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ダンジョンでのレベル上げ
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・ライル団長、もうじきムアラ村に着きます。
馬車の操縦席にいたカールから声が掛かる。
・よし、村に着いたら宿舎内の各自の部屋に荷物を置いてから、宿舎前に集合だ。
・了解(わかった
俺だけ返事が違ったよ。
お二人さんは兵士だから当たり前か。
・後で部屋の場所だけ教えてくれ
俺には荷物が無いから先に外で待ってる。
・わかった。
では両名、裕輝を待たせるな。
ゆっくりでも良いんだよ?
あんまり急ぐと困るから。
こう見えて緊張してるんです。
鎮まれ、俺の心臓!
馬車は宿舎の前に止まり、3人は宿舎の中へ。
俺は暇なので剣の素振りをする
・剣術スキルを獲得。
うお、ビビった。
急にアナウンス掛かるから焦る。
成る程、剣を使ったから剣術スキルね。
分かり易い。
手っ取り早く強くなるには、
一つの事を極めるに限る。
武器は剣を使い、魔法は光魔法?を極めるか。
魔法の使い方が未だにわからんがな。
光魔法って言われてもね。
・裕輝、待たせたな。
ではこれからダンジョンへ向かう。
先頭はカール、続いて裕輝
リーシュ、殿(しんがり)は俺だ
裕輝にとっては初めてのダンジョンになる、
進行速度は遅めで行くぞ。
・了解×3
お、上手く2人に合わせれた。
俺も返事はこれで行くか。
初めてのダンジョン、ドキドキする。
・ふぅ、
・あの、裕輝さん。
緊張されるのは分かりますが、
カールさんのスカウトは優秀です。
リラックスしながら行きましょう。
リーシュが気に掛けて話しかけてくれた。
めっちゃ良い子だ。
・ありがとう
とりあえず深呼吸しながら慣らして行くよ
パーティーはゆっくりとダンジョンを降っていく
・なあ、ライル。
洞窟なのに妙に明るく無いか?
普通なら真っ暗だろ?
・ああ、その所はまだ研究段階だ。
魔物の居ない洞窟は真っ暗なんだがな。
魔物が生息している所は何故か明るい。
魔法石が関係しているんじゃ無いかって専門家は言っているが真相は解らないままだ。
とりあえず、明るい洞窟は魔物が居るダンジョンとして区別しているんだ。
へぇ、ダンジョンに専門家っているんだな。
確かに不思議だから調べたくもなるか。
てか、魔法石って何だ?
聞きたいのは山々だけど今は進軍中だしな。
無駄話は極力辞めておくか。
更に奥へと進み、下りの階段を見つけた。
・ここを降れば魔物が生息しているゾーンに入る
無駄話はしない様に注意してくれ。
音で反応する魔物も居るからな。
さっき魔法石の事聞いておけばよかったよ!
敵が出ない場所なら先に教えてライル!
一行は地下二階に入る。
すると、
・ライル団長
左の広場に敵影3です。
・よし、様子を見る
広場の前で隠れて中を覗く、、
・ふむ、イビルフライとカルラか。
飛んでる敵はまだ難しいか、、、
裕輝、お前は下にいるカルラを倒せ。
カールと俺はイビルフライを2体相手する。
リーシュ隊長は魔力温存と周囲の警戒を。
裕輝が危険だと感じたら迷わず援護を。
では作戦開始。
ライルの合図で皆んなが飛び出す。
・よし、初戦闘だ。
この、、、名前なんだっけ?
モグラネズミさん、悪いが死んでもらう。
適当にネーミングしながら剣を構える。
とりあえず剣道の構えで良いか、
剣の事よく知らないし。
モグラネズミがこちらを見て警戒する。
俺は深呼吸の後、大きく踏み込んだ、、、
・!!はええ、
自分の速さに脳が付いて行けなかった。
斬撃は見事に外れるが、自身のスピードに焦る。
・落ち着け。
必ず思考も追いつける筈だ。
いきなりでビビったが、さっきのスピードを思い出して倒すイメージを固めよう。
少しイメージトレーニング。
その間、カルラが待ってくれるわけもなく攻撃してくるが、動きが遅く感じる為、難なく躱す。
・よし、次こそ
行くぞ!
ザシュ
・カルラを倒しました。
・イビルフライを倒しました。
・レベルが上がりました
アナウンスが流れる。
・む?俺はイビルフライ倒してないけど?
振り返るとライルがイビルフライを倒していた。
もう一体はカールが牽制して近づかない様にしている。
成る程、ああやって一体ずつ倒すのね。
パーティーが倒してもアナウンスが入るんだな。
残りはイビルフライが一体だけか、、、
俺は足に力を溜めた。
そして
・行くぞ
思い切り蹴り出し、飛ぶ様に敵に斬りかかる。
ザシュ
・イビルフライを倒しました。
・よし、上手く行った。
・裕輝、凄いな。
戦闘は初めてだろう?
・ああ、初めてだ。
最初は思考が追い付いてこなくて上手く動けなかったが、落ち着いたら意外と楽に行けた。
・そうか、本当に頼もしい奴だ。
俺も負けてられないな。
・裕輝さん、凄い。
リーシュ、もっと褒めて。
俺、頑張っちゃうから。
・ところでライル、
倒した敵の死体はどうするんだ?放置するのか?
・見ていればわかる。
いや、あまり見たくないのだが、、、
あれ、死体がない。
あったであろう場所に何か落ちてる。
・不思議だろう?
何故か素材だけが残るんだ。
専門家の間では、ダンジョンが食べてるんじゃないか?と言われている。
だからこそ洞窟内が明るくなっていると。
詳しく説明すると時間が掛かるから省くが。
魔物がダンジョンに住むのではなく、ダンジョンが魔物を誘き寄せていると言う仮説もある。
ほほぅ、興味深いが、今は理解したフリをして流しておこう。
・では、このまま敵を倒しつつ進む。
地下3階入り口のセーフゾーンで野営する
カール、進軍速度を上げろ。
・了解。
その後、道すがらのイビルフライとカルラを倒しながら進む。
レベルもちょくちょく上がっていく。
その度にスピードが速くなる。
力が強くなる。
これは楽しいな。
剣術の補正だか何だかのアナウンスもあったが、何のことやらよくわからん。
一行は、程なくセーフゾーンまでやって来た。
・今日はここを野営地とする。
弘樹は待機、残り2名は野営の準備だ。
・俺も手伝うぞ。
・いや、見てろ。
やったこと無いだろう?
こう言っちゃなんだが邪魔だ。
グゥの音もでねぇ。
仕方ない、ステータスでも見てるか。
どれだけ上がったかな。
レベル7 所持金無し
筋力 272 +100
知力 201 -50
俊敏性 260 +100
魔法
光魔法
特性
勇者 全ての能力大幅アップ
魔剣補正 筋力+100 知力-50 俊敏性 +100
技能
剣術レベル 8 補正値レベル1 筋力2 敏捷性 2
知力がめっちゃ下がっとる!
流石魔剣、マイナス要素も持ち合わせてるんだな
装備の補正値は別で表示か。
計算が無駄に面倒臭い。
まあ、感覚でいこう。
しかし、剣術の補正低くないか?
今は加算表示されて無いみたいだが?
あれか、装備した時に上がるとか?
それにしても剣術にもレベル、補正値にもレベルがあるとは思わなかった、、ちょっと面倒だな。
勝手に上がるから気にすることもないか。
しかし、魔剣が凄いのか剣術補正が低いのか、、
考えても仕方ないが、この差は何とも言えん。
プラス要素だから良しとするか。
考えているうちに野営の支度が終わる。
手際が凄まじい、流石は軍の兵士さん。
・就寝するにはまだ時間が早いな。
ここをベースとして周りで裕輝のレベルを上げる
カール、裕輝と2人で出来るだけ倒してこい。
少なければ罰ゲームだ。
リーシュ隊長は俺とここで今後のスケジュール調整を行う。
・了解です。
俺はカールと走る。
・なあ、カール。
このダンジョンでどれ程レベルが上がるんだ?
・そうですね、自分が軍事訓練の時はこの階で10レベル辺りまで上げました。
この階より下には行ったことはありません。
話によると今現在、調べられている最下層は5階だそうですよ。
・そうか、レベル10ならすぐに到達しそう。
・右の広場に敵影4です。
通路から見て左に1、右に3
・了解。
開幕で左を倒す。
カールは右の敵を牽制してくれ。
出来るだけ敵をバラけさせてくれると助かる。
・わかりました。
無理なさらずに。
2人は広場に出た。
俺は左の一体に一気に斬りかかる。
ザシュ。
イビルフライを倒しました。
・よし、次だ。
振り返るとカールが三体に対して煙玉らしき物を投げていた。
上手く揺動しているみたいだ。
・良いね、カール
んじゃ、一気に決める。
剣を振る流れ、走る抜けるルート、、、、
ん~、もうチョイ右かな。
左なぎ払い、右なぎ払い、斬り上げ、かな。
・よし、ここだ。
脚に力を溜め、一気に加速。
敵に向かって一直線。
・まずは、左なぎ払い、
ザシュ
・右なぎ払い
ザシュ
・少し進んで、斬り上げジャンプ
ザシュ
・イビルフライを3体倒しました。
ボーナスが入ります。
レベルが上がりました。
補正レベルが上がりました。
お?アナウンスが纏めて流れた。
一定の時間内に連続で倒すとボーナス付くのか。
・裕輝さん、凄いですね
・カールの陽動のお陰だよ。
この調子でドンドン行こうぜ
・はい
そのまま俺とカールは敵を倒し続けた。
イビルフライとたまにカルラが出るぐらいだったのでガンガン倒す。
・裕輝さん、そろそろ戻りますか。
・そうだな、何体倒したか途中から分からなくなったけど、ライルに怒られる心配は無さそうだ。
2人は戻りながらも近場の敵を倒し続ける。
時間ロスは殆ど無い程、敵を倒す事が作業的になっていた。
・裕輝さん、本当に凄いな。
これが勇者か。
2人はセーフゾーンに辿り着く。
・よう、お帰りカール、裕輝。
どうだった?レベルは上がったか?
・ああ、それなりにな、、
ところで、リーシュはどこ行った?
・今、飯を作っている。
野営だから簡易的な物だから文句は言うなよ。
、、、、絶対に文句言うなよ。
・お、おお、わかった。
ステータス
レベル12 所持金無し
筋力 312 +100
知力 262 -50
俊敏性 309 +100
魔法
光魔法
特性
勇者 全ての能力大幅アップ
魔剣補正 筋力+100 知力-50 俊敏性 +100
技能
剣術レベル 13 補正値レベル2 筋力4 敏捷性 4
俺はライルにステータス内容を報告した。
・マジか、お前どれだけ倒して来たんだよ。
相変わらず数値も化け物だな。
計画練り直しじゃねぇか。
などと言いやがるので、
・あれ、頑張ったのに怒られた。
理不尽だわぁ、これだからお偉いさんは怖い
盛大に嫌味を言ってやった。
・まあ、予定より早くなるのは良い事だ。
・これからも予定を覆してやるよ。
・頼もしいな。
・お待たせしました。
夕食にしましょう。
リーシュが晩飯を持ってきたので料理を囲む。
話しやすいように鍋を囲み食事をする。
シチューみたいな物かな。
フフフ、リーシュの手作りが食べれるとは。
・では、食べながら聞いてくれて。
カール、食事中も周囲の索敵を怠るなよ。
裕輝のレベル上げはとりあえず一段落した。
このまま下層に進み更なる強化を狙う。
まずは四階まで移動して様子を見る。
行けそうなら少しずつ進んで行く。
カール、裕輝の戦闘はどうだった?
・はっ!
戦闘力、殲滅スピード、状況判断、指揮。
どれを取っても問題ないかと。
カールに俺の動きを観察させていたのか。
流石だなライル、無駄が無い。
・よし、明日は早くから下層を目指す。
各々食事の後は1時間の自由時間。
それから就寝せよ。
・了解。
その後は自由に話しながら食事をした。
このダンジョンの事。
敵の種類、カールの陽動道具、リーシュの事、
そして、魔法の事。
食事後、カールは後片付けをして、
ライルとリーシュに魔法を教わる事になった。
・裕輝、お前は何属性だ?
・多分、光かな?
光魔法ってステータスにある。
・珍しいですね。
光魔法の使い手は殆ど居ないのです。
でも安心してください。
根本的な魔力は同じですから。
違うのは魔法変換の時に属性の才能が無いと発動しないと言う事。
イメージが出来ても自身が属性を持っていないと駄目なんです。
そして、属性は生まれつき備わっている物なので、途中で変える事はできません。
例外もあるらしいのですが、今のところ正式な報告事例はありません。
ここまでは大丈夫ですか?
リーシュが凄い饒舌だ。
流石は魔法特化の兵士さんだ。
・大丈夫だ。
続けてくれ。
舞い上がるな、俺。
この後結果を出さなきゃなんだから
しっかり聞くんだ。
・まずは魔力を知ってもらいます。
手を出してください。
これは、、、この流れは、
俺は手をしっかり拭いてから前に出す
すると、俺の手を両手で上下に挟む。
、、、、ライルが、
・何でお前なんだよ。
・リーシュがやると思ったか?
甘いな、そんな美味しい事は俺が許さん。
・くそっ、覚えてろよライル
ニヤニヤしているライル。
殴りたい。
・では、ライル団長、
ゆっくり魔力を流してください。
リーシュがそう言うと、ライルの手から何か流れて来た。
・どうですか?
わかりますか?
俺は目を閉じる。
上の手から、下の手に流している感じだな。
待てよ、ビリビリしてるから電気を流す感じか?
ゆっくりとした流れがあるな。
・何となく、わかる。
上の手から下の手に電気が流れているみたいだ。
ビリビリ痺れる物が俺の手を流れて行くのが判る
魔力が途切れないのは何故だ?
・もうそこまでわかるのか。
魔力が途切れないのは循環させているからだ。
電気ってのがよく分からないが、俺の属性は雷だから、痺れると感じるのはそのせいだろう。
ちなみに、雷と言うのは俗に言う神の鉄槌の事だ。
ステータスで初めて雷だと分かった。
どうだ?
驚きだろう?
しかし、まさか魔力の属性まで感じるとは。
属性を抑えてるつもりなんだが、俺もまだまだ甘いな。
神の鉄槌ってなんだよ?
どちらかと言うと雷の方がしっかり来るぞ。
これが世界の違いから来るに認識の違いってやつか
・では裕輝さん。
その流れをよく覚えておいて下さい。
次は一人でやってみましょう。
両手を前にして、左の手から右の手に魔力を流してみてください。
ライルの感覚を忘れないうちに。
先ず左手から右手に流す感覚。
む、流れるけどすぐに止まるな。
・出来ましたね。
では、、、、
・待ってくれ。
リーシュが何か言おうとしているのを静止する。
俺はライルの循環と言う言葉を思い出していた。
つまり、体の中をぐるぐる回しているから途切れないと言う事だろう?
言ってみれば心臓と同じ仕組みだな?
血管を魔力を通る道として、血中酸素を魔力と仮定する、そして体の中をぐるぐる回して魔力を集めてやれば途切れずに回すことが出来る、はず
理解してからは早かった。
魔力は凄い勢いで手の間を通り、体を巡ってまた手の間を通る。
・裕輝さん凄い。
・流石、裕輝だ。
・ふぅ、理解出来た気がする。
どうだった?
・素晴らしいです、裕輝さん。
魔力の流れは完璧に掴んだようですね。
また、計画が崩れましたね、ライル団長。
・全くだ、予定では3日間この作業をするつもりだったが、恐ろしい奴だ。
かなり予定が変わるが、次のステップも終わらせておくか。
そして明日は予定を変更して休暇とする。
ここからなら1人担いで村まで帰れるだろう。
・良いんですか?団長
・ああ、やってくれ。
裕輝、これはいつかやる事だ。
悪く思うなよ
なんか物騒な話になってない?
魔法の練習のはずだが。
・では、魔力変換を教えます。
魔力変換とは、魔力を属性に変化させる事。
制御が出来ないと魔力を一気に使ってしまい限界枯渇状態となります。
今回はこの限界枯渇状態も経験して貰いますので、無制御で魔法を発動させます。
必ず、破壊魔法では無い物をイメージして下さい
良いですか?
・なるほど、限界枯渇状態ってやつだと危険だから安全な時に経験しておくって事だな?
確かに知ってる方が危険予知が出来るから、安全に知る事が出来るなら大事な事だな。
・すまんな裕輝、知らずに魔力を使い果たして死んでいった同胞もいるんでな。
俺の部下には必ず教えているんだ。
魔力の枯渇は常識だが、
限界枯渇状態までやった者は少ない。
だから経験させておくんだ。
・いや、正しい判断だと思う。
ライル、お前は優しいな。
・そう言って貰えるとありがたい。
では、やってくれ。
リーシュ説明の続きを
・はい。
魔力変換に必要なのはイメージです。
魔力を放出する際にどの様な形にするか、効果はどうするか、範囲はどうするか。
全てはイメージ力に左右されます。
イメージが崩れれば魔法は発動出来ず魔力のみ消費されてしまいます。
魔力と属性が合わなければ魔力のみ消費されます
ここで属性の才能が必要となるのです。
ここまで良いですか?
・OKだ。
・裕輝さんは光魔法です。
光魔法は主に回復、補助の2つです。
今回は周りを明るく光らせるライトの魔法を使ってみましょう。
イメージは周りを照らす事。
裕輝さんを中心に昼間の様な明るさを広げて行く様子を思い描いて魔力を変化させるのです。
やってみてください。
ふむ、イメージね。
要するに光らせれば良いのか。
全身LEDのイメージでやればいいか?
・やってみる。
まず、イメージLEDライト。
全身を発光体とするんだ、、、
全力で明るくするイメージで、、、
、、、スイッチを入れる!
裕輝を中心に物凄い光が放たれる。
直視すれば眼がやられてだろう。
まさに目潰し、
周りを照らすなどと生易しい魔法ではなかった。
・あぶね、眼がやられる所だったわ。
相変わらず規格外だな。
・そうですね、本当に凄い。
裕輝さん、明日から辛くなると思います。
頑張って下さい。
限界枯渇状態になってしまった裕輝には、
既に二人の声は聞こえていなかった。
その場で倒れ、気を失っていた。
ライルは裕輝を背負い寝床に連れて行く。
この先、必ず起こる魔人との戦いに必要となるであろう人物を背に抱え。
ダンジョンの夜は深けて行く。
馬車の操縦席にいたカールから声が掛かる。
・よし、村に着いたら宿舎内の各自の部屋に荷物を置いてから、宿舎前に集合だ。
・了解(わかった
俺だけ返事が違ったよ。
お二人さんは兵士だから当たり前か。
・後で部屋の場所だけ教えてくれ
俺には荷物が無いから先に外で待ってる。
・わかった。
では両名、裕輝を待たせるな。
ゆっくりでも良いんだよ?
あんまり急ぐと困るから。
こう見えて緊張してるんです。
鎮まれ、俺の心臓!
馬車は宿舎の前に止まり、3人は宿舎の中へ。
俺は暇なので剣の素振りをする
・剣術スキルを獲得。
うお、ビビった。
急にアナウンス掛かるから焦る。
成る程、剣を使ったから剣術スキルね。
分かり易い。
手っ取り早く強くなるには、
一つの事を極めるに限る。
武器は剣を使い、魔法は光魔法?を極めるか。
魔法の使い方が未だにわからんがな。
光魔法って言われてもね。
・裕輝、待たせたな。
ではこれからダンジョンへ向かう。
先頭はカール、続いて裕輝
リーシュ、殿(しんがり)は俺だ
裕輝にとっては初めてのダンジョンになる、
進行速度は遅めで行くぞ。
・了解×3
お、上手く2人に合わせれた。
俺も返事はこれで行くか。
初めてのダンジョン、ドキドキする。
・ふぅ、
・あの、裕輝さん。
緊張されるのは分かりますが、
カールさんのスカウトは優秀です。
リラックスしながら行きましょう。
リーシュが気に掛けて話しかけてくれた。
めっちゃ良い子だ。
・ありがとう
とりあえず深呼吸しながら慣らして行くよ
パーティーはゆっくりとダンジョンを降っていく
・なあ、ライル。
洞窟なのに妙に明るく無いか?
普通なら真っ暗だろ?
・ああ、その所はまだ研究段階だ。
魔物の居ない洞窟は真っ暗なんだがな。
魔物が生息している所は何故か明るい。
魔法石が関係しているんじゃ無いかって専門家は言っているが真相は解らないままだ。
とりあえず、明るい洞窟は魔物が居るダンジョンとして区別しているんだ。
へぇ、ダンジョンに専門家っているんだな。
確かに不思議だから調べたくもなるか。
てか、魔法石って何だ?
聞きたいのは山々だけど今は進軍中だしな。
無駄話は極力辞めておくか。
更に奥へと進み、下りの階段を見つけた。
・ここを降れば魔物が生息しているゾーンに入る
無駄話はしない様に注意してくれ。
音で反応する魔物も居るからな。
さっき魔法石の事聞いておけばよかったよ!
敵が出ない場所なら先に教えてライル!
一行は地下二階に入る。
すると、
・ライル団長
左の広場に敵影3です。
・よし、様子を見る
広場の前で隠れて中を覗く、、
・ふむ、イビルフライとカルラか。
飛んでる敵はまだ難しいか、、、
裕輝、お前は下にいるカルラを倒せ。
カールと俺はイビルフライを2体相手する。
リーシュ隊長は魔力温存と周囲の警戒を。
裕輝が危険だと感じたら迷わず援護を。
では作戦開始。
ライルの合図で皆んなが飛び出す。
・よし、初戦闘だ。
この、、、名前なんだっけ?
モグラネズミさん、悪いが死んでもらう。
適当にネーミングしながら剣を構える。
とりあえず剣道の構えで良いか、
剣の事よく知らないし。
モグラネズミがこちらを見て警戒する。
俺は深呼吸の後、大きく踏み込んだ、、、
・!!はええ、
自分の速さに脳が付いて行けなかった。
斬撃は見事に外れるが、自身のスピードに焦る。
・落ち着け。
必ず思考も追いつける筈だ。
いきなりでビビったが、さっきのスピードを思い出して倒すイメージを固めよう。
少しイメージトレーニング。
その間、カルラが待ってくれるわけもなく攻撃してくるが、動きが遅く感じる為、難なく躱す。
・よし、次こそ
行くぞ!
ザシュ
・カルラを倒しました。
・イビルフライを倒しました。
・レベルが上がりました
アナウンスが流れる。
・む?俺はイビルフライ倒してないけど?
振り返るとライルがイビルフライを倒していた。
もう一体はカールが牽制して近づかない様にしている。
成る程、ああやって一体ずつ倒すのね。
パーティーが倒してもアナウンスが入るんだな。
残りはイビルフライが一体だけか、、、
俺は足に力を溜めた。
そして
・行くぞ
思い切り蹴り出し、飛ぶ様に敵に斬りかかる。
ザシュ
・イビルフライを倒しました。
・よし、上手く行った。
・裕輝、凄いな。
戦闘は初めてだろう?
・ああ、初めてだ。
最初は思考が追い付いてこなくて上手く動けなかったが、落ち着いたら意外と楽に行けた。
・そうか、本当に頼もしい奴だ。
俺も負けてられないな。
・裕輝さん、凄い。
リーシュ、もっと褒めて。
俺、頑張っちゃうから。
・ところでライル、
倒した敵の死体はどうするんだ?放置するのか?
・見ていればわかる。
いや、あまり見たくないのだが、、、
あれ、死体がない。
あったであろう場所に何か落ちてる。
・不思議だろう?
何故か素材だけが残るんだ。
専門家の間では、ダンジョンが食べてるんじゃないか?と言われている。
だからこそ洞窟内が明るくなっていると。
詳しく説明すると時間が掛かるから省くが。
魔物がダンジョンに住むのではなく、ダンジョンが魔物を誘き寄せていると言う仮説もある。
ほほぅ、興味深いが、今は理解したフリをして流しておこう。
・では、このまま敵を倒しつつ進む。
地下3階入り口のセーフゾーンで野営する
カール、進軍速度を上げろ。
・了解。
その後、道すがらのイビルフライとカルラを倒しながら進む。
レベルもちょくちょく上がっていく。
その度にスピードが速くなる。
力が強くなる。
これは楽しいな。
剣術の補正だか何だかのアナウンスもあったが、何のことやらよくわからん。
一行は、程なくセーフゾーンまでやって来た。
・今日はここを野営地とする。
弘樹は待機、残り2名は野営の準備だ。
・俺も手伝うぞ。
・いや、見てろ。
やったこと無いだろう?
こう言っちゃなんだが邪魔だ。
グゥの音もでねぇ。
仕方ない、ステータスでも見てるか。
どれだけ上がったかな。
レベル7 所持金無し
筋力 272 +100
知力 201 -50
俊敏性 260 +100
魔法
光魔法
特性
勇者 全ての能力大幅アップ
魔剣補正 筋力+100 知力-50 俊敏性 +100
技能
剣術レベル 8 補正値レベル1 筋力2 敏捷性 2
知力がめっちゃ下がっとる!
流石魔剣、マイナス要素も持ち合わせてるんだな
装備の補正値は別で表示か。
計算が無駄に面倒臭い。
まあ、感覚でいこう。
しかし、剣術の補正低くないか?
今は加算表示されて無いみたいだが?
あれか、装備した時に上がるとか?
それにしても剣術にもレベル、補正値にもレベルがあるとは思わなかった、、ちょっと面倒だな。
勝手に上がるから気にすることもないか。
しかし、魔剣が凄いのか剣術補正が低いのか、、
考えても仕方ないが、この差は何とも言えん。
プラス要素だから良しとするか。
考えているうちに野営の支度が終わる。
手際が凄まじい、流石は軍の兵士さん。
・就寝するにはまだ時間が早いな。
ここをベースとして周りで裕輝のレベルを上げる
カール、裕輝と2人で出来るだけ倒してこい。
少なければ罰ゲームだ。
リーシュ隊長は俺とここで今後のスケジュール調整を行う。
・了解です。
俺はカールと走る。
・なあ、カール。
このダンジョンでどれ程レベルが上がるんだ?
・そうですね、自分が軍事訓練の時はこの階で10レベル辺りまで上げました。
この階より下には行ったことはありません。
話によると今現在、調べられている最下層は5階だそうですよ。
・そうか、レベル10ならすぐに到達しそう。
・右の広場に敵影4です。
通路から見て左に1、右に3
・了解。
開幕で左を倒す。
カールは右の敵を牽制してくれ。
出来るだけ敵をバラけさせてくれると助かる。
・わかりました。
無理なさらずに。
2人は広場に出た。
俺は左の一体に一気に斬りかかる。
ザシュ。
イビルフライを倒しました。
・よし、次だ。
振り返るとカールが三体に対して煙玉らしき物を投げていた。
上手く揺動しているみたいだ。
・良いね、カール
んじゃ、一気に決める。
剣を振る流れ、走る抜けるルート、、、、
ん~、もうチョイ右かな。
左なぎ払い、右なぎ払い、斬り上げ、かな。
・よし、ここだ。
脚に力を溜め、一気に加速。
敵に向かって一直線。
・まずは、左なぎ払い、
ザシュ
・右なぎ払い
ザシュ
・少し進んで、斬り上げジャンプ
ザシュ
・イビルフライを3体倒しました。
ボーナスが入ります。
レベルが上がりました。
補正レベルが上がりました。
お?アナウンスが纏めて流れた。
一定の時間内に連続で倒すとボーナス付くのか。
・裕輝さん、凄いですね
・カールの陽動のお陰だよ。
この調子でドンドン行こうぜ
・はい
そのまま俺とカールは敵を倒し続けた。
イビルフライとたまにカルラが出るぐらいだったのでガンガン倒す。
・裕輝さん、そろそろ戻りますか。
・そうだな、何体倒したか途中から分からなくなったけど、ライルに怒られる心配は無さそうだ。
2人は戻りながらも近場の敵を倒し続ける。
時間ロスは殆ど無い程、敵を倒す事が作業的になっていた。
・裕輝さん、本当に凄いな。
これが勇者か。
2人はセーフゾーンに辿り着く。
・よう、お帰りカール、裕輝。
どうだった?レベルは上がったか?
・ああ、それなりにな、、
ところで、リーシュはどこ行った?
・今、飯を作っている。
野営だから簡易的な物だから文句は言うなよ。
、、、、絶対に文句言うなよ。
・お、おお、わかった。
ステータス
レベル12 所持金無し
筋力 312 +100
知力 262 -50
俊敏性 309 +100
魔法
光魔法
特性
勇者 全ての能力大幅アップ
魔剣補正 筋力+100 知力-50 俊敏性 +100
技能
剣術レベル 13 補正値レベル2 筋力4 敏捷性 4
俺はライルにステータス内容を報告した。
・マジか、お前どれだけ倒して来たんだよ。
相変わらず数値も化け物だな。
計画練り直しじゃねぇか。
などと言いやがるので、
・あれ、頑張ったのに怒られた。
理不尽だわぁ、これだからお偉いさんは怖い
盛大に嫌味を言ってやった。
・まあ、予定より早くなるのは良い事だ。
・これからも予定を覆してやるよ。
・頼もしいな。
・お待たせしました。
夕食にしましょう。
リーシュが晩飯を持ってきたので料理を囲む。
話しやすいように鍋を囲み食事をする。
シチューみたいな物かな。
フフフ、リーシュの手作りが食べれるとは。
・では、食べながら聞いてくれて。
カール、食事中も周囲の索敵を怠るなよ。
裕輝のレベル上げはとりあえず一段落した。
このまま下層に進み更なる強化を狙う。
まずは四階まで移動して様子を見る。
行けそうなら少しずつ進んで行く。
カール、裕輝の戦闘はどうだった?
・はっ!
戦闘力、殲滅スピード、状況判断、指揮。
どれを取っても問題ないかと。
カールに俺の動きを観察させていたのか。
流石だなライル、無駄が無い。
・よし、明日は早くから下層を目指す。
各々食事の後は1時間の自由時間。
それから就寝せよ。
・了解。
その後は自由に話しながら食事をした。
このダンジョンの事。
敵の種類、カールの陽動道具、リーシュの事、
そして、魔法の事。
食事後、カールは後片付けをして、
ライルとリーシュに魔法を教わる事になった。
・裕輝、お前は何属性だ?
・多分、光かな?
光魔法ってステータスにある。
・珍しいですね。
光魔法の使い手は殆ど居ないのです。
でも安心してください。
根本的な魔力は同じですから。
違うのは魔法変換の時に属性の才能が無いと発動しないと言う事。
イメージが出来ても自身が属性を持っていないと駄目なんです。
そして、属性は生まれつき備わっている物なので、途中で変える事はできません。
例外もあるらしいのですが、今のところ正式な報告事例はありません。
ここまでは大丈夫ですか?
リーシュが凄い饒舌だ。
流石は魔法特化の兵士さんだ。
・大丈夫だ。
続けてくれ。
舞い上がるな、俺。
この後結果を出さなきゃなんだから
しっかり聞くんだ。
・まずは魔力を知ってもらいます。
手を出してください。
これは、、、この流れは、
俺は手をしっかり拭いてから前に出す
すると、俺の手を両手で上下に挟む。
、、、、ライルが、
・何でお前なんだよ。
・リーシュがやると思ったか?
甘いな、そんな美味しい事は俺が許さん。
・くそっ、覚えてろよライル
ニヤニヤしているライル。
殴りたい。
・では、ライル団長、
ゆっくり魔力を流してください。
リーシュがそう言うと、ライルの手から何か流れて来た。
・どうですか?
わかりますか?
俺は目を閉じる。
上の手から、下の手に流している感じだな。
待てよ、ビリビリしてるから電気を流す感じか?
ゆっくりとした流れがあるな。
・何となく、わかる。
上の手から下の手に電気が流れているみたいだ。
ビリビリ痺れる物が俺の手を流れて行くのが判る
魔力が途切れないのは何故だ?
・もうそこまでわかるのか。
魔力が途切れないのは循環させているからだ。
電気ってのがよく分からないが、俺の属性は雷だから、痺れると感じるのはそのせいだろう。
ちなみに、雷と言うのは俗に言う神の鉄槌の事だ。
ステータスで初めて雷だと分かった。
どうだ?
驚きだろう?
しかし、まさか魔力の属性まで感じるとは。
属性を抑えてるつもりなんだが、俺もまだまだ甘いな。
神の鉄槌ってなんだよ?
どちらかと言うと雷の方がしっかり来るぞ。
これが世界の違いから来るに認識の違いってやつか
・では裕輝さん。
その流れをよく覚えておいて下さい。
次は一人でやってみましょう。
両手を前にして、左の手から右の手に魔力を流してみてください。
ライルの感覚を忘れないうちに。
先ず左手から右手に流す感覚。
む、流れるけどすぐに止まるな。
・出来ましたね。
では、、、、
・待ってくれ。
リーシュが何か言おうとしているのを静止する。
俺はライルの循環と言う言葉を思い出していた。
つまり、体の中をぐるぐる回しているから途切れないと言う事だろう?
言ってみれば心臓と同じ仕組みだな?
血管を魔力を通る道として、血中酸素を魔力と仮定する、そして体の中をぐるぐる回して魔力を集めてやれば途切れずに回すことが出来る、はず
理解してからは早かった。
魔力は凄い勢いで手の間を通り、体を巡ってまた手の間を通る。
・裕輝さん凄い。
・流石、裕輝だ。
・ふぅ、理解出来た気がする。
どうだった?
・素晴らしいです、裕輝さん。
魔力の流れは完璧に掴んだようですね。
また、計画が崩れましたね、ライル団長。
・全くだ、予定では3日間この作業をするつもりだったが、恐ろしい奴だ。
かなり予定が変わるが、次のステップも終わらせておくか。
そして明日は予定を変更して休暇とする。
ここからなら1人担いで村まで帰れるだろう。
・良いんですか?団長
・ああ、やってくれ。
裕輝、これはいつかやる事だ。
悪く思うなよ
なんか物騒な話になってない?
魔法の練習のはずだが。
・では、魔力変換を教えます。
魔力変換とは、魔力を属性に変化させる事。
制御が出来ないと魔力を一気に使ってしまい限界枯渇状態となります。
今回はこの限界枯渇状態も経験して貰いますので、無制御で魔法を発動させます。
必ず、破壊魔法では無い物をイメージして下さい
良いですか?
・なるほど、限界枯渇状態ってやつだと危険だから安全な時に経験しておくって事だな?
確かに知ってる方が危険予知が出来るから、安全に知る事が出来るなら大事な事だな。
・すまんな裕輝、知らずに魔力を使い果たして死んでいった同胞もいるんでな。
俺の部下には必ず教えているんだ。
魔力の枯渇は常識だが、
限界枯渇状態までやった者は少ない。
だから経験させておくんだ。
・いや、正しい判断だと思う。
ライル、お前は優しいな。
・そう言って貰えるとありがたい。
では、やってくれ。
リーシュ説明の続きを
・はい。
魔力変換に必要なのはイメージです。
魔力を放出する際にどの様な形にするか、効果はどうするか、範囲はどうするか。
全てはイメージ力に左右されます。
イメージが崩れれば魔法は発動出来ず魔力のみ消費されてしまいます。
魔力と属性が合わなければ魔力のみ消費されます
ここで属性の才能が必要となるのです。
ここまで良いですか?
・OKだ。
・裕輝さんは光魔法です。
光魔法は主に回復、補助の2つです。
今回は周りを明るく光らせるライトの魔法を使ってみましょう。
イメージは周りを照らす事。
裕輝さんを中心に昼間の様な明るさを広げて行く様子を思い描いて魔力を変化させるのです。
やってみてください。
ふむ、イメージね。
要するに光らせれば良いのか。
全身LEDのイメージでやればいいか?
・やってみる。
まず、イメージLEDライト。
全身を発光体とするんだ、、、
全力で明るくするイメージで、、、
、、、スイッチを入れる!
裕輝を中心に物凄い光が放たれる。
直視すれば眼がやられてだろう。
まさに目潰し、
周りを照らすなどと生易しい魔法ではなかった。
・あぶね、眼がやられる所だったわ。
相変わらず規格外だな。
・そうですね、本当に凄い。
裕輝さん、明日から辛くなると思います。
頑張って下さい。
限界枯渇状態になってしまった裕輝には、
既に二人の声は聞こえていなかった。
その場で倒れ、気を失っていた。
ライルは裕輝を背負い寝床に連れて行く。
この先、必ず起こる魔人との戦いに必要となるであろう人物を背に抱え。
ダンジョンの夜は深けて行く。
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