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モンスターハウスを昨日よりも短時間で攻略し、ドロップ品も火バサミと土嚢袋を投入した結果、腰や膝を痛めずに短時間で拾い集める事が出来た。
文明の利器って偉大だ。
棍を使っての多重戦闘も問題なくこなす事が出来た。
棍で戦ってみて思ったが、マチェットよりも遥かに戦いやすく、攻撃力もマチェットよりも遥かに高い。
これで人気が出ない理由がわからないな・・・。
モンスターハウスを出て、地図に載っている2階へと続く階段室に向かう。
道中出て来るのはスライムとゴブリンだけで、やはりヒュージスライムは出て来なかった。
階段室までは危なげ無く進む事が出来、ドロップ品もまぁまぁ溜まって来た。
そして階段室に入った。
階段室は階段があるだけの部屋で、他は何も無い。
かつてはこの部屋に階段を守る階層ボスが居たのだろう。
記録を調べればわかるのだが、どんな階層ボスだったのだろうか?
俺は歴史がある場所や、趣きのある場所で、かつての姿を想像して思いに耽ける事が好きだ。
「どんな姿のボスだったのかな・・・、一度会ってみたかったかな・・・」
誰も居ない階段室で俺は呟いた。
そして今日の目標を達成出来たので、ゲートに戻る事にした。
階段の前から階段室の入口に向かおうと振り返った瞬間、『ガシャン!!』と金属が擦れてぶつかる音と同時に、目の前に西洋甲冑が落ちて来た。
階段室初到達のボーナスかな?なんて思いながら西洋甲冑に近付くと、西洋甲冑は手に持った剣で斬り掛かって来た。
モンスターだったようです。
確か例のガイドによると、西洋甲冑のモンスターの名前は[ゴーストアーマー]で出現するのは9階層だったはず。
なんでこんな所に!?
俺は青笹さんに「退避してください」と言われた事を忘れて、棍棒を構えた。
ゴーストアーマーの斬撃を棍で受け止め、相手が剣を引いたタイミングで突きを放つ。
その突きはゴーストアーマーの胸に当たり、胸の部分を凹ます事は出来たが、致命的な攻撃ではなかったようだ。
突きでバランスが崩れたゴーストアーマーの頭部を、横から思いっきり叩いた。
その攻撃も見事に命中し、ゴーストアーマーの東部は胴体から離れ、転がっていった。
一旦距離を取り、ゴーストアーマーを追撃するべく様子を見ていると、ゴーストアーマーは剣を落として、両手を前に突き出し、「メガネ、メガネ、」と今にも言い出しそうな雰囲気で何かを探し始めた。
恐らく頭部を探しているのだろう。
なんとも言えないシュールな光景に耐え難くなってきた俺は、再び攻撃されないようにゴーストアーマーの剣を回収し、先程吹き飛ばしたゴーストアーマーの頭部、兜が転がっている所に歩いて行った。
転がっているゴーストアーマーの兜の内側には光る玉が入っており、もしかしてと思い「これが弱点?」と誰に聞く訳でも無いが呟いた。
だが兜の中の光る玉は俺の言葉に答えるかのように、点滅してくれた。
こいつバカだ・・・、それもかなり純度が高い・・・。
因みに胴体の方もかなりのバカで、全然関係ない所、頭部とは真反対の方向へ「メガネ、メガネ」のポーズのまま、歩き回っていた。
俺は兜に向かって、「俺は今からその光る玉を壊して、お前を倒す。いいな?」、と宣言をした。
まぁ「嫌です」と言われても倒すんだが、なんか言ってみたくなった。
棍で光る玉に突きを入れようと、テイクバックさせたその時、「マッテクダサイ」と片言で懇願する声が、兜から聞こえて来た。
「待ってどうなるの?今日の目標は達成出来たから、早くお前を倒して帰りたいんだけど。今こうしているのは俺の中では残業になるのね。残業手当払えるの?払ってくれるの?払えるなら手を止めるけど、払えないでしょ?だからさっさと倒されてくれない?俺、今日は買物に行きたいから」
そこまで一気に言って棍をもう一度テイクバックさせる、あとは突きを放てば光る玉に当たる。
ゴーストアーマー、さらばだ。
「払イマス!残業手当払イマス!払ワセテクダサイ!」
俺は手を止めた。
「支払い方法は?現金?振込?どっち?」
「現金ハモッテイマセン。振込ハ意味ガワカリマセン。代ワリニアイテムデオ支払イサセテクダサイ」
ゴーストアーマーはそう言って来た。
そして胴体と合体させて欲しいと言って来たので、兜を持って胴体の所まで行って、胴体に兜を乗せてやった。
「元通りに戻ったと思って調子に乗って襲って来ても、弱点も倒し方もわかったから、瞬殺するからな!」
元に戻ったゴーストアーマーは「ソンナコトシマセン」と言いながら目の前に手を伸ばすと、空間に裂け目が出来てその中から何かを取り出した。
「アマリイイモノデバアリマセンガ、キョウハコレデ勘弁シテクダサイ。今度来ラレタトキニハモットイイモノ用意シトキマス」
ゴーストアーマーはそう言いながら、虹色の玉[スキルオーブ]を差し出して来た。
しかも2つもある!
「気にしなくていいよ。これでも十分過ぎるくらい、お前の誠意伝わったから、気にしなくていいよ、ありがとう!」
俺はゴーストアーマーの気が変わらないうちにスキルオーブを回収した。
そしてそれを分けて仕舞える様に買物袋を出す為に、薄汚れた布袋をリュックから引っ張り出すと、
「オオ、ソレハ収納袋!物ガ無限二入リ時間モ止マル貴重ナ袋ヲオモチナラ、コンナ玉デハ満足サレナイデショウガ、ソレナノニ誠意ガ伝ワッタト言ッテクダサッタ」
こいつなんか勝手に盛り上がって感動している。
そして薄汚れた布袋は伝説級のとんでもアイテムだった・・・。
「私ハ[ファントムナイト]デス。オ名前ヲオ聞カセイタダケマセンカ」
えっ?こいつってゴーストアーマーじゃなかったの?なんで名前を聞いて来るんだろう?まっいっか、名前くらい。
「俺は安達臣。ダンジョンの探索者をやっている」
探索者になって今日が二日目だが、凄く偉そうに答えてやった。
「安達サマ・・・、安達様!私ノ忠誠ヲ捧ゲマス!ドウカオ受取リクダサイ!」
ファントムナイトが言って来たこれって、騎士の誓いってやつだった気がする。
たしか騎士が忠誠を誓いたい主人に出会った時に、自分の忠誠を捧げて、新たな主人の騎士になる時のあれだったような・・・。
こいつ純度高めのバカだけど、何か手伝ってくれそうだしな・・・。
「わかった!ファントムナイトの忠誠、確かに受け取った!」
映画で見たシーンを思い出して、俺は忠誠を受け取る発言をしてみた。
俺の言葉を受けてファントムナイトは、「オオオオ・・・」と感動しながら光を放ち始めた。
その光は目を開けていられない程強くなり、暫くしてから光は収まった。
文明の利器って偉大だ。
棍を使っての多重戦闘も問題なくこなす事が出来た。
棍で戦ってみて思ったが、マチェットよりも遥かに戦いやすく、攻撃力もマチェットよりも遥かに高い。
これで人気が出ない理由がわからないな・・・。
モンスターハウスを出て、地図に載っている2階へと続く階段室に向かう。
道中出て来るのはスライムとゴブリンだけで、やはりヒュージスライムは出て来なかった。
階段室までは危なげ無く進む事が出来、ドロップ品もまぁまぁ溜まって来た。
そして階段室に入った。
階段室は階段があるだけの部屋で、他は何も無い。
かつてはこの部屋に階段を守る階層ボスが居たのだろう。
記録を調べればわかるのだが、どんな階層ボスだったのだろうか?
俺は歴史がある場所や、趣きのある場所で、かつての姿を想像して思いに耽ける事が好きだ。
「どんな姿のボスだったのかな・・・、一度会ってみたかったかな・・・」
誰も居ない階段室で俺は呟いた。
そして今日の目標を達成出来たので、ゲートに戻る事にした。
階段の前から階段室の入口に向かおうと振り返った瞬間、『ガシャン!!』と金属が擦れてぶつかる音と同時に、目の前に西洋甲冑が落ちて来た。
階段室初到達のボーナスかな?なんて思いながら西洋甲冑に近付くと、西洋甲冑は手に持った剣で斬り掛かって来た。
モンスターだったようです。
確か例のガイドによると、西洋甲冑のモンスターの名前は[ゴーストアーマー]で出現するのは9階層だったはず。
なんでこんな所に!?
俺は青笹さんに「退避してください」と言われた事を忘れて、棍棒を構えた。
ゴーストアーマーの斬撃を棍で受け止め、相手が剣を引いたタイミングで突きを放つ。
その突きはゴーストアーマーの胸に当たり、胸の部分を凹ます事は出来たが、致命的な攻撃ではなかったようだ。
突きでバランスが崩れたゴーストアーマーの頭部を、横から思いっきり叩いた。
その攻撃も見事に命中し、ゴーストアーマーの東部は胴体から離れ、転がっていった。
一旦距離を取り、ゴーストアーマーを追撃するべく様子を見ていると、ゴーストアーマーは剣を落として、両手を前に突き出し、「メガネ、メガネ、」と今にも言い出しそうな雰囲気で何かを探し始めた。
恐らく頭部を探しているのだろう。
なんとも言えないシュールな光景に耐え難くなってきた俺は、再び攻撃されないようにゴーストアーマーの剣を回収し、先程吹き飛ばしたゴーストアーマーの頭部、兜が転がっている所に歩いて行った。
転がっているゴーストアーマーの兜の内側には光る玉が入っており、もしかしてと思い「これが弱点?」と誰に聞く訳でも無いが呟いた。
だが兜の中の光る玉は俺の言葉に答えるかのように、点滅してくれた。
こいつバカだ・・・、それもかなり純度が高い・・・。
因みに胴体の方もかなりのバカで、全然関係ない所、頭部とは真反対の方向へ「メガネ、メガネ」のポーズのまま、歩き回っていた。
俺は兜に向かって、「俺は今からその光る玉を壊して、お前を倒す。いいな?」、と宣言をした。
まぁ「嫌です」と言われても倒すんだが、なんか言ってみたくなった。
棍で光る玉に突きを入れようと、テイクバックさせたその時、「マッテクダサイ」と片言で懇願する声が、兜から聞こえて来た。
「待ってどうなるの?今日の目標は達成出来たから、早くお前を倒して帰りたいんだけど。今こうしているのは俺の中では残業になるのね。残業手当払えるの?払ってくれるの?払えるなら手を止めるけど、払えないでしょ?だからさっさと倒されてくれない?俺、今日は買物に行きたいから」
そこまで一気に言って棍をもう一度テイクバックさせる、あとは突きを放てば光る玉に当たる。
ゴーストアーマー、さらばだ。
「払イマス!残業手当払イマス!払ワセテクダサイ!」
俺は手を止めた。
「支払い方法は?現金?振込?どっち?」
「現金ハモッテイマセン。振込ハ意味ガワカリマセン。代ワリニアイテムデオ支払イサセテクダサイ」
ゴーストアーマーはそう言って来た。
そして胴体と合体させて欲しいと言って来たので、兜を持って胴体の所まで行って、胴体に兜を乗せてやった。
「元通りに戻ったと思って調子に乗って襲って来ても、弱点も倒し方もわかったから、瞬殺するからな!」
元に戻ったゴーストアーマーは「ソンナコトシマセン」と言いながら目の前に手を伸ばすと、空間に裂け目が出来てその中から何かを取り出した。
「アマリイイモノデバアリマセンガ、キョウハコレデ勘弁シテクダサイ。今度来ラレタトキニハモットイイモノ用意シトキマス」
ゴーストアーマーはそう言いながら、虹色の玉[スキルオーブ]を差し出して来た。
しかも2つもある!
「気にしなくていいよ。これでも十分過ぎるくらい、お前の誠意伝わったから、気にしなくていいよ、ありがとう!」
俺はゴーストアーマーの気が変わらないうちにスキルオーブを回収した。
そしてそれを分けて仕舞える様に買物袋を出す為に、薄汚れた布袋をリュックから引っ張り出すと、
「オオ、ソレハ収納袋!物ガ無限二入リ時間モ止マル貴重ナ袋ヲオモチナラ、コンナ玉デハ満足サレナイデショウガ、ソレナノニ誠意ガ伝ワッタト言ッテクダサッタ」
こいつなんか勝手に盛り上がって感動している。
そして薄汚れた布袋は伝説級のとんでもアイテムだった・・・。
「私ハ[ファントムナイト]デス。オ名前ヲオ聞カセイタダケマセンカ」
えっ?こいつってゴーストアーマーじゃなかったの?なんで名前を聞いて来るんだろう?まっいっか、名前くらい。
「俺は安達臣。ダンジョンの探索者をやっている」
探索者になって今日が二日目だが、凄く偉そうに答えてやった。
「安達サマ・・・、安達様!私ノ忠誠ヲ捧ゲマス!ドウカオ受取リクダサイ!」
ファントムナイトが言って来たこれって、騎士の誓いってやつだった気がする。
たしか騎士が忠誠を誓いたい主人に出会った時に、自分の忠誠を捧げて、新たな主人の騎士になる時のあれだったような・・・。
こいつ純度高めのバカだけど、何か手伝ってくれそうだしな・・・。
「わかった!ファントムナイトの忠誠、確かに受け取った!」
映画で見たシーンを思い出して、俺は忠誠を受け取る発言をしてみた。
俺の言葉を受けてファントムナイトは、「オオオオ・・・」と感動しながら光を放ち始めた。
その光は目を開けていられない程強くなり、暫くしてから光は収まった。
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