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第22話
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ルグド視点
俺は魔法学園で、禁止されている魔法薬を飲むという不正が発覚してしまう。
城の大広間に呼び出されて、父が激怒していた。
「学園で魔法薬を飲むとは何を考えている!? 他の王子達も不正を疑われているのだぞ!!」
「そ、それは……申し訳ありません」
「今回は初犯だから謹慎程度で済んだが、次に似たようなことをしてみろ……今度は家族の縁を切る!」
俺は罰として謹慎処分を受けるが、これは王子という立場と初犯だからのようだ。
次からは王子だとしても退学がありえるようで、もう不正をすることはできなくなってしまう。
「わかりました……申し訳、ありませんでした」
俺は謝罪しているが、内心ではアリザに対する憎しみが増していた。
■◇■◇■◇■◇■
父に怒られて憔悴した俺が部屋に戻ると、シェムが宥めてくれた。
黙っていたことも許してくれて、今度からは話して欲しいと言われる。
俺は反省して、シェムに従うべきだと考えるようになっていた。
「もう不正はしない方がいいでしょう。これから徐々に、アリザ様を後悔させていけばいいだけです」
「そうだな……シェムの評判も落としてしまった」
「私は気にしていません……今度から、行動を起こす時は必ず私に話してください」
「ああ。その方がよさそうだ」
シェムの話を聞き、俺は本心を話す。
何か気になっているようだが、俺は気のせいだと思うようになっていた。
俺は魔法学園で、禁止されている魔法薬を飲むという不正が発覚してしまう。
城の大広間に呼び出されて、父が激怒していた。
「学園で魔法薬を飲むとは何を考えている!? 他の王子達も不正を疑われているのだぞ!!」
「そ、それは……申し訳ありません」
「今回は初犯だから謹慎程度で済んだが、次に似たようなことをしてみろ……今度は家族の縁を切る!」
俺は罰として謹慎処分を受けるが、これは王子という立場と初犯だからのようだ。
次からは王子だとしても退学がありえるようで、もう不正をすることはできなくなってしまう。
「わかりました……申し訳、ありませんでした」
俺は謝罪しているが、内心ではアリザに対する憎しみが増していた。
■◇■◇■◇■◇■
父に怒られて憔悴した俺が部屋に戻ると、シェムが宥めてくれた。
黙っていたことも許してくれて、今度からは話して欲しいと言われる。
俺は反省して、シェムに従うべきだと考えるようになっていた。
「もう不正はしない方がいいでしょう。これから徐々に、アリザ様を後悔させていけばいいだけです」
「そうだな……シェムの評判も落としてしまった」
「私は気にしていません……今度から、行動を起こす時は必ず私に話してください」
「ああ。その方がよさそうだ」
シェムの話を聞き、俺は本心を話す。
何か気になっているようだが、俺は気のせいだと思うようになっていた。
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