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優しいアイツ※
しおりを挟む『キュッ』
シャワールームの個室で優人は壁に両手をついて項垂れ、排水溝へと吸い込まれていく水を呆然と見つめながら先ほどうずいた腹の辺りをなでた。瞼を閉じると今はもう病床についた父親の元気だったころを思い浮かべて、その姿に自分の像を重ねるのだった。
「……よし。」
しかし扉を開くと、そこにはなんと一番顔の見たくない素っ裸の透の姿があった。
「……何してんの、お前。」
「お前が誰かに襲われるんじゃないか心配で。」
「襲ったのはお前だろ!」
そう言うと透は気に入らないように口をひん曲げながらも眉間にしわを寄せて悲しそうな顔をし、優人は力が抜けてしまうのだった。
優人は透をほって更衣室に移ると制服に着替え始めた。すると荷物を横に置いていたらしい透も揃って着替え始めたのだった。結局2人一緒に保健学習室を出て迎えの車が待っている校庭まで歩き、優人は透に見送られる形となった。
「……。」
『バタン』
「おつかれさまです。」
「おつかれさま。」
運転手席に座るのはロマンスグレーの髪の渋い似合う眼鏡を掛けた佐川義則で、通常ドライバーはβが就く中αの身でありながら彼はもう30年以上ドライバーとして三井家に仕えていた。
『ブルルルルルルン』
優人はフロントミラーに映る透を見つけるとバックシートへ身を沈めるのだった。
「随分と懐かれている様子で。」
佐川はまるで微笑ましいことの様にそういうのだった。
「笑い事じゃないよ……。」
「すみません、つい。」
「ううん。」
「俺、匂い漏れてるのかな……?」
そう言って優人は自分の腕を嗅いだ。
「……私には分かりませんが。」
「じゃあ、やっぱり身長のせいかな。」
「というよりはそれだけ優人様が魅力的ということだと思いますよ。兎津賀高校ではα同士の恋愛も珍しくありませんし。」
「魅力的、ねぇ……。」
「永塚様っていうのがまた大変ですよね。」
「そうなんだよ……。」
三井財閥の御曹司に平気で手出し出来るのは学校中でも永塚財閥ぐらいなものだったのだ。
「住良木様が毎日寝る間も惜しんで色々掛け合って下さってるみたいですから、もう少しどうか辛抱ください。」
そう言った佐川の声は柔らかく、時さへ立てば良い未来が訪れるのを確信しているようだった。
「うん。分かってるよ。」
優人は、通り過ぎていく景色を見ながら頭に幼い頃の記憶を思い描いた――
「優人、お母さんたち父さんとは別の家で暮らそうね。」
5歳の優人が握る紙には性別の診断結果欄にΩと印字されている。母親は降りかかる災難を見通して優人にそう言ったのであったが、優人にはその意味が全く分からなかった。周りの親戚が言うには、自分が性別を偽れば3人仲良く暮らしていけるというのに、どうしてそうしないのだろうか。
「お母さん、どうして?お父さんのこと嫌いなの?」
「お父さんのことは好きよ、でもね……。」
すると部屋の扉が開き、まだ若い住良木の義理の叔父が人形のように可愛い子供を連れて入ってきた。
「優子さん、大丈夫ですよ。薬は私の息子の血液から作りますから、負担なんてほとんどない。」
「……でもっ――」
「お母さん、リコンなんてやだよ……。」
優人はいつかテレビドラマで見た涙に暮れる一家の姿と自分たちが重なるのを恐れ、目を潤ませながら母親を見たのだった。
「……。」
――
身体の弱い優人の父親はもうベッドから離れることはなく先は短かった。となると後継ぎ問題が出てきて、まだ性別不明の優人か、優人の父親の弟でαの洋介かの2択に絞られていたが、優人がΩと診断されると自動的に洋介へと決まるはずだった。しかしこの洋介が役員らにとって問題だったのだ。
元々三井財閥は大衆向けの家具や家電などの商品開発によって今までの地位や財産を築き上げて来ていたのだが、洋介はそれに反するような高級路線を圧している。
それを許せない役員らは極秘に優人と母親を説得しに来たという訳だった。
優人が継ぐと決まってからは洋介派の人間を追い出すことに次々と成功し、後は洋介の持つ自社株を奪えば会社は安泰となる予定だった。
優人自身は会社経営にさほど興味が無かったが、自身の始めた嘘として、またしがらみはあるとは言え世話になっている親戚のためにその責任を全うしようと心に決めていたのだった。
三井財閥の本家は東京の一等地から少し外れた所にあったが、その分大きさはちょっとした庭園付きの美術館程あった。大正に建てられた屋敷は当時流行の洋風建築を取り入れた大正モダンな木造家屋だった。
「ただいま。」
屋敷に入ると客間に同じ制服を着た件の住良木光毅(すめらぎみつき)の姿があった。
住良木光毅は兎津賀高校の3年生で優人の従妹にあたった。睫毛の長く大きな目が印象的な男で、潤った唇やキメ細やかな肌のせいかどこか中性的でありウェーブの髪と合わさって絵本に出て来る王子のようだとよく称されていた。しかし華奢に見えるようで身長は175cmと高ければしなやかな筋肉もついており優人を軽々と持ち上げては振り回すことが出来た。
「おかえり。なんだか疲れている顔をしているね。」
「う、うん……。」
優人が避けるように廊下を進もうとすると、光毅はその優人の手を取るのだった。
「今日お薬の日だね。」
「自分でやれるよ。」
この薬とは発情期を抑えてαのフェロモンを発せさせるためのものだったが、ただし座薬であった。
「優人の健康のためにも匂いの確認をさせて。切れかけている今が一番分かりやすいんだから。」
「……。」
優人は光毅に差し出された手を渋々取り、そのまま優人の部屋へと2人で行くのだった。優人はベッドに座るとズボンと下着をおずおずと脱いだ。
すると光毅はその足へ口づけを落としながら徐々に開かせてそのまま赤子のオムツを替えるように優人の体を倒し窓から射す陽の下に優人の後孔を晒した。
「優人は恥ずかしいと思うんだけど、少し我慢しててね。」
「ちょっとの間足開いて自分で持っててくれる?」
優人は羞恥心で体を赤くしながら、言われる通り足を持った。優人のソレは薄っすらと芯を固くしていたが光毅はそれに気づきつつも何も言わず、ベッドを軋ませるとその綺麗な顔を後孔の間近まで近づけてその臭いを嗅いだ。
「……あぁ。やっぱりすごい良い匂い。でも前より優人自身の匂いが強くなってるね。」
優人は自分の股越しに普段性的な香りを出さない光毅が目を座らせて舌なめずりをする姿を見ると、自分のモノに熱が集まる感覚を覚え自分が支配されることに喜ぶΩであることを意識させられるのだった。かといって明日からまたαとして振舞うことを思うと優人は気が変になりそうだった。
「……もう薬入れて終わりにしてよ。」
「いつもだったらそうするんだけど、気になるな……。」
「そんな違うんだ。」
「うん。今日はちょっとエッチなことしよっか。」
優人を起こすと光毅はまるで何でもないことのようになごんだ表情でそう言った。
「えっ……?」
「驚いた?中が濡れるかどうか確認したいんだよ。そしたら発情も近いだろうからね。」
「……。」
「大丈夫、痛いことはしないから。ね?」
耳元で熱い息を吐くように光毅が囁くと、優人はためらい勝ちにゆっくり頷いた。
すると光毅は優人にゆっくりと濡れた唇を重ねるのだった。最初は合わせるだけだったが徐々にはむようになり、それに合わせて優人が口を動かすとゆっくりと舌をさし込んでくるのだった。
「んっ……。」
唇を合わせながら2人は舌を絡め合った。ふと光毅の熱い手が優人の乳首の下に触れて、優人はシャツのボタンがいつのまにか全て外されていたことに気付いて驚く。
優人はそのまま光毅の動きに合わせてシャツを脱ぎそのまま押し倒された。
『チュッ、チュッ、チュッ、チュッ』
優人は首筋をついばまれながら上半身のお腹もくすぐるように撫でられると息を荒くし、そのまま手が鼠径部まで伸びてまたくすぐられるように撫でまわされると喘いだ。
「気持ちよさそうな声が聞けて良かった。」
光毅がそう言い優人が視線を合わせると、光毅は汗をにじませながら目を細めて笑うのだった。
優人のことを気遣ってばかりいる光毅の顔を見ると優人はΩがどうだとかαがどうだとかそう言った守るべきことが段々とどうでもよくなるのだった。
「するならもっと、ちゃんと触って欲しいかも。」
「……もうちょっと焦らしたらだめ?」
「何でそんな……。」
「優人に触れられる機会なんて滅多にないから、出来る限りのことしたいんだよ。」
光毅はそう言って手の甲に唇を落とした。
「後で嫌ってぐらい触ってあげるから、ね?」
「……分かった。」
すると光毅は喜びを表すようにまた頬や首筋にキスをしながら優人を肘立ちの四つん這いにさせ、次は背中にキスを落としながら体の側面を指でくすぐるように撫でる。触れられ慣れていない背中に息と唇と指が触れる度、優人は体をビクつかせた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、んん!」
さらに光毅はうなじから尻に掛けて体の中心に舌を這わせながら太ももを指でくすぐるように撫でる。
「はああっ……。」
優人は涙目になって腰をうねらせ、優人のソレはいきり立ち我慢出来ないようにシーツに涎をたらしている。
『チュッ、チュッ、チュッ、チュッ』
「んっ……んんっ。」
堪え切れなくなって優人はソレに手を伸ばしてゆっくりとしごき始めた。
「ごめん、我慢出来なくなっちゃったんだね。」
「今からいっぱい乳首も触ってあげるからね。」
そう耳元で囁くと光毅は優人に後ろから覆いかぶさり、耳朶を舐めながら、濡らした指で優人の乳頭の側面を転がした。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……。」
『ピチャッピチャッピチャッ』
優人の神経は音にすら反応し甘い痺れを来すようになっていた。
「あっ……あっ……。」
光毅は優人の声の甘みが増すと背中をなめながら後ろずさり、お尻にキスをしながら優人の腰を高く上げさせた。そして優人の頬をなでて自分の顔に注意を向けさせると
「優人、後ろ舌で触れるね。今日はΩに戻った気でいっぱい喘いで。」
と言ってこめかみにキスをし微笑んで見せたが、その瞳の奥には隠しきれない痛みが潜んでいる様だった。すると優人は自分の右のお尻を引っ張って後孔を露わにし
「じゃあお願い。」
と言うのだった。
「すごいエッチだね。」
光毅は声を上ずらせながら甘い息を吐いた。
『チュピップチュッ』
光毅は優人の後孔周りを丁寧に舐めながら乳首の先を爪でひっかき、優人は夢中で自分のものをしごいた。
「あっ……あっ……!」
『チュッ、ジュルッ、ピチャ』
徐々に優人の後孔はほぐれ、光毅舌の粘膜と優人後孔の粘膜がお互いをこすり付け合う。
「あっ、あっ、あっ、イク、イク!」
光毅の舌が優人の後孔に深く入ったのを引き金にして、優人はそのまま精を放った。
「はっ……はっ……。」
優人はお尻を光毅に向けたままベッドにへたりこんだ。
「もうちょっとだけ頑張って。」
光毅はそう言うと引き続き舌を後孔に挿れ入り口を内側から広げる様に舐め回した。
「はぁっ……あっ!」
優人の腰は跳ねようとしたが光毅はそれを抑え込んで、乳首をこね回す。頭をベッドに沈めながら、ふと優人は自分の股のトンネル越しに光毅の股の大きく盛り上がっていることに気付いた。
『ピチャッピチャッグチュッ』
「うっ……あっ。み、みつき……。みつき!」
「あ、痛かった?」
優人は黙ったまま光毅のソレに手を伸ばして指で摩った。
「……んっ。」
光毅の声を聞くと優人は気もちが大きくなり態勢を変えて、光毅のファスナーを降ろすとソレを口に含んだ。
「はっ……、気持ち良い。」
そう言われると優人も心が満たされて、口の中で光毅のソレが膨らむと自分のソレに電流が走り同じように大きくしたのだった。
「お尻こっち向けて。」
光毅がそう言うと優人は言われた通り光毅がお尻をいじりやすいように見せた。
すると光毅は、左手は乳首の先をさすりながら右手でシーツに投げ出してあった座薬とローションを引寄せた。
「そろそろ薬入れるね。」
優人は光毅のものを口に深く入れたまま軽く頷いた。ローションにまみれた光毅の指が後孔をなでまわし始める。優人は口で懸命に光毅のモノをしごいた。
「んっ……!」
光毅の指が後孔に入ると優人は軽く精を放った。そのまま光毅が前立腺をピンポイントで擦り始めると優人は光毅のソレを口に含んだまま動けないでいた。
「優人、口離しても良いからね。」
そう言われるとむしろ優人は頑張ってしまいたくなって、喉の奥であえぎながら必死に口を動かした。
「はっ……かわいい、優人。」
そう言われるとαらしく振舞わなければならないと締め付けられていた心がますます解放されていくように優人は感じるのだった。
「んっ……んっ……んっ……ああっ!」
優人の後孔が痙攣し始めると光毅は指を抜き、代わりに座薬を前立腺へと突き立て軽くマッサージをした。
「んんんんん!」
すると優人はその刺激に我慢できなくなって精を放ち、その光景をうっとりとして見ながら光毅もそのままベトベトになっている優人の口へと精を放ったのだった。
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