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エリクサーを持ち込んだ事が、結構な大事に発展し、自分の運の無さを呪っている俺です。
今、青笹さんのマイカーに乗って銀行に向かっています。
青笹さんのマイカーは俺が買った車の兄弟車、名前と外装が違うだけで中身は同じ車なので、乗り心地や車内から見える風景を楽しんでいるうちに、銀行に到着してしまった。
到着したのは地方銀行でも勢いのある大きな銀行の本店だった。
事前に連絡をしていた事もあってか、窓口対応時間外だったが、裏口から中に案内されて、すぐに契約をする事になった。
銀行の人は探索者協会の支部長が来るという事で、ガチガチに緊張していたのだが、青笹さんってそんなに偉い人なのか?と疑問を持ってしまうのは仕方がない事だろう。
契約が終わり、貸金庫の暗証番号と鍵の説明を受けてから、貸金庫室に向かった。
貸金庫は引き出しになっていて、それの中に預ける物を入れて施錠する事になっていると説明をされ、俺が使う貸金庫の番号を教えて貰ってから、俺一人で貸金庫まで行ってエリクサーを納めて来た。
貸金庫は俺以外開けられない様になっており、今回は例え銀行員でも開ける事は出来ないセキュリティーレベルの貸金庫を契約したと言われた。
無事にエリクサーを封印し、俺達は車に乗って桜ダンジョンに戻った。
戻る車内では、「グラトニースライムといいエリクサーといい、安達君には退屈させられません」、とか「この兄ちゃんはダンジョンに愛されてるんじゃないか?そんな話があったよな?」、とか2人は盛り上がっていたが、当事者のおれとしては、無理なく生活して行けるだけの収入が得られればいいや、なんて思っていた。
桜ダンジョンの職員用駐車場に到着すると、青笹さんが話し掛けて来た。
「安達君が朝自転車を漕いでここに向かっているのを見た事があるんですが、車は買わないのですか?」
と質問をして来た。
「実は・・・・・、」
青笹さんのマイカーの兄弟車を中古で買って、納車待ちをしている事を伝えると、
「安達君の収入であれば、この車を買うのは痛くも痒くも無いでしょう。今回の件が纏まったら、探索者をしなくても良いくらいの収入を得る事になると思います。でも探索者を辞めないでくださいね。久々に有望な探索者に出会えたので、出来るなら金級や黒級まで頑張っていただきたいところです」
と言われ、山本さんには、
「まぁ兄ちゃんだしな。兄ちゃんなら金や黒になっても文句はない。むしろこれだけの探索者が下のランクで燻られる方が迷惑って話だ」
と言われた。
因みに山本さんはドイツ製の高級な外車に乗っているらしい。
やはり探索者や協会幹部は儲かる様だ。
青笹さんはエリクサーの件をすぐに動くらしく、協会支部の建物に戻って行った。
山本さんは定時が近いらしく、「今日は早く帰って一杯やるぞー」と言いながら、武器屋の閉店作業に戻って行った。
俺は愛車のランボに跨って家に帰る事にした。
ランボを漕ぎながら今日一日を振り返った。
転移スキルはやはり有用性が高く、これから探索者を続けるのであれば必要不可欠なスキルである事。
そして山本さんの勧めてくれた武器は外れが無い事。
そしてエリクサーの事だ。
協会の二人もモンスターハウスを攻略して宝箱が出る事があるのは知っていたが、問題は中身だ。
滅多に出ない宝箱でも、中身が価値ある物の方が少ないらしい。
山本さん曰く、良くて宝箱の見つかった階層の攻略が楽になる程度の武器や、稀に貴金属が入っている事があるが、殆どが価値の低い物が出てくるそうだ。
価値が低いと言っても、売ればそこそこの金額になるので、見つけて損する事は無いそうだが、それでも浅い層でエリクサーが出た事は無かったそうなので、もしかしてもしかすると桜ダンジョンには本部の職員や、本部直属の探索者(能力の高い探索者はギルドシーカーという肩書きで高報酬で協会に雇われる制度があるらしい)が常駐するかもしれないと言っていた。
そして今回の俺への支払い金額が超高額になるのは確定しているので、本部の職員が間違いなく面談の申し出をして来るとも言われた。
面倒事は嫌なんだけどな・・・。
避けれるのであれば避けたいところではある。
そんなこんなで自宅に着いてしまった。
正直自宅に帰るのも気が重たい。
昨夜車の話をしてから、空気がおかしいんだよな・・・。
だが帰る家はここしかないので、嫌々ながらも家に入った。
帰宅した俺は魔界に荷物を置いて、すぐに風呂に入った。
それから、翌日の探索の準備を整えて、夕食まで部屋でゴロゴロする事にした。
ゴロゴロついでに気になっていた事を、スマホで検索する事にした。
それはスキルについてだ。
今まで3つのスキルを取得したのだが、判明しているスキルは偶然使う事が出来た[転移]のみ。
あとの二つはスキルの内容すら分かっていない。
俺はスマホでネットに接続し、ヤホーでググる事にした。
スキルの取得と検索すると、スキル取得に関して出て来た。
【スキルの取得:現在確認されているスキルの取得方法は、スキルオーブからの取得のみとなります。
スキルを取得出来た人は漏れなく[ステータス確認]が出来る様になるそうなので、運良くスキルオーブからスキルを取得する事が出来た激運な方は、[ステータス]と念じて、取得したスキルの確認をすると良いでしょう。
これは未確認情報ですが、先天的にスキルを所持して生まれて来る方もおられるそうですが、公式な記録は残っておらず、都市伝説の域を出る事が出来ない状態です。
先天的について何か情報をお持ちの方は、是非ご一報ください】
さすが【猿でもわかる以下省略】だ。
知りたい事を的確にアップしてくれている。
そもそもスキル取得なんて普通の探索者には夢のまた夢。
本来であれば絶対に叶わない事なのだ!
それを一つ目はグラトニースライムからのドロップ品で、二つ目と三つ目はファントムナイトからの残業手当と言う名目の上納品で手に入れる事が出来た。
そう言えばファントムナイトは「あまり良いものではありませんが・・・」と言ってスキルオーブを差し出して来た。
モンスターにとってスキルオーブは価値が無い物なのだろうか?
今度呼び出して聞いてみるか・・・。
そんな事を考えていたら「ご飯だよー!」と声を掛けられた。
そうだ、ファングボアの肉を渡しておこう!、そう思ってファングボアの肉塊を持って夕食の場に向かった。
今、青笹さんのマイカーに乗って銀行に向かっています。
青笹さんのマイカーは俺が買った車の兄弟車、名前と外装が違うだけで中身は同じ車なので、乗り心地や車内から見える風景を楽しんでいるうちに、銀行に到着してしまった。
到着したのは地方銀行でも勢いのある大きな銀行の本店だった。
事前に連絡をしていた事もあってか、窓口対応時間外だったが、裏口から中に案内されて、すぐに契約をする事になった。
銀行の人は探索者協会の支部長が来るという事で、ガチガチに緊張していたのだが、青笹さんってそんなに偉い人なのか?と疑問を持ってしまうのは仕方がない事だろう。
契約が終わり、貸金庫の暗証番号と鍵の説明を受けてから、貸金庫室に向かった。
貸金庫は引き出しになっていて、それの中に預ける物を入れて施錠する事になっていると説明をされ、俺が使う貸金庫の番号を教えて貰ってから、俺一人で貸金庫まで行ってエリクサーを納めて来た。
貸金庫は俺以外開けられない様になっており、今回は例え銀行員でも開ける事は出来ないセキュリティーレベルの貸金庫を契約したと言われた。
無事にエリクサーを封印し、俺達は車に乗って桜ダンジョンに戻った。
戻る車内では、「グラトニースライムといいエリクサーといい、安達君には退屈させられません」、とか「この兄ちゃんはダンジョンに愛されてるんじゃないか?そんな話があったよな?」、とか2人は盛り上がっていたが、当事者のおれとしては、無理なく生活して行けるだけの収入が得られればいいや、なんて思っていた。
桜ダンジョンの職員用駐車場に到着すると、青笹さんが話し掛けて来た。
「安達君が朝自転車を漕いでここに向かっているのを見た事があるんですが、車は買わないのですか?」
と質問をして来た。
「実は・・・・・、」
青笹さんのマイカーの兄弟車を中古で買って、納車待ちをしている事を伝えると、
「安達君の収入であれば、この車を買うのは痛くも痒くも無いでしょう。今回の件が纏まったら、探索者をしなくても良いくらいの収入を得る事になると思います。でも探索者を辞めないでくださいね。久々に有望な探索者に出会えたので、出来るなら金級や黒級まで頑張っていただきたいところです」
と言われ、山本さんには、
「まぁ兄ちゃんだしな。兄ちゃんなら金や黒になっても文句はない。むしろこれだけの探索者が下のランクで燻られる方が迷惑って話だ」
と言われた。
因みに山本さんはドイツ製の高級な外車に乗っているらしい。
やはり探索者や協会幹部は儲かる様だ。
青笹さんはエリクサーの件をすぐに動くらしく、協会支部の建物に戻って行った。
山本さんは定時が近いらしく、「今日は早く帰って一杯やるぞー」と言いながら、武器屋の閉店作業に戻って行った。
俺は愛車のランボに跨って家に帰る事にした。
ランボを漕ぎながら今日一日を振り返った。
転移スキルはやはり有用性が高く、これから探索者を続けるのであれば必要不可欠なスキルである事。
そして山本さんの勧めてくれた武器は外れが無い事。
そしてエリクサーの事だ。
協会の二人もモンスターハウスを攻略して宝箱が出る事があるのは知っていたが、問題は中身だ。
滅多に出ない宝箱でも、中身が価値ある物の方が少ないらしい。
山本さん曰く、良くて宝箱の見つかった階層の攻略が楽になる程度の武器や、稀に貴金属が入っている事があるが、殆どが価値の低い物が出てくるそうだ。
価値が低いと言っても、売ればそこそこの金額になるので、見つけて損する事は無いそうだが、それでも浅い層でエリクサーが出た事は無かったそうなので、もしかしてもしかすると桜ダンジョンには本部の職員や、本部直属の探索者(能力の高い探索者はギルドシーカーという肩書きで高報酬で協会に雇われる制度があるらしい)が常駐するかもしれないと言っていた。
そして今回の俺への支払い金額が超高額になるのは確定しているので、本部の職員が間違いなく面談の申し出をして来るとも言われた。
面倒事は嫌なんだけどな・・・。
避けれるのであれば避けたいところではある。
そんなこんなで自宅に着いてしまった。
正直自宅に帰るのも気が重たい。
昨夜車の話をしてから、空気がおかしいんだよな・・・。
だが帰る家はここしかないので、嫌々ながらも家に入った。
帰宅した俺は魔界に荷物を置いて、すぐに風呂に入った。
それから、翌日の探索の準備を整えて、夕食まで部屋でゴロゴロする事にした。
ゴロゴロついでに気になっていた事を、スマホで検索する事にした。
それはスキルについてだ。
今まで3つのスキルを取得したのだが、判明しているスキルは偶然使う事が出来た[転移]のみ。
あとの二つはスキルの内容すら分かっていない。
俺はスマホでネットに接続し、ヤホーでググる事にした。
スキルの取得と検索すると、スキル取得に関して出て来た。
【スキルの取得:現在確認されているスキルの取得方法は、スキルオーブからの取得のみとなります。
スキルを取得出来た人は漏れなく[ステータス確認]が出来る様になるそうなので、運良くスキルオーブからスキルを取得する事が出来た激運な方は、[ステータス]と念じて、取得したスキルの確認をすると良いでしょう。
これは未確認情報ですが、先天的にスキルを所持して生まれて来る方もおられるそうですが、公式な記録は残っておらず、都市伝説の域を出る事が出来ない状態です。
先天的について何か情報をお持ちの方は、是非ご一報ください】
さすが【猿でもわかる以下省略】だ。
知りたい事を的確にアップしてくれている。
そもそもスキル取得なんて普通の探索者には夢のまた夢。
本来であれば絶対に叶わない事なのだ!
それを一つ目はグラトニースライムからのドロップ品で、二つ目と三つ目はファントムナイトからの残業手当と言う名目の上納品で手に入れる事が出来た。
そう言えばファントムナイトは「あまり良いものではありませんが・・・」と言ってスキルオーブを差し出して来た。
モンスターにとってスキルオーブは価値が無い物なのだろうか?
今度呼び出して聞いてみるか・・・。
そんな事を考えていたら「ご飯だよー!」と声を掛けられた。
そうだ、ファングボアの肉を渡しておこう!、そう思ってファングボアの肉塊を持って夕食の場に向かった。
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