたドラクロワは、腹を抱えて笑い出してしまっていた。
彼はトージローを指差しながら笑い声を響かせると、そんな奴を頼らなければならない彼らを大いに扱き下ろしていた。
「なんだとー!!師匠を馬鹿にするな!!師匠はなぁ、凄いんだぞ!!あの大魔王エヴァ・・・エヴァ」
「・・・エヴァンジェリン」
「そう!エヴァンジェリンも倒したんだからな!!」
周囲の目の前で声高に師匠であるトージローを馬鹿にするドラクロワに、彼の弟子であるルイスが抗議の声を上げている。
彼はトージローの最大の功績である大魔王エヴァンジェリンの撃破を口にしようとしていたが、その名前が中々出てこず、隣のメイにこっそりと耳打ちされてようやくその名前を口にしていた。
「ほぅ、エヴァンジェリンをね。そうかそうか、それは結構な事だ・・・ん、エヴァンジェリンだと?」
こちらに指を突きつけてはトージローの功績を声高に主張しているルイスの姿に、ドラクロワは子供の戯言だと鷹揚に頷いて見せている。
そうしてルイスの言葉を聞き流しては他の事に取り掛かろうとしていた彼はしかし、その言葉の中に何やら気になる事があったようで足を止めては振り返っていた。
「そこの子供。そのエヴァンジェリンとは、あのエヴァンジェリンの事か?」
「あのってなんだよ!?エヴァンジェリンはエヴァンジェリンだっての!!大魔王なんだぞ、凄いんだぞ!!」
ルイスが口にしたその名前が引っかかったのか、彼に確認を求めているドラクロワに、ルイスは疑われたのが気に入らないと腕を振り回しては、文句があるのかと突っかかっている。
「そうか、あのエヴァンジェリンを・・・そしてあの男の孫娘・・・そうかそういう事か」
気が収まらないのかまだ何やら喚き続けているルイスの事を無視して、ドラクロワは何やら一人納得したように頷いている。
「ふふふ、ははははっ、はーっはっはっは!!そうか貴様が、貴様がそうなのか!!そうなのだろう!?あの男が追い求めた、異なる世界の勇者よ!!!」
「ほぁ?」
そして突然頭を抱えて笑い出したドラクロワは、トージローを指差しては叫んでいる。
その口元には、凶悪な笑みが浮かんでいた。
「ふふふ、そうやってふざけていられるのも今の内だぞ?貴様の所為で・・・貴様の所為で私はあの男に封印されたのだからな!!」
何やら勝手に一人で盛り上がっているドラクロワに対して、トージローが見せた呆けた態度を彼はどうやら余裕の表れだと受け取ったようだ。
それに対して不敵に笑って見せるドラクロワは、トージローとの因縁について語り始めていた。
「はぁ?トージローの所為で封印されたって・・・あんたが封印されたのって、随分前の話でしょ?その時はまだトージローはこの世界に来てすらいないんだから、関係ないじゃない?」
「あれは、忘れもしない冬の日だった・・・」
「あ、もう勝手に話す感じなんだ・・・」
トージローの所為で封印されたと話すドラクロワに、そんな訳はないとカレンが突っ込みを入れる。
しかしそんな彼女の事などお構いなしに、ドラクロワは遠い目をしては過去に思いを馳せているようだった。
「私はいつものように、眷属と共に午後のティータイムを楽しんでいた。そこにあの男は現れたのだ・・・私が勇者召喚に必要な、あるアイテムを持っていると難癖をつけてな!!私には何の事だか、分からなかった!そんな私をあの男は問答無用と一方的にボコボコにし、件のアイテムを持っていないと分かると、今度は興味をなくしたと雑に封印していったのだ!!奴の雑な封印の所為で、私は意識を保ったまま何もない闇の中に何十年と一人で・・・一人で取り残されていたのだぞ!?この苦しみが、貴様達に分かるか!!?」
カレンの祖父であるエセルバードの過去の仕打ちについて声高に語るドラクロワは、彼の所為で酷い目に遭ったのだと叫んでいる。
それを叫ぶ彼の目は血走り、口元からは零れた涎が語気の勢いに泡となって吹き出してしまっている。
そこに今まで紳士然とした態度で高貴な吸血鬼を装っていた彼の姿はなく、それだけにその怒りが本物であることを如実に物語っていた。
「うわぁ・・・お爺様、昔は無茶苦茶だったんだ。そりゃ、あいつも怒るよね・・・でも、そのお陰であいつの恨みはトージローに向かってくれるかな?トージローとあいつをどう戦わせるか不安だったけど、これなら・・・」
祖父のかつての無茶苦茶な振る舞いに、彼が年を取り落ち着いた後の姿しか知らないカレンはドン引きしてしまっている。
自らの祖父がした仕打ちにはカレンも同情を禁じえなかったが、そのお陰で助かる事もある。
ただの老人にしか見えないトージローをドラクロワに敵だと認識させる術を彼女は有していなかったが、今の彼の様子にどうやらそれに頭を悩ませる必要はなさそうだ。
「あの男に返せなかったこの恨み、貴様に晴らさせてもらうぞ!異なる世界の勇者よ!!」
カレンの思惑通り、ドラクロワはトージローを敵視しては彼へと指を突きつけている。
その敵意に満ちた血走った瞳は、もはや他のものなど視界に入らないといった様子であった。
「よし!これで後は、トージローに任せれば大丈夫ね!あぁ、一時はどうなる事かと思ったけど、何とかなってよかったぁ」
完全にトージローへと移ったターゲットに、これでもう安心だとカレンは安堵の息を吐いている。
あの大魔王エヴァンジェリンすら一撃で屠ったトージローに、敵う存在などいる筈がない。
それを確信しているカレンは、もはや全ては終わったのだと安心しきっては、身体を地面へと投げだしていた。
「あぁ、そうだったな。貴様らにも相手を用意してやらねばならんな・・・ヴァーデ、相手をしてやれ」
「は、畏まりましたドラクロワ様」
自らのシルエットを激しく歪ませながらトージローへと近づいていたドラクロワは、その途中思い出したかのように立ち止まると、腕を伸ばして指を鳴らす。
そしてその音の反応するように少年がその影から這い出して来ると、彼に恭しくお辞儀をしていた。
「・・・へ?」
そんな新たな敵の出現に、完全にもう全てが終わったと脱力していたカレンは、呆けた表情で間の抜けた声を漏らしてしまっていた。
0
あなたにおすすめの小説
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
「魔法を使わない魔術師を切り捨てた国は、取り返しのつかない後悔をする
藤原遊
ファンタジー
魔法を使わない魔術師は、役に立たない。
そう判断した王国は、彼女を「不要」と切り捨てた。
派手な魔法も、奇跡も起こさない。
彼女がしていたのは、魔力の流れを整え、結界を維持し、
魔法事故が起きないよう“何も起こらない状態”を保つことだけだった。
代わりはいくらでもいる。
そう思われていた仕事は、彼女がいなくなった途端に破綻する。
魔法は暴走し、結界は歪み、
国は自分たちが何に守られていたのかを知る。
これは、
魔法を使わなかった魔術師が、
最後まで何もせずに証明した話。
※主人公は一切振り返りません。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!
飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。
貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。
だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。
なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。
その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる