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第7話
私がロガムラ侯爵家に暮らしてから、1ヶ月が経っていた。
領地の魔物による問題を、私はカインと一緒に行動することで解決していく。
今日も魔物の問題を対処して、屋敷に戻る馬車に乗っていた。
キャビンの椅子に座っていると、対面しているカインが私に話す。
「ミレッサは聖女の魔法が使いこなせるようになったが、報告しなくていいのだろうか?」
「はい。今までシアノがムーディス国を守る聖女として活動していましたし、今シアノはルグド殿下の婚約者です」
私が聖女の魔法を失敗していた時、国を守る聖女としての活動は全て妹シアノが行っていた。
シアノは自分の方が相応しいと言って、ルグド王子の婚約者になった理由でもある。
王子の婚約者としてシアノが国を守る聖女だと考えていると、カインが思案して話す。
「そうか……誰がどう考えても、今のミレッサはシアノよりも優秀だ」
カインが断言したのは、この1ヶ月でで使った私の聖魔法の力が凄かったからだ。
ロガムラ領地の被害はほとんどなくて、貴族の人達の話題になりつつあるらしい。
王家が調査するとしても、数ヶ月後だとカインは推測しているようだ。
「私もそう思いますけど、国を守る聖女は王子の婚約者が務めるべきでしょう」
「シアノを後悔させることができそうだが、ミレッサはそれでいいのか?」
カインが尋ねて、私は笑顔で返答する。
「はい。私は聖女の力を、カインのために使いたいと想っています」
今までルグド王子が婚約者だったから、私は聖魔法を失敗してしまう。
聖魔法を使えるのはカインが優しかったからで、私は王家よりロガムラ領を守りたい。
そのことを話すと――カインが、笑顔で話す。
「わかった、それでも国の危機になれば俺は力になるつもりだから、その時はミレッサも協力して欲しい」
「はい。私はカインと一緒に行動します」
私は決意を話して、屋敷に戻っていく。
シアノは聖女として評判が悪くなっていることを、この時の私は知らなかった。
領地の魔物による問題を、私はカインと一緒に行動することで解決していく。
今日も魔物の問題を対処して、屋敷に戻る馬車に乗っていた。
キャビンの椅子に座っていると、対面しているカインが私に話す。
「ミレッサは聖女の魔法が使いこなせるようになったが、報告しなくていいのだろうか?」
「はい。今までシアノがムーディス国を守る聖女として活動していましたし、今シアノはルグド殿下の婚約者です」
私が聖女の魔法を失敗していた時、国を守る聖女としての活動は全て妹シアノが行っていた。
シアノは自分の方が相応しいと言って、ルグド王子の婚約者になった理由でもある。
王子の婚約者としてシアノが国を守る聖女だと考えていると、カインが思案して話す。
「そうか……誰がどう考えても、今のミレッサはシアノよりも優秀だ」
カインが断言したのは、この1ヶ月でで使った私の聖魔法の力が凄かったからだ。
ロガムラ領地の被害はほとんどなくて、貴族の人達の話題になりつつあるらしい。
王家が調査するとしても、数ヶ月後だとカインは推測しているようだ。
「私もそう思いますけど、国を守る聖女は王子の婚約者が務めるべきでしょう」
「シアノを後悔させることができそうだが、ミレッサはそれでいいのか?」
カインが尋ねて、私は笑顔で返答する。
「はい。私は聖女の力を、カインのために使いたいと想っています」
今までルグド王子が婚約者だったから、私は聖魔法を失敗してしまう。
聖魔法を使えるのはカインが優しかったからで、私は王家よりロガムラ領を守りたい。
そのことを話すと――カインが、笑顔で話す。
「わかった、それでも国の危機になれば俺は力になるつもりだから、その時はミレッサも協力して欲しい」
「はい。私はカインと一緒に行動します」
私は決意を話して、屋敷に戻っていく。
シアノは聖女として評判が悪くなっていることを、この時の私は知らなかった。
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