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陣触・下
19-1「おかえり、マリアン」
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宇宙歴3502年1月21日0807時。
この日、航空隊のブリーフィングルームにマリアンが帰って来た。ヴィンツの体の修復が終わり、電脳の移植が始まるため、彼女は昨日の夜に医務室から追い出されてしまったそうだ。
当初マリアンは、ブリーフィングルームに顔を出す事に対して緊張していた。艦長に許可を貰い、航空隊の動向などをユキやミーチャを通じて共有して貰っていたとは言え、航空隊の仲間の前からずっと離れてしまっていた事に少なからず申し訳なさを感じていた。
だが、そのブリーフィングルームに入った瞬間、マリアンの目に飛び込んで来たのは、ブリーフィングルームの各椅子に憔悴しきってダレている仲間たちの姿だった。
「え? 何があったの?」
「あ、マリアンだ。マリアンが帰って来た……!」
そのマリアンの声に反応し、指揮官席に突っ伏していたユキが反応した。
瞬間である、航空隊員達がゆらりと蠢いたと思った瞬間に、マリアンは彼らに取り囲まれていた。
「ひっ」
後ずさろうとしたマリアンの背に、アザレアの身体が当たる。
「マリアン……」
次の瞬間にはマリアンの小さな体はアザレアによって優しく抱きかかえられていた。
「おかえり、マリアン」
そのトニアの声に合わせるように次々と航空隊員から彼女に「おかえり」と声が掛かった。
「ふふ、あははは。久々にマトモな奴が来た! そうだよ。マリアンとヴィンツがまだいるじゃないか!! 新規隊員なんか要らなかった!!」
そこで突然叫び出したのはミーチャである。この時ミーチャのストレスは限界に達していた。
「ミーちゃん! ダメでしょ! 非戦闘員の子も居るんだから、即戦力なんて無理だよ! あれだけ集まってくれたことにまず感謝しなきゃ。実際訓練さえすればあの子たちの多くも絶対に戦力になるよ。流石に全員はこのブリーフィングルームにも入らないけど、ね……」
そのミーチャを諫めるのはユキである。ユキとミーチャはあの航空隊募集騒動の後、業務後に艦長室を訪れ、その日に艦長が受け付けた航空隊入隊希望者のリストを受け取ると、同じくブリーフィングルームに残る航空隊員と共にその希望者の経歴や特技、各技能の成績などをさらっていたのだが、なかなかこれぞという入隊希望者は現れなかった。
その総数は3日で既に100名を超えている。ミーチャでなくともそれだけの人数の書類を業務後に精査するという作業は、航空隊員達に少なからずストレスを与えていた。
マリアンも、航空隊が新規の隊員を募集した、という話は医務室に訪れるクルー達の噂で聞いていたが、そこまでの人気である事はこの時まで知らなかった。
「なんだ、それなら、とりあえず最初からある程度戦える知り合いに声かければいいじゃない」
その、何気なく発したマリアンの一言に場が凍り付く。
彼女が放ったそのごくごく単純な発想に、この場にいる誰もが気付かなかったのである。
全員が項垂れた。
「え? 私何か悪い事言った?」
無言で自分を囲む一同にマリアンは戸惑いながら問いかけるが、航空隊員達から返事は無かった。
「と、いう訳で。マリアンによると、ヴィンツは午後には面会出来るらしいので、後でお見舞いに行こうと思います」
全員で気を取り直してミーティングを続ける事にした。差し当たって、ここ数日航空隊員達が行った入隊希望者たちの書類審査も決して無駄ではない。少なくとも入隊したい意志のある者がそれだけ居る、と分かっただけでも成果は大きいのである。
「で、何だが。誰かこの人ならって奴に心当たりのある奴いるか?」
言い出したのはミーチャである。勿論先ほどマリアンが言った「ある程度戦える知り合い」についての心当たりである。
「えっと、いいですか?」
それに対して手を挙げたのはクロウである。
「まずは、いろんな役職を既に持っていて難しいかも知れませんけど、シド先輩なんかがその筆頭だと思います」
その声に航空隊の一同は頷く。シドが既に実戦経験すら持つ兵士である事はこの場にいる人間なら察していた事実でもある。また、先日彼が機密格納庫で語った「空への未練」というセリフも彼なら二つ返事で引き受けるであろうという憶測を追加するものだった。
「ただ、先輩は現状かなりのハードワークですので、本人が希望してもこちらからのケアが必要でしょう。あの人放っておくと何処までも無理をしそうだ。その時にパラサ大尉に恨まれるのだけは僕はご免です。だから代案も出しておきます。この艦の技術科のクルーって何故か非戦闘員なのに戦闘訓練していますよね? 今、彼らの多くは格納庫で作業していますから、そもそもあまり航空隊の募集を認知していない可能性もあります」
クロウのこの一言も盲点であった。事実、技術科のクルーたちは現在デックスの改造作業に追われており、航空隊員入隊希望者のリストにも極端に数が少ない状況だった。
「さらに、彼らはその職務上デックスや量産型の構造を熟知している訳ですから、パイロットとしての完熟も何も知らないクルーより見込めるのでは無いでしょうか?」
「なるほどね、流石クロウ君…… 今技術科はそれこそ大変だから、そこら辺は私とシドが連携して話をした方が良さそうだね」
クロウの意見に対してユキは腕を組んで頷いた。
「他は? あ、ケルッコはいいや。オチが見えているから」
手を挙げようとしていたケルッコをユキは制した。それを聞いてケルッコは両肩を上げ皮肉に笑っている。クロウはここ数日で、ケルッコに対する評価が暴落しているのを感じていた。同性として接していればいい友人なのだが。
「あの、でしたら私からもよろしいですか?」
次に手を挙げたのは意外にもエリサである。ユキはそれに対してにっこりと「どうぞ」と促した。
「では、僭越ながら。この『つくば』には現在3名の元リッツ家で使用人をしていたクルーがおります。元はパラサお姉さまの使用人だったのですが、彼女たちはパラサお姉さまの護衛も兼ねておりましたので武術の心得もあります。即戦力として期待できるかも知れません」
「おお、いいじゃねぇか!」
そのエリサの提案にミーチャは歓声を上げる。因みにこの元使用人達とは以前パラサに協力して『つくば型』の情報を収集していたクルーであるが、現在航空隊においてその事実を知るものは居ない。
そもそもパラサ自身が拘束されていた事実自体、一部のクルーしか知らないのである。
「とりあえずこれで、残りの人員は艦長に任せればいい気がしてきたわね」
言って胸を撫でおろすのがトニアである。入隊希望者の中には明らかにトニアのファンと思われる男子たちも含まれていた。彼らが入隊すると思うと気が気ではなかったというのがトニアの正直な感想である。
因みに、各人のファンはケルッコが把握していた。彼はこの艦内において独自の情報網を持つらしく、ことクルーたちの恋愛事情についてやたらと詳しかった。
入隊希望の女子の3割がクロウのファンだと彼が言い出した時にはクロウは卒倒しそうになったが、ミツキに「いいご身分だわね」と嫌味を言われて何とか踏みとどまった。
そう言えば、とクロウは隣に座るミツキを覗き見る。ミツキは航空隊の女子たちと仲良くやっているようである。
気が付けば彼女らとよく食堂で食事を取っていたり、他愛のない話で盛り上がっていたりするミツキをクロウは見かけるようになっていた。マリアンとも顔見知りになっているようで、後ろの席に座ったマリアンをしきりに気にかけている。
クロウは今まで見たことがないその幼馴染の一面に少しホッとしつつも、自分にだけ時折風当たりが強いミツキに対して若干の不満も持っていた。
優しい子の筈なんだけどな、とクロウは思う。
因みにであるが、ミツキがクロウに対してきつく当たるのは、クロウが主にトニアと接している時が多い。その規則性についてクロウは気が付いていたが、ミツキとトニアは別段仲が悪い訳でもないようなのである。
この相反する二つの事実が、クロウの中に混乱を生んでいた。
もう一つ、クロウが気付いた身の回りの変化がある。
数日前にクロウ付き下士官となったアザレアであるが、どうやら常に彼女が護衛という訳では無いらしく、なんと今の所日替わりでクロウに随伴する少女が変わっている。19日はアザレア、20日はトニア、今日はエリサと言った具合である。
どうしてそうなったのかクロウには分からない。誰かに事情を聴かなければとは思うが、一番聞きやすそうなトニアが昨日一日中自分について回っていたというのに聞きそびれていた。
この日、航空隊のブリーフィングルームにマリアンが帰って来た。ヴィンツの体の修復が終わり、電脳の移植が始まるため、彼女は昨日の夜に医務室から追い出されてしまったそうだ。
当初マリアンは、ブリーフィングルームに顔を出す事に対して緊張していた。艦長に許可を貰い、航空隊の動向などをユキやミーチャを通じて共有して貰っていたとは言え、航空隊の仲間の前からずっと離れてしまっていた事に少なからず申し訳なさを感じていた。
だが、そのブリーフィングルームに入った瞬間、マリアンの目に飛び込んで来たのは、ブリーフィングルームの各椅子に憔悴しきってダレている仲間たちの姿だった。
「え? 何があったの?」
「あ、マリアンだ。マリアンが帰って来た……!」
そのマリアンの声に反応し、指揮官席に突っ伏していたユキが反応した。
瞬間である、航空隊員達がゆらりと蠢いたと思った瞬間に、マリアンは彼らに取り囲まれていた。
「ひっ」
後ずさろうとしたマリアンの背に、アザレアの身体が当たる。
「マリアン……」
次の瞬間にはマリアンの小さな体はアザレアによって優しく抱きかかえられていた。
「おかえり、マリアン」
そのトニアの声に合わせるように次々と航空隊員から彼女に「おかえり」と声が掛かった。
「ふふ、あははは。久々にマトモな奴が来た! そうだよ。マリアンとヴィンツがまだいるじゃないか!! 新規隊員なんか要らなかった!!」
そこで突然叫び出したのはミーチャである。この時ミーチャのストレスは限界に達していた。
「ミーちゃん! ダメでしょ! 非戦闘員の子も居るんだから、即戦力なんて無理だよ! あれだけ集まってくれたことにまず感謝しなきゃ。実際訓練さえすればあの子たちの多くも絶対に戦力になるよ。流石に全員はこのブリーフィングルームにも入らないけど、ね……」
そのミーチャを諫めるのはユキである。ユキとミーチャはあの航空隊募集騒動の後、業務後に艦長室を訪れ、その日に艦長が受け付けた航空隊入隊希望者のリストを受け取ると、同じくブリーフィングルームに残る航空隊員と共にその希望者の経歴や特技、各技能の成績などをさらっていたのだが、なかなかこれぞという入隊希望者は現れなかった。
その総数は3日で既に100名を超えている。ミーチャでなくともそれだけの人数の書類を業務後に精査するという作業は、航空隊員達に少なからずストレスを与えていた。
マリアンも、航空隊が新規の隊員を募集した、という話は医務室に訪れるクルー達の噂で聞いていたが、そこまでの人気である事はこの時まで知らなかった。
「なんだ、それなら、とりあえず最初からある程度戦える知り合いに声かければいいじゃない」
その、何気なく発したマリアンの一言に場が凍り付く。
彼女が放ったそのごくごく単純な発想に、この場にいる誰もが気付かなかったのである。
全員が項垂れた。
「え? 私何か悪い事言った?」
無言で自分を囲む一同にマリアンは戸惑いながら問いかけるが、航空隊員達から返事は無かった。
「と、いう訳で。マリアンによると、ヴィンツは午後には面会出来るらしいので、後でお見舞いに行こうと思います」
全員で気を取り直してミーティングを続ける事にした。差し当たって、ここ数日航空隊員達が行った入隊希望者たちの書類審査も決して無駄ではない。少なくとも入隊したい意志のある者がそれだけ居る、と分かっただけでも成果は大きいのである。
「で、何だが。誰かこの人ならって奴に心当たりのある奴いるか?」
言い出したのはミーチャである。勿論先ほどマリアンが言った「ある程度戦える知り合い」についての心当たりである。
「えっと、いいですか?」
それに対して手を挙げたのはクロウである。
「まずは、いろんな役職を既に持っていて難しいかも知れませんけど、シド先輩なんかがその筆頭だと思います」
その声に航空隊の一同は頷く。シドが既に実戦経験すら持つ兵士である事はこの場にいる人間なら察していた事実でもある。また、先日彼が機密格納庫で語った「空への未練」というセリフも彼なら二つ返事で引き受けるであろうという憶測を追加するものだった。
「ただ、先輩は現状かなりのハードワークですので、本人が希望してもこちらからのケアが必要でしょう。あの人放っておくと何処までも無理をしそうだ。その時にパラサ大尉に恨まれるのだけは僕はご免です。だから代案も出しておきます。この艦の技術科のクルーって何故か非戦闘員なのに戦闘訓練していますよね? 今、彼らの多くは格納庫で作業していますから、そもそもあまり航空隊の募集を認知していない可能性もあります」
クロウのこの一言も盲点であった。事実、技術科のクルーたちは現在デックスの改造作業に追われており、航空隊員入隊希望者のリストにも極端に数が少ない状況だった。
「さらに、彼らはその職務上デックスや量産型の構造を熟知している訳ですから、パイロットとしての完熟も何も知らないクルーより見込めるのでは無いでしょうか?」
「なるほどね、流石クロウ君…… 今技術科はそれこそ大変だから、そこら辺は私とシドが連携して話をした方が良さそうだね」
クロウの意見に対してユキは腕を組んで頷いた。
「他は? あ、ケルッコはいいや。オチが見えているから」
手を挙げようとしていたケルッコをユキは制した。それを聞いてケルッコは両肩を上げ皮肉に笑っている。クロウはここ数日で、ケルッコに対する評価が暴落しているのを感じていた。同性として接していればいい友人なのだが。
「あの、でしたら私からもよろしいですか?」
次に手を挙げたのは意外にもエリサである。ユキはそれに対してにっこりと「どうぞ」と促した。
「では、僭越ながら。この『つくば』には現在3名の元リッツ家で使用人をしていたクルーがおります。元はパラサお姉さまの使用人だったのですが、彼女たちはパラサお姉さまの護衛も兼ねておりましたので武術の心得もあります。即戦力として期待できるかも知れません」
「おお、いいじゃねぇか!」
そのエリサの提案にミーチャは歓声を上げる。因みにこの元使用人達とは以前パラサに協力して『つくば型』の情報を収集していたクルーであるが、現在航空隊においてその事実を知るものは居ない。
そもそもパラサ自身が拘束されていた事実自体、一部のクルーしか知らないのである。
「とりあえずこれで、残りの人員は艦長に任せればいい気がしてきたわね」
言って胸を撫でおろすのがトニアである。入隊希望者の中には明らかにトニアのファンと思われる男子たちも含まれていた。彼らが入隊すると思うと気が気ではなかったというのがトニアの正直な感想である。
因みに、各人のファンはケルッコが把握していた。彼はこの艦内において独自の情報網を持つらしく、ことクルーたちの恋愛事情についてやたらと詳しかった。
入隊希望の女子の3割がクロウのファンだと彼が言い出した時にはクロウは卒倒しそうになったが、ミツキに「いいご身分だわね」と嫌味を言われて何とか踏みとどまった。
そう言えば、とクロウは隣に座るミツキを覗き見る。ミツキは航空隊の女子たちと仲良くやっているようである。
気が付けば彼女らとよく食堂で食事を取っていたり、他愛のない話で盛り上がっていたりするミツキをクロウは見かけるようになっていた。マリアンとも顔見知りになっているようで、後ろの席に座ったマリアンをしきりに気にかけている。
クロウは今まで見たことがないその幼馴染の一面に少しホッとしつつも、自分にだけ時折風当たりが強いミツキに対して若干の不満も持っていた。
優しい子の筈なんだけどな、とクロウは思う。
因みにであるが、ミツキがクロウに対してきつく当たるのは、クロウが主にトニアと接している時が多い。その規則性についてクロウは気が付いていたが、ミツキとトニアは別段仲が悪い訳でもないようなのである。
この相反する二つの事実が、クロウの中に混乱を生んでいた。
もう一つ、クロウが気付いた身の回りの変化がある。
数日前にクロウ付き下士官となったアザレアであるが、どうやら常に彼女が護衛という訳では無いらしく、なんと今の所日替わりでクロウに随伴する少女が変わっている。19日はアザレア、20日はトニア、今日はエリサと言った具合である。
どうしてそうなったのかクロウには分からない。誰かに事情を聴かなければとは思うが、一番聞きやすそうなトニアが昨日一日中自分について回っていたというのに聞きそびれていた。
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