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第6話
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私がカインと婚約してから、1週間が経とうとしている。
今までと同じように、私はクラスメイトが持つ魔法道具の声を聞き助言をしていた。
今までと違う点として、公爵令息カインの協力がある。
前の婚約者ドルクの妨害により私の助言は拒まれていたけど、カインは私のスキルを信じてくれた。
そして一度試して欲しいと言ってくれたから、クラスメイトは私の発言通りに行動してくれる。
魔法道具は本来の力を発揮できるようになって感謝の声を聞き、私は安堵していた。
登校して教室に入ると、男子生徒が私に声をかけてくる。
魔法道具について助言した人で、会うとすぐにお礼を伝えてくれた。
「ミモザ様、ありがとうございます。杖を冷ますことで性能が格段に向上しました……これは、他の杖では意味がないことなのでしょうか?」
「はい。その杖に埋め込まれている魔石の効力を高めるために必要なことで、他の杖だと違う方法になりそうです」
杖の魔法道具で声が聞こえるほど性能がいい魔法道具はあまり見ないから、推測だけど間違いないはずだ。
この1週間の行動により、私の物の声が聞こえるスキルは実在していると周囲の人達は信じてくれる。
カインの協力があってこそで、助けを求めた魔法道具の力になれたことが嬉しかった。
話し終えると、私の傍にカインが来てくれる。
「これでドルクの評判も下がるだろう。今まで余計な発言をしていたのはドルクの方だ」
「そうですね。私のスキルを信じなかったドルク様が悪いだけです」
クラスメイトはドルクの発言を信じたことを謝り、私がスキルを持っていると信じている。
そしてドルクは成績は落ちているけど、その理由もわかっていた。
私の席でカインと話していると、登校したドルクがやって来る。
何か言いたいことがありそうで、怒りながら話し出す。
「俺は指輪の修理を頼んだが、職人から何も問題ないと言われたぞ! どういうことだ!!」
「ドルク様はいきなり私の席にやって来て、何を言っているのですか?」
「指輪が性能を発揮できないから、お前は修理に出せと言っただろ!」
どうやら今になって、元婚約者のドルクは私の助言を聞き行動したらしい。
それでも魔法道具職人は修理する必要がないと判断したようで、理由を話す前に聞きたいことがある。
「修理の相談をしたということは、ドルク様は私が物の声を聞こえると認めるのですね?」
「全て偶然だが、指輪が気になり修理を依頼しただけだ!」
「今になってミモザの言う通りにしたというのに、直せなくて怒るとはな」
「うっっ……」
動揺するドルクに、カインは魔法道具の職人が問題ないと言った理由を説明する。
「物の声が聞こえるミモザの指示があれば直せるかもしれないが、今のミモザがそこまでする必要はないだろう」
「指輪もいい持ち主に巡り会えなかったと諦めています。存在を維持するため、もうドルク様には何もしないようです」
頼まれていたけど、持ち主が拒んだから魔法道具の指輪は現状を受け入れている。
私は婚約破棄の後に活躍することができて、ドルクは更に後悔することととなりそうだ。
今までと同じように、私はクラスメイトが持つ魔法道具の声を聞き助言をしていた。
今までと違う点として、公爵令息カインの協力がある。
前の婚約者ドルクの妨害により私の助言は拒まれていたけど、カインは私のスキルを信じてくれた。
そして一度試して欲しいと言ってくれたから、クラスメイトは私の発言通りに行動してくれる。
魔法道具は本来の力を発揮できるようになって感謝の声を聞き、私は安堵していた。
登校して教室に入ると、男子生徒が私に声をかけてくる。
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「ミモザ様、ありがとうございます。杖を冷ますことで性能が格段に向上しました……これは、他の杖では意味がないことなのでしょうか?」
「はい。その杖に埋め込まれている魔石の効力を高めるために必要なことで、他の杖だと違う方法になりそうです」
杖の魔法道具で声が聞こえるほど性能がいい魔法道具はあまり見ないから、推測だけど間違いないはずだ。
この1週間の行動により、私の物の声が聞こえるスキルは実在していると周囲の人達は信じてくれる。
カインの協力があってこそで、助けを求めた魔法道具の力になれたことが嬉しかった。
話し終えると、私の傍にカインが来てくれる。
「これでドルクの評判も下がるだろう。今まで余計な発言をしていたのはドルクの方だ」
「そうですね。私のスキルを信じなかったドルク様が悪いだけです」
クラスメイトはドルクの発言を信じたことを謝り、私がスキルを持っていると信じている。
そしてドルクは成績は落ちているけど、その理由もわかっていた。
私の席でカインと話していると、登校したドルクがやって来る。
何か言いたいことがありそうで、怒りながら話し出す。
「俺は指輪の修理を頼んだが、職人から何も問題ないと言われたぞ! どういうことだ!!」
「ドルク様はいきなり私の席にやって来て、何を言っているのですか?」
「指輪が性能を発揮できないから、お前は修理に出せと言っただろ!」
どうやら今になって、元婚約者のドルクは私の助言を聞き行動したらしい。
それでも魔法道具職人は修理する必要がないと判断したようで、理由を話す前に聞きたいことがある。
「修理の相談をしたということは、ドルク様は私が物の声を聞こえると認めるのですね?」
「全て偶然だが、指輪が気になり修理を依頼しただけだ!」
「今になってミモザの言う通りにしたというのに、直せなくて怒るとはな」
「うっっ……」
動揺するドルクに、カインは魔法道具の職人が問題ないと言った理由を説明する。
「物の声が聞こえるミモザの指示があれば直せるかもしれないが、今のミモザがそこまでする必要はないだろう」
「指輪もいい持ち主に巡り会えなかったと諦めています。存在を維持するため、もうドルク様には何もしないようです」
頼まれていたけど、持ち主が拒んだから魔法道具の指輪は現状を受け入れている。
私は婚約破棄の後に活躍することができて、ドルクは更に後悔することととなりそうだ。
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