他の人を好きになったあなたを、私は愛することができません

天宮有

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第17話

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レヴォク視点

 俺は父上と話し合い、部屋に戻り1人で思案する。
 シーラが消えたことで発生した問題に、俺は頭を抱えるしかない。

「クソッ! まさかシーラが消えることで、こんなことになるとは!!」

 錬金魔法については父上が調査するようで、理由が判明して解決するのならそれでいい。
 問題はシーラが必要と判明した時で、そうなれば捜索する者が現れるだろう。

「証拠の魔法道具の枷を、父上が持っていることも危険だ」

 俺は処分を提案したが、貴重な魔法道具だからと拒まれてしまった。
 もし真相を貴族の誰かが知れば、俺と国王はどんな目に合ってもおかしくはない。

「……とにかく今は、シーラの武器を粗末に扱うなと所有者に伝えるしかないだろう」

 今後のことを考えて、この時の俺は焦りから完全に忘れていることがあった。

 ガルク国は数年間、圧倒的な力で魔物を倒し続けている。
 シーラの武器は持主の身体能力も強化するようで、ガルク国はある魔物の力を利用しようとしていた。

 魔物の力を利用する計画は順調に進み、それにはシーラの武器が必要となる。
 シーラの武器が修復できないのなら、計画は間違いなく失敗してしまう。

 その結果――数週間後、更なる事態が起ころうとしていた。
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