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第2話
「余計な発言ばかりするミモザとの婚約を破棄する!」
学園の休日に夜会があり、会場の中央で私の婚約者ドルクが婚約破棄を宣言した。
ドルクの指輪からエイダと浮気していると聞いているから、婚約破棄したかったと察することはできる。
それでも会場で注目されているから、私は婚約破棄の理由について聞くことにしよう。
「余計な発言とは、なんのことでしょうか?」
「とぼけるな! 物を大切にしろとか、使い方が違うとか学園の生徒達に言っただろ!!」
ドルクが叫び、私の行動を非難する。
それでも間違ったことは言ってないから、私も言いたいことがあった。
「私には物の声が聞こえるスキルがあります。優れた魔法道具の声を聞き、その声を持ち主に伝えただけです」
正しい助言なのに、ドルクからすると余計な発言にしか聞こえないようだ。
スキルを持つ人は希少だから、信じていないドルクは激怒して叫ぶ。
「ふざけたことを言うな! お前と婚約したことは間違いだった!!」
婚約破棄は構わないけど、者の声が聞こえることは否定したくない。
激怒するドルクに対して、私は怯まずに話す。
「私は正しいことを言っています」
「お前がそう思い込んでいるだけだろう。迷惑している者しかいない!」
「――ドルクは断言したが、迷惑していない者もいる」
そう言ってカインがドルクの前に立ったことで、周囲がざわめいている。
公爵令息のカインが私の味方になるとは、誰も考えていなかったようだ。
それはドルクも同じようで、動揺しながら話す。
「うっっ……それは前にも言ったが、カインが勘違いしているだけだ!」
「俺はミモザの助言に助けられて感謝しているし、スキルを持っていると信じている」
今までは婚約者がいるからと、カインはあまり関わらないようにしてくれる。
婚約を破棄する状況だから来てくれて、ドルクはカインの発言に戸惑っていた。
「そ、そんなわけはない! ミモザの嘘を信じているのなら、俺が婚約破棄した後に婚約すればいいだろう!!」
「……それは、どういう意味だ?」
「スキルを持っている人間は希少だ。本当にミモザがスキルを持っていると信じているのなら、まだ誰とも婚約していないカインの婚約者に相応しいだろう」
ここでカインに「婚約者にはしたくない」と言わせて、物の声が聞こえるスキルが嘘だと思わせたいのでしょう。
ドルクの思惑は推測できたけど、カインの返答に私も驚くこととなる。
「ミモザが望むのなら、そうしよう……どうだろうか?」
「えっ? そ、それは――」
カインの発言に驚きながら、私は思案する。
聖剣もお礼を言っているし、私のために力になりたいのも事実のようだ。
ドルクが言い出した婚約破棄から、カインが新しい婚約者になろうとしてくれる。
断る理由がなくて、ドルクと婚約者でなくなることが嬉しくもあった。
「――わかりました。ドルク様との婚約破棄を受け入れ、私はカイン様と婚約します」
そう宣言して、私はドルクとの婚約破棄を決意する。
ドルクとしては、カインと私の行動に驚いているようだ。
学園の休日に夜会があり、会場の中央で私の婚約者ドルクが婚約破棄を宣言した。
ドルクの指輪からエイダと浮気していると聞いているから、婚約破棄したかったと察することはできる。
それでも会場で注目されているから、私は婚約破棄の理由について聞くことにしよう。
「余計な発言とは、なんのことでしょうか?」
「とぼけるな! 物を大切にしろとか、使い方が違うとか学園の生徒達に言っただろ!!」
ドルクが叫び、私の行動を非難する。
それでも間違ったことは言ってないから、私も言いたいことがあった。
「私には物の声が聞こえるスキルがあります。優れた魔法道具の声を聞き、その声を持ち主に伝えただけです」
正しい助言なのに、ドルクからすると余計な発言にしか聞こえないようだ。
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「ふざけたことを言うな! お前と婚約したことは間違いだった!!」
婚約破棄は構わないけど、者の声が聞こえることは否定したくない。
激怒するドルクに対して、私は怯まずに話す。
「私は正しいことを言っています」
「お前がそう思い込んでいるだけだろう。迷惑している者しかいない!」
「――ドルクは断言したが、迷惑していない者もいる」
そう言ってカインがドルクの前に立ったことで、周囲がざわめいている。
公爵令息のカインが私の味方になるとは、誰も考えていなかったようだ。
それはドルクも同じようで、動揺しながら話す。
「うっっ……それは前にも言ったが、カインが勘違いしているだけだ!」
「俺はミモザの助言に助けられて感謝しているし、スキルを持っていると信じている」
今までは婚約者がいるからと、カインはあまり関わらないようにしてくれる。
婚約を破棄する状況だから来てくれて、ドルクはカインの発言に戸惑っていた。
「そ、そんなわけはない! ミモザの嘘を信じているのなら、俺が婚約破棄した後に婚約すればいいだろう!!」
「……それは、どういう意味だ?」
「スキルを持っている人間は希少だ。本当にミモザがスキルを持っていると信じているのなら、まだ誰とも婚約していないカインの婚約者に相応しいだろう」
ここでカインに「婚約者にはしたくない」と言わせて、物の声が聞こえるスキルが嘘だと思わせたいのでしょう。
ドルクの思惑は推測できたけど、カインの返答に私も驚くこととなる。
「ミモザが望むのなら、そうしよう……どうだろうか?」
「えっ? そ、それは――」
カインの発言に驚きながら、私は思案する。
聖剣もお礼を言っているし、私のために力になりたいのも事実のようだ。
ドルクが言い出した婚約破棄から、カインが新しい婚約者になろうとしてくれる。
断る理由がなくて、ドルクと婚約者でなくなることが嬉しくもあった。
「――わかりました。ドルク様との婚約破棄を受け入れ、私はカイン様と婚約します」
そう宣言して、私はドルクとの婚約破棄を決意する。
ドルクとしては、カインと私の行動に驚いているようだ。
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