7 / 28
隣国へ
しおりを挟む
・思ったより疲れてるんだな。
すぐに寝てしまった。
裕輝はゆっくりと体を起こす。
城の一室で寝ていたのを思い出す。
・そうだったな、、
城に居るんだった。
さて、今日は何するかな、、
裕輝は窓の外を見る。
結構高い場所にある部屋、、
なかなか良い眺めだ。
コンコン
・メイド
「失礼します。
朝食の用意が整いましたので食堂までご案内させていただきます。」
メイドさんだ、、、
これぞ本場ってヤツかな?
凄いな、、、貴重な経験だ。
・いつでも行ける。
案内を頼む。
俺はメイドさんについて行く。
メイドさんの服、素晴らしいの一言ですな。
・メイド
「こちらになります。
では、ごゆっくり。」
メイドさんがドアを開けて頭を下げている。
入らないとずっと頭下げてそうだな。
とりあえず、入るか。
・ライル
「よう、裕輝。
昨日はよく眠れたか?
しかし、折角の街だったのに使わなかったのか。
ちゃんとメモした場所に行ったか?」
・メモ?
袋しかもらってないぞ。
・ライル
「マジか、、、
しまったな、ちゃんと言うべきだった。
軍の袋には横に小さいスペースがあってな、そこに重要事項を書いたメモを入れるんだ。
つい説明するのを忘れた。」
・そうだったのか、、、
なんか悪いことしたな。
何か用事でもあったのか?
・ライル
「いや、用事ってわけじゃ無いがな。
ほら、男って色々溜まるだろ?
特に生死を彷徨った後はさ。
だからスッキリする店へのメモを入れといた。
あと、俺の紹介状も。
俺の紹介ならサービスしてくれるからな。」
・なっ、、、何て事だ、、
ライル、、、報連相は大事だよ?
報告、連絡、相談!
しっかりしてください!
・ライル
「ははっ、わりぃわりぃ!
また今度紹介するわ。
んで、今日からのスケジュールなんだが、
どうも隣国の動きが怪しい。
一緒に偵察しに行くぞ。
場合によっては戦闘となる。
覚悟は良いか?」
・人を斬る覚悟か?
オーランドの爺さんを斬った時に、多分吹っ切れたと思う。
躊躇するようならサポートしてくれ。
・ライル
「わかった。
では、食事が終わったら城の前で集合だ。」
俺達はそれから話しながら飯を食べ、一旦部屋に戻ってから城の前まで来た。
・リーシュとカールは居ないのか?
・ライル
「今回は3人で行く。
カールは別働隊で動くからここには居ない。
リーシュも国の命令で別件があるらしい。
なので、
今回は特殊医療部隊のハナに来て貰った。」
・ハナ
特殊医療部隊一班のハナです。
作戦に参加できて光栄です!
・宜しくたのむ。
・ライル
「よし、今回の移動は馬車無しだ。
まずは中継地点まで走る。
準備は良いか?」
・ハナ、俺
「了解」
俺たちは全力で走り抜けつつ目の前に現れた魔物を斬り伏せて行く。
かなり急いでるな、、、
・ライル
「ハナは走る事だけに集中すれば良い、
裕輝、俺のサポートを頼む」
・了解、
ライル、かなり急いでるが、、
そんなにヤバいのか?
・ライル
「まあな、今向かっている国は人間至高主義だ。
人族こそ最高の生物って言ってる奴らだな。
そこに動きがあったらしい。
何が起こっているかを突き止めなきゃならん。」
・動きか、、、戦争の準備って所か?
・ライル
「その前段階だな、、、
資金調達や兵士募集、武器商人とのコンタクト
その辺がかなり活発化している。
何かをするのは確実だな。
だから調べる。
奴等の狙いを知らねばならん。」
・なる程、、、
ならもう少し急いだ方が良いか?
俺はハナを見る、かなりへばっているな。
・ハナ、ちょっと失礼するぞ。
・ハナ
「はあ、はあ、
ひ、裕輝さん?
きゃっ」
俺はハナを抱き上げる。
・しっかりと掴まれ。
ライル、スピード上げて良いぞ。
・ライル
「わかった、敵の迎撃は俺がする。
俺の後ろをなぞる様について来い。」
走るスピードが一気に上がる。
俺も合わせて加速する。
ライル、手加減無しかよ、、、
こっちは2人分だっての。
・上等だ、、、
ハナ、舌を噛むから絶対に喋るなよ。
あと、、、、振り落とされんなよ!
俺はライルにぴったりと付く。
一瞬、ライルがこちらを見て笑う。
・ナメんなよ!
・ライル
「本当に頼もしいヤツだ。」
凄まじいスピードで駆け抜けて行く、、、
そして、予定を大幅に短縮して目的地に着く。
・ライル
「よく付いてこられたな、、、
流石は裕輝だ。」
・ふん、途中でこっちのスピードに合わせといてよく言うぜ。
・ライル
「バレてたか、、、
だが、お陰でかなり早く着けた。」
・ここは?
・ライル
「バーリ村と言ってな、、、
山岳部にある鉱山の村だ。
少し情報収集してから次の目的地に向かう。
ハナは少し休め、裕輝はハナに付いててくれ。」
・わかった、気を付けてな。
・ライル
「おう、裕輝も身体を休めておけよ。
また走るからな」
ライルは村の奥に歩いて行った。
あいつすげぇな、
あんなに走ったのにまだまだ元気だ。
底が知れねぇや。
・ハナ
「あの、裕輝さん。
ありがとうございました。」
・気にしないで良い。
こちらこそ急に抱き抱えてすまなかった。
また走るらしいから、ゆっくりとしていようか。
ハナはゆっくりと体を癒す。
俺はまだ余裕があるが、どこまで走るか分からないので一緒になって体を休める。
・ハナ
「裕輝さんは勇者様だと、リーシュ隊長に聞いたのですが、、、勇者様が現れたと言うことは魔族との戦いが近いのでしょうか?」
・正直俺にも解らん。
だが、戦いが近いらしい事は聞いた。
とは言え俺1人でどうにかなるとは到底思えない。
結局は皆の力で解決しなきゃな。
出来れば戦いが始まる前に潰したい所だな。
・ハナ
戦いが始まる前に、、、ですか。
・あぁ、物事には順序がある。
的確に情報を仕入れれば早い段階で潰せる可能性も出てくるだろう、、、
遅れれば遅れる程、泥沼の戦いになる
そうなる前に手を打ちたい。
ライルはその為に急いでるんじゃ無いかな?
俺はそう考えてたよ。
・ハナ
「なる程、、、裕輝さんは凄いですね。
ちゃんと色々考えてる。
私も見習わなくちゃ。」
・ライル
「戻ったぞ、、
今から少し休憩したら次の村に向かう。」
・お疲れ様、
収穫はあったか?
・ライル
「あぁ、、、
この所、我が国に鉄鉱が入ってきてなくてな、ここで聞いてみたらモーダル国が買い占めてるらしい。
そう言えば、物資調達班が鉄が不足しているとか言ってたな。」
・なる程ね、、、
武器の調達って訳ね。
確かに急いだ方が良さそうだ。
ところで物資調達ってタスラーじゃなかった?
あれからどうなったの彼。
・ライル
「うむ、大変な事になったな、、、
なんたってギルドと喧嘩した訳だからな。
ギルドから随時買い取っていた水の供給問題まで発展した。
実は、ギルド水はかなり貴重なんだ。
他の所で買った水だと匂いがキツいし腹も壊す事が多くてな、、、
それが、あのギルドから買い取ってきた水は殆ど臭みが無く腹も壊さなかった。
更にだ、決闘が決まってから納入された水なんてそのまま飲める程臭みが全く無かったんだ。
無味無臭の水なんて聞いたことも飲んだ事も無かったからな、そりゃ大騒ぎだ。
奇跡の水と呼ばれる程だ。
それなのにケンカ吹っかけた訳だろ?
もうお偉いさん方は大激怒だわな。」
・お、おぉ、そうだったのか、、、。
そう言えば、飲んでた水にずっと味が付いていたのはそう言う事か、、
・ライル
「そうだ、そのままじゃ飲めたもんじゃないからな、果実の果汁で味を付けたり工夫してる。」
へぇ、、、俺は幸せな世界に居たんだな。
・ライル
「そうだ、飲んでみるか?
実は結構持って来た。」
ライルは鞄からでかい器を出す。
てか、物理的におかしいぞ?
その鞄から何でそんなでかい物が、、、
アイテムBOXって感じか、、、
・どれどれ、、
・ハナ
「私も良いんですか?」
2人は水を飲む。
裕輝は、あまり驚かない。
今まで飲んでた水だから、、
だが、ハナは違う。
・ハナ
「うそっ、何これ。
凄い美味しい。
水ってこんなにも美味しいの?」
おー、グイグイ行くね。
無味無臭の水って本当に凄い事なんだな。
違う世界に来て実感。
・ライル
「なっ?止まらないだろ?
この水が買えなくなるとなると、そりゃ大問題になるわな。
てな訳で、近々タスラーは隊長の任を解かれる。
ちなみにハンダは辺境の警備に飛ばされた。
本人の意思らしい。
まぁ、あんな負け方したらそうなるわな。」
・何だかちょっとだけ不便に思うわ。
・ライル
「自業自得だ、、、
さて、そろそろ行くか。」
ライルはハナから器を受け取り鞄にしまう。
いいな、あの鞄俺も欲しい。
・ライル
「最初から飛ばして行きたい、裕輝行けるか?」
・任せろ
俺はハナをまた抱き上げる
・ハナ
「あぅぅぅぅ、、、。」
ハナが顔を赤くして照れている
・すまんな、俺なんかで申し訳ない。
少しの間、我慢していてくれ。
・ハナ
「嫌だなんてそんな、、、
とても光栄です。」
・ライル
「こりゃ惚れたな、、、」
・何か言ったか?
・ライル
「いや、何も、、、
ハナ、しっかりと裕輝に抱きついとけ。
さっきより少し早く行くぞ」
・OKだ
3人は移動を開始する
そんな中、ハナはライルに感謝した。
裕輝に思いっきり抱きつく事ができる。
申し訳ない気持ちの反面喜んでいる自分に気付く
・ライル
「裕輝、ここから道が更に悪くなる。
いけるか?」
・程度次第だな。
無理はしない、、、
だが行けるとこまで行ってみる。
無理そうなら言う、それまでは進んでくれ。
・ライル
「わかった。
早めに言えよ?」
壁を登り、岩を飛び、崖を下る。
道とは言えない場所を走って行く。
裕輝はライルについて行く。
・ライル
「本当に凄いヤツだ。
既に隊長クラスと戦っても勝つだろうな。
俺もうかうかしてられん。」
・ライルめ、、、
こちらの状況を確認しながら進んでやがる。
本当に底の知れないヤツだ。
いつか追いついてやるからな、、、
お互いが、お互いを認め合いながら進む。
そして、目的地にたどり着く。
・ライル
「この先の崖を下れば目的地だ。
今日はそこで野営する。」
・目的地なのに野営するのか?
・ライル
「まあな、、、毎回村や街があるとは限らない。
だが、バーリ村で1日目が終わる予定だった。
ここには2日目で着く予定だから、1日も猶予が出たわけだ。」
・予定が早まるのはいい事だ。
・ライル
「あぁ、今日の野営では体力回復に努めよう。
いい飯食ってゆっくり寝るぞ。」
日暮れにはまだ少しだけ時間がありそうだ。
食えそうな魔物でも狩りに行くか、、、
・この辺の魔物、食えるのか?
・ライル
「大丈夫だ、飯はちゃんと用意してある。
ハナ、調理を頼めるか?
俺は裕輝と話がある。」
・ハナ
「了解」
ハナは材料をライルから受け取ると少し離れた場所で調理を開始した。
・ライル
「次の街からモーダル国の領土に入る。
出来るだけ揉め事は避けたい、、、
だが、裕輝なら多分揉め事を起こすだろう。
そんな場所に行く。」
・何か怖いな、、、
どんな場所なんだ?
・ライル
「モーダル国はな、、、
人族以外の奴隷を認めてる国なんだ。
多分、それを見たら我慢出来ないだろう?
気持ちは分かるが、出来れば抑えて欲しい。
出来るか?」
・実際に見てみない事には何とも言えんな。
ライルが言うんだから、想像出来ないような事が起きてるんだろうな。
すまん、正直抑える自信無い。
・ライル
「裕輝らしいな、、、
まぁ、これも経験だな。
好きにすれば良いさ。
・良いのか?
揉め事になりそうな予感しかないけど、、
・ライル
「あぁ、俺も覚悟を決めておく。
止めたって止まらないだろ?
正直言うと俺も我慢出来んかもしれん。」
・何だよそれ、、、
とりあえず、出来るだけ我慢するよ。
、、、、多分。
・ライル
「おぅ、期待しないでおく。」
その後はライルとの談笑になり、ハナが呼びに来て夕飯となった。
3人とも飯の後、寝支度を整えてすぐに就寝。
そして次の日になる、、、
すぐに寝てしまった。
裕輝はゆっくりと体を起こす。
城の一室で寝ていたのを思い出す。
・そうだったな、、
城に居るんだった。
さて、今日は何するかな、、
裕輝は窓の外を見る。
結構高い場所にある部屋、、
なかなか良い眺めだ。
コンコン
・メイド
「失礼します。
朝食の用意が整いましたので食堂までご案内させていただきます。」
メイドさんだ、、、
これぞ本場ってヤツかな?
凄いな、、、貴重な経験だ。
・いつでも行ける。
案内を頼む。
俺はメイドさんについて行く。
メイドさんの服、素晴らしいの一言ですな。
・メイド
「こちらになります。
では、ごゆっくり。」
メイドさんがドアを開けて頭を下げている。
入らないとずっと頭下げてそうだな。
とりあえず、入るか。
・ライル
「よう、裕輝。
昨日はよく眠れたか?
しかし、折角の街だったのに使わなかったのか。
ちゃんとメモした場所に行ったか?」
・メモ?
袋しかもらってないぞ。
・ライル
「マジか、、、
しまったな、ちゃんと言うべきだった。
軍の袋には横に小さいスペースがあってな、そこに重要事項を書いたメモを入れるんだ。
つい説明するのを忘れた。」
・そうだったのか、、、
なんか悪いことしたな。
何か用事でもあったのか?
・ライル
「いや、用事ってわけじゃ無いがな。
ほら、男って色々溜まるだろ?
特に生死を彷徨った後はさ。
だからスッキリする店へのメモを入れといた。
あと、俺の紹介状も。
俺の紹介ならサービスしてくれるからな。」
・なっ、、、何て事だ、、
ライル、、、報連相は大事だよ?
報告、連絡、相談!
しっかりしてください!
・ライル
「ははっ、わりぃわりぃ!
また今度紹介するわ。
んで、今日からのスケジュールなんだが、
どうも隣国の動きが怪しい。
一緒に偵察しに行くぞ。
場合によっては戦闘となる。
覚悟は良いか?」
・人を斬る覚悟か?
オーランドの爺さんを斬った時に、多分吹っ切れたと思う。
躊躇するようならサポートしてくれ。
・ライル
「わかった。
では、食事が終わったら城の前で集合だ。」
俺達はそれから話しながら飯を食べ、一旦部屋に戻ってから城の前まで来た。
・リーシュとカールは居ないのか?
・ライル
「今回は3人で行く。
カールは別働隊で動くからここには居ない。
リーシュも国の命令で別件があるらしい。
なので、
今回は特殊医療部隊のハナに来て貰った。」
・ハナ
特殊医療部隊一班のハナです。
作戦に参加できて光栄です!
・宜しくたのむ。
・ライル
「よし、今回の移動は馬車無しだ。
まずは中継地点まで走る。
準備は良いか?」
・ハナ、俺
「了解」
俺たちは全力で走り抜けつつ目の前に現れた魔物を斬り伏せて行く。
かなり急いでるな、、、
・ライル
「ハナは走る事だけに集中すれば良い、
裕輝、俺のサポートを頼む」
・了解、
ライル、かなり急いでるが、、
そんなにヤバいのか?
・ライル
「まあな、今向かっている国は人間至高主義だ。
人族こそ最高の生物って言ってる奴らだな。
そこに動きがあったらしい。
何が起こっているかを突き止めなきゃならん。」
・動きか、、、戦争の準備って所か?
・ライル
「その前段階だな、、、
資金調達や兵士募集、武器商人とのコンタクト
その辺がかなり活発化している。
何かをするのは確実だな。
だから調べる。
奴等の狙いを知らねばならん。」
・なる程、、、
ならもう少し急いだ方が良いか?
俺はハナを見る、かなりへばっているな。
・ハナ、ちょっと失礼するぞ。
・ハナ
「はあ、はあ、
ひ、裕輝さん?
きゃっ」
俺はハナを抱き上げる。
・しっかりと掴まれ。
ライル、スピード上げて良いぞ。
・ライル
「わかった、敵の迎撃は俺がする。
俺の後ろをなぞる様について来い。」
走るスピードが一気に上がる。
俺も合わせて加速する。
ライル、手加減無しかよ、、、
こっちは2人分だっての。
・上等だ、、、
ハナ、舌を噛むから絶対に喋るなよ。
あと、、、、振り落とされんなよ!
俺はライルにぴったりと付く。
一瞬、ライルがこちらを見て笑う。
・ナメんなよ!
・ライル
「本当に頼もしいヤツだ。」
凄まじいスピードで駆け抜けて行く、、、
そして、予定を大幅に短縮して目的地に着く。
・ライル
「よく付いてこられたな、、、
流石は裕輝だ。」
・ふん、途中でこっちのスピードに合わせといてよく言うぜ。
・ライル
「バレてたか、、、
だが、お陰でかなり早く着けた。」
・ここは?
・ライル
「バーリ村と言ってな、、、
山岳部にある鉱山の村だ。
少し情報収集してから次の目的地に向かう。
ハナは少し休め、裕輝はハナに付いててくれ。」
・わかった、気を付けてな。
・ライル
「おう、裕輝も身体を休めておけよ。
また走るからな」
ライルは村の奥に歩いて行った。
あいつすげぇな、
あんなに走ったのにまだまだ元気だ。
底が知れねぇや。
・ハナ
「あの、裕輝さん。
ありがとうございました。」
・気にしないで良い。
こちらこそ急に抱き抱えてすまなかった。
また走るらしいから、ゆっくりとしていようか。
ハナはゆっくりと体を癒す。
俺はまだ余裕があるが、どこまで走るか分からないので一緒になって体を休める。
・ハナ
「裕輝さんは勇者様だと、リーシュ隊長に聞いたのですが、、、勇者様が現れたと言うことは魔族との戦いが近いのでしょうか?」
・正直俺にも解らん。
だが、戦いが近いらしい事は聞いた。
とは言え俺1人でどうにかなるとは到底思えない。
結局は皆の力で解決しなきゃな。
出来れば戦いが始まる前に潰したい所だな。
・ハナ
戦いが始まる前に、、、ですか。
・あぁ、物事には順序がある。
的確に情報を仕入れれば早い段階で潰せる可能性も出てくるだろう、、、
遅れれば遅れる程、泥沼の戦いになる
そうなる前に手を打ちたい。
ライルはその為に急いでるんじゃ無いかな?
俺はそう考えてたよ。
・ハナ
「なる程、、、裕輝さんは凄いですね。
ちゃんと色々考えてる。
私も見習わなくちゃ。」
・ライル
「戻ったぞ、、
今から少し休憩したら次の村に向かう。」
・お疲れ様、
収穫はあったか?
・ライル
「あぁ、、、
この所、我が国に鉄鉱が入ってきてなくてな、ここで聞いてみたらモーダル国が買い占めてるらしい。
そう言えば、物資調達班が鉄が不足しているとか言ってたな。」
・なる程ね、、、
武器の調達って訳ね。
確かに急いだ方が良さそうだ。
ところで物資調達ってタスラーじゃなかった?
あれからどうなったの彼。
・ライル
「うむ、大変な事になったな、、、
なんたってギルドと喧嘩した訳だからな。
ギルドから随時買い取っていた水の供給問題まで発展した。
実は、ギルド水はかなり貴重なんだ。
他の所で買った水だと匂いがキツいし腹も壊す事が多くてな、、、
それが、あのギルドから買い取ってきた水は殆ど臭みが無く腹も壊さなかった。
更にだ、決闘が決まってから納入された水なんてそのまま飲める程臭みが全く無かったんだ。
無味無臭の水なんて聞いたことも飲んだ事も無かったからな、そりゃ大騒ぎだ。
奇跡の水と呼ばれる程だ。
それなのにケンカ吹っかけた訳だろ?
もうお偉いさん方は大激怒だわな。」
・お、おぉ、そうだったのか、、、。
そう言えば、飲んでた水にずっと味が付いていたのはそう言う事か、、
・ライル
「そうだ、そのままじゃ飲めたもんじゃないからな、果実の果汁で味を付けたり工夫してる。」
へぇ、、、俺は幸せな世界に居たんだな。
・ライル
「そうだ、飲んでみるか?
実は結構持って来た。」
ライルは鞄からでかい器を出す。
てか、物理的におかしいぞ?
その鞄から何でそんなでかい物が、、、
アイテムBOXって感じか、、、
・どれどれ、、
・ハナ
「私も良いんですか?」
2人は水を飲む。
裕輝は、あまり驚かない。
今まで飲んでた水だから、、
だが、ハナは違う。
・ハナ
「うそっ、何これ。
凄い美味しい。
水ってこんなにも美味しいの?」
おー、グイグイ行くね。
無味無臭の水って本当に凄い事なんだな。
違う世界に来て実感。
・ライル
「なっ?止まらないだろ?
この水が買えなくなるとなると、そりゃ大問題になるわな。
てな訳で、近々タスラーは隊長の任を解かれる。
ちなみにハンダは辺境の警備に飛ばされた。
本人の意思らしい。
まぁ、あんな負け方したらそうなるわな。」
・何だかちょっとだけ不便に思うわ。
・ライル
「自業自得だ、、、
さて、そろそろ行くか。」
ライルはハナから器を受け取り鞄にしまう。
いいな、あの鞄俺も欲しい。
・ライル
「最初から飛ばして行きたい、裕輝行けるか?」
・任せろ
俺はハナをまた抱き上げる
・ハナ
「あぅぅぅぅ、、、。」
ハナが顔を赤くして照れている
・すまんな、俺なんかで申し訳ない。
少しの間、我慢していてくれ。
・ハナ
「嫌だなんてそんな、、、
とても光栄です。」
・ライル
「こりゃ惚れたな、、、」
・何か言ったか?
・ライル
「いや、何も、、、
ハナ、しっかりと裕輝に抱きついとけ。
さっきより少し早く行くぞ」
・OKだ
3人は移動を開始する
そんな中、ハナはライルに感謝した。
裕輝に思いっきり抱きつく事ができる。
申し訳ない気持ちの反面喜んでいる自分に気付く
・ライル
「裕輝、ここから道が更に悪くなる。
いけるか?」
・程度次第だな。
無理はしない、、、
だが行けるとこまで行ってみる。
無理そうなら言う、それまでは進んでくれ。
・ライル
「わかった。
早めに言えよ?」
壁を登り、岩を飛び、崖を下る。
道とは言えない場所を走って行く。
裕輝はライルについて行く。
・ライル
「本当に凄いヤツだ。
既に隊長クラスと戦っても勝つだろうな。
俺もうかうかしてられん。」
・ライルめ、、、
こちらの状況を確認しながら進んでやがる。
本当に底の知れないヤツだ。
いつか追いついてやるからな、、、
お互いが、お互いを認め合いながら進む。
そして、目的地にたどり着く。
・ライル
「この先の崖を下れば目的地だ。
今日はそこで野営する。」
・目的地なのに野営するのか?
・ライル
「まあな、、、毎回村や街があるとは限らない。
だが、バーリ村で1日目が終わる予定だった。
ここには2日目で着く予定だから、1日も猶予が出たわけだ。」
・予定が早まるのはいい事だ。
・ライル
「あぁ、今日の野営では体力回復に努めよう。
いい飯食ってゆっくり寝るぞ。」
日暮れにはまだ少しだけ時間がありそうだ。
食えそうな魔物でも狩りに行くか、、、
・この辺の魔物、食えるのか?
・ライル
「大丈夫だ、飯はちゃんと用意してある。
ハナ、調理を頼めるか?
俺は裕輝と話がある。」
・ハナ
「了解」
ハナは材料をライルから受け取ると少し離れた場所で調理を開始した。
・ライル
「次の街からモーダル国の領土に入る。
出来るだけ揉め事は避けたい、、、
だが、裕輝なら多分揉め事を起こすだろう。
そんな場所に行く。」
・何か怖いな、、、
どんな場所なんだ?
・ライル
「モーダル国はな、、、
人族以外の奴隷を認めてる国なんだ。
多分、それを見たら我慢出来ないだろう?
気持ちは分かるが、出来れば抑えて欲しい。
出来るか?」
・実際に見てみない事には何とも言えんな。
ライルが言うんだから、想像出来ないような事が起きてるんだろうな。
すまん、正直抑える自信無い。
・ライル
「裕輝らしいな、、、
まぁ、これも経験だな。
好きにすれば良いさ。
・良いのか?
揉め事になりそうな予感しかないけど、、
・ライル
「あぁ、俺も覚悟を決めておく。
止めたって止まらないだろ?
正直言うと俺も我慢出来んかもしれん。」
・何だよそれ、、、
とりあえず、出来るだけ我慢するよ。
、、、、多分。
・ライル
「おぅ、期待しないでおく。」
その後はライルとの談笑になり、ハナが呼びに来て夕飯となった。
3人とも飯の後、寝支度を整えてすぐに就寝。
そして次の日になる、、、
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる