愛せないと言われたから、私も愛することをやめました

天宮有

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第30話

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ヴァン視点

 俺とエイダは連行されて、国王の前に突き出されていた。
 どうやらセインが調査していたようで、国王は真相を全て知ったようだ。

「国宝を盗み、更にルレック領を襲撃するとは……2人は処刑する!」

 俺はエイダの行動が原因で、処刑されそうになっている。
 国王の話を聞くに、俺はエイダに利用されていただけのようだ。

「待ってください! 悪いのは全てエイダです!!」

 エイダは俺を利用したかっただけと知って、愛していた気持ちが失せている。
 全てエイダのせいにすれば、俺だけは助かるかもしれない。
 そんなことを考えていると父上……国王が、俺に激怒して叫ぶ。

「見苦しいぞ! これは全て貴様とエイダが引き起こした行動によるものだ!!」

「父上! 俺はエイダに唆されていただけです!!」

「もう貴様の父ではない! 平民に唆されたなどよく言えたものだ!!」

 エイダは提案だけして、実際に貴族や商人を動かすことは俺がしている。
 平民に唆される方が悪いと国王は考え、俺とエイダの処刑が決まった
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