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第37話
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私とカインの目の前には、茫然としているシェムとルグドがいる。
ルグドは魔法の光を浴びて苦しんでいたけど、数分で元に戻っている。
カインが杖で浮かせた魔法道具の結晶を見て、シェム達は顔を真っ青にしていた。
「シェム様とルグド殿下の行動は読めていました。この魔法道具を、どちらかに使おうと思っています」
「なっっ――っ!? 待て! それは――」
「――ルグド殿下!? 何を言うつもりですか!?」
ルグドが魔法道具の詳細を話そうとして、シェムが取り乱す。
それでも石化されることを恐れたようで、ルグドは全てを白状した。
「それは石化の魔法道具! シェムがアイラを封印しようとした代物だ!!」
そう言ってから、ルグドが今までの行動を話す。
そして――私に対して、ルグドは頭を下げた。
「シェムは魔法が使えず、自暴自棄になっていた! 許してくれぇぇっ!!」
「そうです! 聖女として活躍していたアイラ様を妬んでしまいました。許してください!!」
ルグドとシェムが謝罪するけど、私に向かって石化の魔法道具を投げてきた。
その時点で許す気は起きず、私の代わりにカインが話してくれる。
「発言は全て記録しています。私達は許す気はありません」
「はい。カイン様の言う通りです」
そう言って、私は魔法でシェム達の意識を奪う。
悪事が全て発覚したことで、ルグドとシェムは処刑が決まった。
ルグドは魔法の光を浴びて苦しんでいたけど、数分で元に戻っている。
カインが杖で浮かせた魔法道具の結晶を見て、シェム達は顔を真っ青にしていた。
「シェム様とルグド殿下の行動は読めていました。この魔法道具を、どちらかに使おうと思っています」
「なっっ――っ!? 待て! それは――」
「――ルグド殿下!? 何を言うつもりですか!?」
ルグドが魔法道具の詳細を話そうとして、シェムが取り乱す。
それでも石化されることを恐れたようで、ルグドは全てを白状した。
「それは石化の魔法道具! シェムがアイラを封印しようとした代物だ!!」
そう言ってから、ルグドが今までの行動を話す。
そして――私に対して、ルグドは頭を下げた。
「シェムは魔法が使えず、自暴自棄になっていた! 許してくれぇぇっ!!」
「そうです! 聖女として活躍していたアイラ様を妬んでしまいました。許してください!!」
ルグドとシェムが謝罪するけど、私に向かって石化の魔法道具を投げてきた。
その時点で許す気は起きず、私の代わりにカインが話してくれる。
「発言は全て記録しています。私達は許す気はありません」
「はい。カイン様の言う通りです」
そう言って、私は魔法でシェム達の意識を奪う。
悪事が全て発覚したことで、ルグドとシェムは処刑が決まった。
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