19 / 48
第19話
しおりを挟む
私が提案した翌日の夕方には、ゼロアは魔法道具作りに必要な魔石を持ってきてくれた。
テーブルには様々な形の魔力が籠った石――魔石が並んでいて、ゼロアが話す。
「これで、魔法道具作りができますね」
「はい。ありがとうございます……あの、行動が迅速ですね」
ゼロアがすぐに動いてくれたのは嬉しいけど、もう試せることに驚いてしまう。
思わず尋ねてしまうと、ゼロアが微笑みを浮かべて話す。
「シーラにやりたいことができたのなら、僕は全力で協力するだけです」
「そ、そうですか……ありがとうございます」
どうやって集めたのかが気になってしまうけど、それよりもゼロアの気遣いが嬉しかった。
どうやら私は、バーレツ国に来てやることがなくなり不安だったのかもしれない。
魔法道具を作りたいと思ったのも、私にできることをしたくなったからだ。
「様々な魔石を組み合わせて、イメージを籠めた魔力を流して力を得るとされていますけど……魔法道具を作る人は、直感で作っているようです」
ゼロアは魔法道具について調べてくれたようで、作り方を話してくれた。
魔法道具は、錬金魔法でなくとも作れる。
私は作ったことがないけど……錬金魔法を使えば、私でも魔法道具が作れそうな気がしていた。
テーブルには様々な形の魔力が籠った石――魔石が並んでいて、ゼロアが話す。
「これで、魔法道具作りができますね」
「はい。ありがとうございます……あの、行動が迅速ですね」
ゼロアがすぐに動いてくれたのは嬉しいけど、もう試せることに驚いてしまう。
思わず尋ねてしまうと、ゼロアが微笑みを浮かべて話す。
「シーラにやりたいことができたのなら、僕は全力で協力するだけです」
「そ、そうですか……ありがとうございます」
どうやって集めたのかが気になってしまうけど、それよりもゼロアの気遣いが嬉しかった。
どうやら私は、バーレツ国に来てやることがなくなり不安だったのかもしれない。
魔法道具を作りたいと思ったのも、私にできることをしたくなったからだ。
「様々な魔石を組み合わせて、イメージを籠めた魔力を流して力を得るとされていますけど……魔法道具を作る人は、直感で作っているようです」
ゼロアは魔法道具について調べてくれたようで、作り方を話してくれた。
魔法道具は、錬金魔法でなくとも作れる。
私は作ったことがないけど……錬金魔法を使えば、私でも魔法道具が作れそうな気がしていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,737
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる