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第12話
ゼノラス視点
時間は1ヶ月前、異変が起きるようになった時まで遡る。
他国に生息する危険なモンスターがロアルズ国を襲い、俺はルリサに助けを求めようとしていた。
ルリサのいるラベーリ家の屋敷に向かう途中、馬車の中で1人になって俺は呟く。
「サレアの計画通り、ロアルズ国で異変が起きている……ルリサに助けを求めれば、俺の婚約者として動くだろう」
ルリサのことは好きではないが、ルリサの方は王子の婚約者という立場を気にしている。
王子の婚約者として相応しくなろうと、行動していることは前から知っていた。
「その意志と膨大な魔力を利用し、サレアの魔法道具の実験台となる。俺の力となれるのだから、ルリサも本望に決まっている!」
サレアの魔法道具によって、他国に生息する危険なモンスターを引き寄せた。
危機的状況にしてルリサを焦らせた後、魔法道具の実験台にする目論見だ。
「そして俺はルリサを従えて、サレアを婚約者にしよう」
決意を呟くと、馬車がラベーリ家の屋敷に到着した。
俺はルリサの力が必要だと頼み――ルリサの返答を聞いて、俺は驚愕することとなる。
時間は1ヶ月前、異変が起きるようになった時まで遡る。
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