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第17話
午前の授業が終わり、昼休みになってレミザが私の前にやって来た。
魔法道具を加工する授業で、私は明確な差を見せることに成功する。
それによりレミザは怒りだすけど、ここまで予想通りに動いてくれるのか。
「今日の授業はアリカの運がよかっただけ! 魔法道具を作成する授業なら私の方が上よ!!」
「そうなんですか? レミザ様は私と同じぐらい魔法道具に詳しいと聞いていたのですが、本当なのでしょうか?」
「私を馬鹿にしているの!?」
「学園の評価で同じと聞いていましたので、間違っていたなら謝ります」
現状は誰がどう見ても私の方が上だけど、学園の評価を出して追い詰めていく。
私がロランと婚約してから急成長したことよりも、レミザとしては私に劣っている方が気になるようだ。
「うっっ……謝る必要はないわ! それに私の方が上よ!」
「そうでしたか。記憶を失っているのでわかりませんでした。レミザ様の作成する魔法道具を見るのが楽しみです」
私の発言を聞き、レミザが何も言えなくなって教室を出て行く。
その姿を眺めながら、近くで話を聞いていたロランが私の元へ来てくれた。
「煽りすぎじゃないか? ああなると君を潰しにくるかもしれないぞ?」
「そのためにロラン様と婚約したのではないですか。婚約者の私を守ってくださいね」
「任せて欲しい。何かあれば、アリカは好きに俺の名前を出しても構わない」
「ありがとうございます……レミザよりも、マトスが動きそうですけどね」
私の発言に嬉しそうなロランも、おかしい気がしてくる。
そこは言わないでおくことにして、私は今後も授業でレミザより上と証明していこう。
魔法道具を加工する授業で、私は明確な差を見せることに成功する。
それによりレミザは怒りだすけど、ここまで予想通りに動いてくれるのか。
「今日の授業はアリカの運がよかっただけ! 魔法道具を作成する授業なら私の方が上よ!!」
「そうなんですか? レミザ様は私と同じぐらい魔法道具に詳しいと聞いていたのですが、本当なのでしょうか?」
「私を馬鹿にしているの!?」
「学園の評価で同じと聞いていましたので、間違っていたなら謝ります」
現状は誰がどう見ても私の方が上だけど、学園の評価を出して追い詰めていく。
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「煽りすぎじゃないか? ああなると君を潰しにくるかもしれないぞ?」
「そのためにロラン様と婚約したのではないですか。婚約者の私を守ってくださいね」
「任せて欲しい。何かあれば、アリカは好きに俺の名前を出しても構わない」
「ありがとうございます……レミザよりも、マトスが動きそうですけどね」
私の発言に嬉しそうなロランも、おかしい気がしてくる。
そこは言わないでおくことにして、私は今後も授業でレミザより上と証明していこう。
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