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第4話
夜会が終わり、私は屋敷に戻っている。
カインの馬車も同行してくれて、私の家族に今日の出来事を報告してくれた。
婚約者のドルクが私のスキルを信じず、婚約を破棄すると会場で宣言する。
そして私のスキルを信じてくれたカインがやって来て、ドルクに「ミモザと婚約すればいい」と言われて賛同した。
夜会が終わった後からカインは行動して、私の家族も納得している。
ドルクの家は慰謝料を支払うことになりそうで、私は婚約破棄の後に公爵令息のカインが婚約者だから何も問題なかった。
話し合いが終わり、今は私の部屋にカインが来てくれる。
今後の出来事について話したいけど、まずは聞きたいことがあった。
「私の家族は賛同していましたが、カイン様の家族は大丈夫なのでしょうか?」
「問題ない。俺の家族はミモザのスキルで聖剣が直ったことに感謝しているし、喜んで受け入れてくれるだろう」
「そうでしたか……聖剣は飾るより、魔力を込めて使った方がいいと話しただけですよ?」
そう言って、私はカインを助けた時の出来事を思い出す。
学園に一度だけカインは聖剣を持ってきたことがあり、そこで声を聞いている。
どうやら刀身にヒビが入り、直し方がわからないから学園の先生に相談に来たようだ。
相談してもわからなかったけど、私は聖剣から声が聞こえている。
魔力を込めて扱うだけで聖剣は本来の力を発揮して直るけど、長年使われることはなかったようだ。
「この国は平和だから、聖剣を使う必要がなかった。物は使えば消耗すると思い込んでいたせいでもあるな」
「魔法道具なら魔力で修復できる物もありますけど、普通は消耗品ですから仕方ないことです」
聖剣の刃にヒビが入っていたこともあり、剣として使うことを躊躇っていたのかもしれない。
それでも私の発言を信じてカインが聖剣を使ってみると、数日後には元の綺麗な状態に戻っていた。
「学園の生徒達も本来の使い方ができていないが、ドルクが「ミモザの助言を信じたら魔法道具が壊れた」と嘘をついたせいで信じないのだろう」
「そうですね……魔法道具に助けを求められると、つい助言してしまいました」
「今後は俺が責任を持つから、ミモザの助言を聞くよう話すとしよう。それなら、試すだけ試してくれるはずだ」
結果を出せれば私のスキルを信じてくれる人が増えそうで、助けを求めた物の力にもなれる。
カインと婚約できてよかったと思い、今後について話しておきたかった。
「ありがとうございます……私の助言ですが、カイン様との婚約が決まった後にするべきですね」
「そうだな。今は婚約破棄の手続きを済ませて、その後に俺と婚約しよう」
「はい。恐らくドルクも、エイダと婚約するため動くに決まっています」
男爵令嬢のエイダとしては、ドルクが心変わりするまでに婚約を公表したいはずだ。
そうなると同じタイミングで婚約を公表することになるかもしれないけど、元婚約者のことは気にしないでおこう。
そんなことを考えていると、カインは気になることがあるようだ。
「ドルクの指輪を修理するようミモザが話していたが、ドルクは拒んでいたな。この後はどうなるんだ?」
「指輪は本来の力を発揮できなくなり、ドルクの成績は落ちます」
ドルクが持つ指輪は魔法の性能を高める力があり、それによって好成績を出せている。
指輪が力を失っていけば、成績が落ちるのは間違いなさそうだ。
それでもドルクが指輪を修理するとは思えないし、私の発言を聞き修理するとしても職人の腕次第では直せない。
声の聞こえる私が傍にいれば問題なく直せるけど、婚約破棄の後にそこまでするつもりはなかった。
カインの馬車も同行してくれて、私の家族に今日の出来事を報告してくれた。
婚約者のドルクが私のスキルを信じず、婚約を破棄すると会場で宣言する。
そして私のスキルを信じてくれたカインがやって来て、ドルクに「ミモザと婚約すればいい」と言われて賛同した。
夜会が終わった後からカインは行動して、私の家族も納得している。
ドルクの家は慰謝料を支払うことになりそうで、私は婚約破棄の後に公爵令息のカインが婚約者だから何も問題なかった。
話し合いが終わり、今は私の部屋にカインが来てくれる。
今後の出来事について話したいけど、まずは聞きたいことがあった。
「私の家族は賛同していましたが、カイン様の家族は大丈夫なのでしょうか?」
「問題ない。俺の家族はミモザのスキルで聖剣が直ったことに感謝しているし、喜んで受け入れてくれるだろう」
「そうでしたか……聖剣は飾るより、魔力を込めて使った方がいいと話しただけですよ?」
そう言って、私はカインを助けた時の出来事を思い出す。
学園に一度だけカインは聖剣を持ってきたことがあり、そこで声を聞いている。
どうやら刀身にヒビが入り、直し方がわからないから学園の先生に相談に来たようだ。
相談してもわからなかったけど、私は聖剣から声が聞こえている。
魔力を込めて扱うだけで聖剣は本来の力を発揮して直るけど、長年使われることはなかったようだ。
「この国は平和だから、聖剣を使う必要がなかった。物は使えば消耗すると思い込んでいたせいでもあるな」
「魔法道具なら魔力で修復できる物もありますけど、普通は消耗品ですから仕方ないことです」
聖剣の刃にヒビが入っていたこともあり、剣として使うことを躊躇っていたのかもしれない。
それでも私の発言を信じてカインが聖剣を使ってみると、数日後には元の綺麗な状態に戻っていた。
「学園の生徒達も本来の使い方ができていないが、ドルクが「ミモザの助言を信じたら魔法道具が壊れた」と嘘をついたせいで信じないのだろう」
「そうですね……魔法道具に助けを求められると、つい助言してしまいました」
「今後は俺が責任を持つから、ミモザの助言を聞くよう話すとしよう。それなら、試すだけ試してくれるはずだ」
結果を出せれば私のスキルを信じてくれる人が増えそうで、助けを求めた物の力にもなれる。
カインと婚約できてよかったと思い、今後について話しておきたかった。
「ありがとうございます……私の助言ですが、カイン様との婚約が決まった後にするべきですね」
「そうだな。今は婚約破棄の手続きを済ませて、その後に俺と婚約しよう」
「はい。恐らくドルクも、エイダと婚約するため動くに決まっています」
男爵令嬢のエイダとしては、ドルクが心変わりするまでに婚約を公表したいはずだ。
そうなると同じタイミングで婚約を公表することになるかもしれないけど、元婚約者のことは気にしないでおこう。
そんなことを考えていると、カインは気になることがあるようだ。
「ドルクの指輪を修理するようミモザが話していたが、ドルクは拒んでいたな。この後はどうなるんだ?」
「指輪は本来の力を発揮できなくなり、ドルクの成績は落ちます」
ドルクが持つ指輪は魔法の性能を高める力があり、それによって好成績を出せている。
指輪が力を失っていけば、成績が落ちるのは間違いなさそうだ。
それでもドルクが指輪を修理するとは思えないし、私の発言を聞き修理するとしても職人の腕次第では直せない。
声の聞こえる私が傍にいれば問題なく直せるけど、婚約破棄の後にそこまでするつもりはなかった。
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