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第35話
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サーノラ家で発生した問題は、カインの協力もあって対処できた。
犯人はわからないようだけど、シェムが怪しいとカインは考えている。
その後は何も問題が起こることはなくて――ルグドは謹慎中だから、私は平和な学園生活を送ることができていた。
力を抑えていないから好成績で、学園内でも話題になっている程だ。
全てルグド王子のせいだったということは、私が結果を出したことで納得させている。
ルグドはもう不正することができないし、戻って来たとしてもこの生活は続くはずだ。
今日はカインの屋敷に向かい、部屋で話をしている。
授業の内容を話し合っていると、カインは言いたいことがあるようだ。
「シェムについて、俺は調べていた」
「はい。本当にシェムが、サーノラ伯爵領で問題を起こそうとしたのでしょうか?」
通っている学園が違うから、私はシェムと一度も会ったことがない。
カインは警戒していたようで、シェムを調べていたようだ。
「それはまだ、わからないが……人を魅了する力を、もっている可能性が高いようだ」
カインはシェムについて調べていたようで、私は詳しく聞くことにした。
今までシェムと親しかった異性は、自分では考えられない行動をとったようだ。
自我を強く持つことで正気に戻れるようだけど、その後シェムは関わらなくなるらしい。
これはシェムと関わった人達の体感だから、全て推測のようだ。
話を聞いて、私はシェムについて考える。
精神的に弱っているルグドに、シェムはつけ入ろうとしているのかもしれない。
犯人はわからないようだけど、シェムが怪しいとカインは考えている。
その後は何も問題が起こることはなくて――ルグドは謹慎中だから、私は平和な学園生活を送ることができていた。
力を抑えていないから好成績で、学園内でも話題になっている程だ。
全てルグド王子のせいだったということは、私が結果を出したことで納得させている。
ルグドはもう不正することができないし、戻って来たとしてもこの生活は続くはずだ。
今日はカインの屋敷に向かい、部屋で話をしている。
授業の内容を話し合っていると、カインは言いたいことがあるようだ。
「シェムについて、俺は調べていた」
「はい。本当にシェムが、サーノラ伯爵領で問題を起こそうとしたのでしょうか?」
通っている学園が違うから、私はシェムと一度も会ったことがない。
カインは警戒していたようで、シェムを調べていたようだ。
「それはまだ、わからないが……人を魅了する力を、もっている可能性が高いようだ」
カインはシェムについて調べていたようで、私は詳しく聞くことにした。
今までシェムと親しかった異性は、自分では考えられない行動をとったようだ。
自我を強く持つことで正気に戻れるようだけど、その後シェムは関わらなくなるらしい。
これはシェムと関わった人達の体感だから、全て推測のようだ。
話を聞いて、私はシェムについて考える。
精神的に弱っているルグドに、シェムはつけ入ろうとしているのかもしれない。
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