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少量の食事で、最低限必要な栄養素と満腹感を得る為に、ゆっくりとバナナとエネルギーゼリーを食べていると、モンスターハウスの入口の方から、俺に声を掛けて来る人が現れた。
「あのー、すいません。ここって確かオークの居るモンスターハウスだったと思うんですけど、もしかしてお兄さんが攻略しちゃいました?」
声を掛けて来たのは20代くらいに見える、レイピアを装備した女性の探索者で、その後ろにはド派手な装飾のされたロングソードを装備した男性探索者が立っていた。
「はい。いけそうだったので攻略してしまいました」
俺はそう答えてからバナナを食べていると、男性探索者は、
「マジか~!俺達もモンスターハウスを狙って来たんだけど遅かった~!ちょっとアイツらに説明してくるわ」
と言って、モンスターハウスから出て行った。
まだ他にも仲間が居るようだ。
残った女性探索者は俺に質問をして来た。
「周りに誰も居ない様ですけど、ソロですか?」
「はい。ソロで潜ってます」
短く答えると、女性探索者は何かを考え込む様な仕草をしながら、俺を値踏みするかの様な目で見て来た。
「お兄さんってまだ若そうですけど、何歳ですか?あと何色か教え貰えますか?」
なんで初対面の人に年齢はともかく、探索者証の色を教えにゃならんのだ。
だが、ランクが高ければウザ絡みはされないと聞いたので、年齢と一緒に教えてやる事にした。
「歳は18歳です。ランクは・・・」
とランクを言おうとしたところで、男性探索者がパーティーの残りのメンバーを連れて来た。
それを見た女性探索者は他のメンバーに、訳のわからない事を言い始めた。
「ねぇねぇこの子18歳だって。しかもソロでモンスターハウス攻略したみたい。でもこのままソロじゃ危ないから、私達のパーティーに入れてあげようよ!」
女性探索者の言った事に、派手剣は頷いている。
「そうだな。パーティーに入れば危険は下がるし、パーティーの皆で報酬も分けられるから、安定した収入を得られるしな。お兄さん俺達のパーティーに入りなよ。モンスターハウスのドロップ品の分け前は俺達に半分くれたらいいからさ。俺達緑級だけど、人数揃ってて連携も取れてるからソコソコ強いぞ。いい話だと思うぞ」
ダメだ・・・、こいつら頭の中身が逝ってやがる・・・。
俺は探索者証を出して、頭の中身が限界突破している奴らに見せながら、「一人で潜ってるからパーティーには入りません」と言ってやった。
この超越者達は、銀級探索者を見て驚いていたので、今がチャンスと立ち上がって、階段室に向かおうとしたら、派手剣が引き止めて来た。
「その若さでどうやって銀級になったのかは知らないけど、俺達もっとランク上げたいし、お金も欲しいんだよね。だからさぁ、俺達のパーティーで使ってやるから、俺達の為にモンスター倒してよ。勿論断らないよな?俺達は10人編成のパーティーだから、断ったらお兄さんを袋にしてしまうかもなーー」
先日の三下といい、俺が出会う探索者はまともな奴が居ない。
自分の運の無さにウンザリしていると、面白パーティーの後ろにある物がチラッと見えたので、言い返す事にした。
「一緒に行くつもりも無いですし、あなた方にボコボコにされるつもりもないです。自力で頑張ってください」
そう言って立ち去ろうとしたその時、このバカ達は一斉に武器を抜きやがった。
可哀想に・・・、彼等の終わりが始まってしまった。
「あんたを殺して物陰に隠してから、モンスターハウスのドロップ品は俺達が有効活用してやるよ。素直に俺達の言う事を聞いて、俺達の奴隷になっておけば早死にする事は無かったのに、残念だったな」
派手剣はそう言いながら、剣を俺に向けており、周りの愉快な仲間たちも武器を構えてヤル気満々の様子だ。
そして派手剣が剣を振りかぶった瞬間、ダンジョンには不釣り合いな銃声が鳴り響いて、派手剣のロングソードが銃で撃たれた。
「迷宮機動隊だ!お前らそこまでだ!お前らの言動は全て撮影させて貰った!証拠は揃っているから言い逃れは出来ないぞ!」
銃を構えたまま、迷宮機動隊の人達がお笑い軍団に告げた。
咄嗟の事に硬直している派手剣達を、迷宮機動隊の人達は子どもをあしらう様に制圧していく。
そして俺の所まで来ると、話し掛けて来た。
「お兄さん災難でしたね。こいつらは全員現行犯逮捕となりますので、申し訳ないですが、お兄さんも被害者として同行して貰えませんか?」
迷宮機動隊の人がそう言って来るのならNOは言えない。
俺は同行すると伝えてから、手錠を掛けられて、連行される派手剣軍団の後ろを歩いていた。
一緒歩いていた迷宮機動隊の人に、「災難でしたね」と言われたが、災難以外の何物でもない。
本来であれば今日はダンジョンに泊まり込みで探索をする予定だったのに、このバカ達のせいで地上に戻らないといけなくなった。
連行中の戦闘は迷宮機動隊がすると言っていたが、むしゃくしゃするので俺に戦闘をさせて貰う様たのんで、俺が戦闘をする事になった。
ゲートまでの道のりで出て来たモンスターは、怒りを込めた棍の攻撃で、全て一撃で沈めてやった。
俺のモンスターに対する圧倒的な暴力を見て、迷宮機動隊の方々も、バカ軍団も呆気に取られていた。
迷宮機動隊の人が派手剣に、
「あのまま斬り掛かってたら、お前もオークみたいに一撃で葬られる所だったな・・・。あの人には自分を守る正当防衛の権利があったからな。俺達が介入して命拾いしたな」
と言われ、真っ青な顔で何度も頷いていたのは、見てて面白かった。
なんとか無事にゲートに辿り着き、バカ軍団は迷宮機動隊の桜ダンジョン派出所で簡単な事情聴取をした後に、本署まで移送されるらしい。
迷宮機動隊の前で武器を構えて、堂々と「お前を殺して」とか「ドロップ品は俺達が」とか言っていたので、未遂だったとは言え、殺人未遂、強盗未遂、銃刀法違反、脅迫と適応される罪科が盛り沢山だそうで、逮捕された時点で最低でも10年以上お勤めする事が確定したそうだ。
欲を出さなければ身を滅ぼす事は無かったのに・・・、南無・・・。
この後、青笹さんに呼び出されネチネチとお説教をされたのだが、解せない・・・。
俺は一方的な被害者だったのに・・・。
「あのー、すいません。ここって確かオークの居るモンスターハウスだったと思うんですけど、もしかしてお兄さんが攻略しちゃいました?」
声を掛けて来たのは20代くらいに見える、レイピアを装備した女性の探索者で、その後ろにはド派手な装飾のされたロングソードを装備した男性探索者が立っていた。
「はい。いけそうだったので攻略してしまいました」
俺はそう答えてからバナナを食べていると、男性探索者は、
「マジか~!俺達もモンスターハウスを狙って来たんだけど遅かった~!ちょっとアイツらに説明してくるわ」
と言って、モンスターハウスから出て行った。
まだ他にも仲間が居るようだ。
残った女性探索者は俺に質問をして来た。
「周りに誰も居ない様ですけど、ソロですか?」
「はい。ソロで潜ってます」
短く答えると、女性探索者は何かを考え込む様な仕草をしながら、俺を値踏みするかの様な目で見て来た。
「お兄さんってまだ若そうですけど、何歳ですか?あと何色か教え貰えますか?」
なんで初対面の人に年齢はともかく、探索者証の色を教えにゃならんのだ。
だが、ランクが高ければウザ絡みはされないと聞いたので、年齢と一緒に教えてやる事にした。
「歳は18歳です。ランクは・・・」
とランクを言おうとしたところで、男性探索者がパーティーの残りのメンバーを連れて来た。
それを見た女性探索者は他のメンバーに、訳のわからない事を言い始めた。
「ねぇねぇこの子18歳だって。しかもソロでモンスターハウス攻略したみたい。でもこのままソロじゃ危ないから、私達のパーティーに入れてあげようよ!」
女性探索者の言った事に、派手剣は頷いている。
「そうだな。パーティーに入れば危険は下がるし、パーティーの皆で報酬も分けられるから、安定した収入を得られるしな。お兄さん俺達のパーティーに入りなよ。モンスターハウスのドロップ品の分け前は俺達に半分くれたらいいからさ。俺達緑級だけど、人数揃ってて連携も取れてるからソコソコ強いぞ。いい話だと思うぞ」
ダメだ・・・、こいつら頭の中身が逝ってやがる・・・。
俺は探索者証を出して、頭の中身が限界突破している奴らに見せながら、「一人で潜ってるからパーティーには入りません」と言ってやった。
この超越者達は、銀級探索者を見て驚いていたので、今がチャンスと立ち上がって、階段室に向かおうとしたら、派手剣が引き止めて来た。
「その若さでどうやって銀級になったのかは知らないけど、俺達もっとランク上げたいし、お金も欲しいんだよね。だからさぁ、俺達のパーティーで使ってやるから、俺達の為にモンスター倒してよ。勿論断らないよな?俺達は10人編成のパーティーだから、断ったらお兄さんを袋にしてしまうかもなーー」
先日の三下といい、俺が出会う探索者はまともな奴が居ない。
自分の運の無さにウンザリしていると、面白パーティーの後ろにある物がチラッと見えたので、言い返す事にした。
「一緒に行くつもりも無いですし、あなた方にボコボコにされるつもりもないです。自力で頑張ってください」
そう言って立ち去ろうとしたその時、このバカ達は一斉に武器を抜きやがった。
可哀想に・・・、彼等の終わりが始まってしまった。
「あんたを殺して物陰に隠してから、モンスターハウスのドロップ品は俺達が有効活用してやるよ。素直に俺達の言う事を聞いて、俺達の奴隷になっておけば早死にする事は無かったのに、残念だったな」
派手剣はそう言いながら、剣を俺に向けており、周りの愉快な仲間たちも武器を構えてヤル気満々の様子だ。
そして派手剣が剣を振りかぶった瞬間、ダンジョンには不釣り合いな銃声が鳴り響いて、派手剣のロングソードが銃で撃たれた。
「迷宮機動隊だ!お前らそこまでだ!お前らの言動は全て撮影させて貰った!証拠は揃っているから言い逃れは出来ないぞ!」
銃を構えたまま、迷宮機動隊の人達がお笑い軍団に告げた。
咄嗟の事に硬直している派手剣達を、迷宮機動隊の人達は子どもをあしらう様に制圧していく。
そして俺の所まで来ると、話し掛けて来た。
「お兄さん災難でしたね。こいつらは全員現行犯逮捕となりますので、申し訳ないですが、お兄さんも被害者として同行して貰えませんか?」
迷宮機動隊の人がそう言って来るのならNOは言えない。
俺は同行すると伝えてから、手錠を掛けられて、連行される派手剣軍団の後ろを歩いていた。
一緒歩いていた迷宮機動隊の人に、「災難でしたね」と言われたが、災難以外の何物でもない。
本来であれば今日はダンジョンに泊まり込みで探索をする予定だったのに、このバカ達のせいで地上に戻らないといけなくなった。
連行中の戦闘は迷宮機動隊がすると言っていたが、むしゃくしゃするので俺に戦闘をさせて貰う様たのんで、俺が戦闘をする事になった。
ゲートまでの道のりで出て来たモンスターは、怒りを込めた棍の攻撃で、全て一撃で沈めてやった。
俺のモンスターに対する圧倒的な暴力を見て、迷宮機動隊の方々も、バカ軍団も呆気に取られていた。
迷宮機動隊の人が派手剣に、
「あのまま斬り掛かってたら、お前もオークみたいに一撃で葬られる所だったな・・・。あの人には自分を守る正当防衛の権利があったからな。俺達が介入して命拾いしたな」
と言われ、真っ青な顔で何度も頷いていたのは、見てて面白かった。
なんとか無事にゲートに辿り着き、バカ軍団は迷宮機動隊の桜ダンジョン派出所で簡単な事情聴取をした後に、本署まで移送されるらしい。
迷宮機動隊の前で武器を構えて、堂々と「お前を殺して」とか「ドロップ品は俺達が」とか言っていたので、未遂だったとは言え、殺人未遂、強盗未遂、銃刀法違反、脅迫と適応される罪科が盛り沢山だそうで、逮捕された時点で最低でも10年以上お勤めする事が確定したそうだ。
欲を出さなければ身を滅ぼす事は無かったのに・・・、南無・・・。
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俺は一方的な被害者だったのに・・・。
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