婚約者を奪われた私が悪者扱いされたので、これから何が起きても知りません

天宮有

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第12話

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 備えていれば対処できたのに、シレッサ子爵家は私の提案を拒んでいた。
 その結果として起きたことだから、当然だと思うしかない。

 レアスが報告書の内容を話してくれるけど、全て予想できていたことだ。
 シレッサ子爵領の現状を聞き、私とリックは呆れている。
 レアスの話を聞いて、私は思案して話す。

「異変が起こる予兆はあったはずなのに、それでもシレッサ子爵家は何もしなかったのでしょう」

「それでも……異変が起きるのが、早過ぎる気もする」

「どうやら、ザノーク様が余計なことをしたようです」

 そう言って、レアスが報告書を私達に見せる。
 ザノークがシレッサ子爵領の問題を対処する為に、様々な魔法道具を購入して使ったようだ。
 それでも魔法道具は何の効力もなくて、騙されいるとレアスに報告した人は考えているらしい。

「これは……もう、どうしようもないですね」

 レアスの報告を聞いて、私は呆れ果てている。
 もし助けを求めてきたとしても、手遅れだった。
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