39 / 40
第39話
キサラの部屋に到着すると、そこにはキサラの他にルドノスと国王と宰相の姿があった。
どうやら私がキサラの呪いを解いた後に、キサラが「自分はミレナ」だと言わせたいのでしょう。
国王の発言なら従うと考えて集まっているから、正体を明かすのに好都合だ。
私は仮面を外すと――双子だから、キサラと同じ顔をしている。
真っ先にルドノスが驚き、私に向かって叫ぶ。
「馬鹿な!? どうしてミレナがここにいる!?」
「ミレナはベッドで眠っている人ではなかったのですか?」
「信じられん……仮面の聖女の正体が、ミレナだと……」
部屋にいる私とマウロ以外の人達が動揺しているけど、ミレナが生きているのは予想外だったようだ。
ルドノスが困惑している状況で、私は説明することにした。
「今まで私の魔力でキサラを支えていたから、キサラは優秀な魔法使いでした。これは私が生き延びた理由や、キサラが魔法を使えなくなった理由でもあります」
「ぐっっ……信じたくないが、現状から間違いないのか!?」
ルドノスは頭を抱えているけど、私は気にせずキサラの前に立つ。
白い魔力の光を浴びせると、ルドノスと宰相が苦しみ出す。
「私は呪いを解くのではなく跳ね返すことができます。どうやら呪いをかけていたのは、ルドノスと宰相だったようですね」
「そ、それは――今までのことは謝るし二度と関わらない! だから俺を助けてくれ!!」
「これから陛下と話し合って決めます。それまでは自分がかけた呪いを受けてください」
「そんな――」
私の発言に返答できずルドノスと宰相が倒れて、国王は恐怖している。
現状に唖然としているから、私は同じ説明をしよう。
「キサラにかけた呪いを跳ね返しました。呪いをかけた人に、同じ呪いがかかっています」
「本当にそんなことができるとは……ルドノスはどうなる!?」
「それは呪いの効力を知っている陛下なら、わかるのではありませんか?」
「うっっ……」
「私は陛下にも同じ呪いをかけることができます。それが嫌なら真相を公表してください」
実際にそんなことはできないけど、現状から国王は信じるしかない。
全て白状すると約束したから、私はマウロと婚約できそうだ。
どうやら私がキサラの呪いを解いた後に、キサラが「自分はミレナ」だと言わせたいのでしょう。
国王の発言なら従うと考えて集まっているから、正体を明かすのに好都合だ。
私は仮面を外すと――双子だから、キサラと同じ顔をしている。
真っ先にルドノスが驚き、私に向かって叫ぶ。
「馬鹿な!? どうしてミレナがここにいる!?」
「ミレナはベッドで眠っている人ではなかったのですか?」
「信じられん……仮面の聖女の正体が、ミレナだと……」
部屋にいる私とマウロ以外の人達が動揺しているけど、ミレナが生きているのは予想外だったようだ。
ルドノスが困惑している状況で、私は説明することにした。
「今まで私の魔力でキサラを支えていたから、キサラは優秀な魔法使いでした。これは私が生き延びた理由や、キサラが魔法を使えなくなった理由でもあります」
「ぐっっ……信じたくないが、現状から間違いないのか!?」
ルドノスは頭を抱えているけど、私は気にせずキサラの前に立つ。
白い魔力の光を浴びせると、ルドノスと宰相が苦しみ出す。
「私は呪いを解くのではなく跳ね返すことができます。どうやら呪いをかけていたのは、ルドノスと宰相だったようですね」
「そ、それは――今までのことは謝るし二度と関わらない! だから俺を助けてくれ!!」
「これから陛下と話し合って決めます。それまでは自分がかけた呪いを受けてください」
「そんな――」
私の発言に返答できずルドノスと宰相が倒れて、国王は恐怖している。
現状に唖然としているから、私は同じ説明をしよう。
「キサラにかけた呪いを跳ね返しました。呪いをかけた人に、同じ呪いがかかっています」
「本当にそんなことができるとは……ルドノスはどうなる!?」
「それは呪いの効力を知っている陛下なら、わかるのではありませんか?」
「うっっ……」
「私は陛下にも同じ呪いをかけることができます。それが嫌なら真相を公表してください」
実際にそんなことはできないけど、現状から国王は信じるしかない。
全て白状すると約束したから、私はマウロと婚約できそうだ。
あなたにおすすめの小説
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
(完結)その女は誰ですか?ーーあなたの婚約者はこの私ですが・・・・・・
青空一夏
恋愛
私はシーグ侯爵家のイルヤ。ビドは私の婚約者でとても真面目で純粋な人よ。でも、隣国に留学している彼に会いに行った私はそこで思いがけない光景に出くわす。
なんとそこには私を名乗る女がいたの。これってどういうこと?
婚約者の裏切りにざまぁします。コメディ風味。
※この小説は独自の世界観で書いておりますので一切史実には基づきません。
※ゆるふわ設定のご都合主義です。
※元サヤはありません。
【完結】本日、私の妹のことが好きな婚約者と結婚いたしました
音芽 心
恋愛
私は今日、幼い頃から大好きだった人と結婚式を挙げる。
____私の妹のことが昔から好きな婚約者と、だ。
だから私は決めている。
この白い結婚を一年で終わらせて、彼を解放してあげることを。
彼の気持ちを直接聞いたことはないけれど……きっとその方が、彼も喜ぶだろうから。
……これは、恋を諦めていた令嬢が、本当の幸せを掴むまでの物語。
「格が違う」なら、どうぞお好きに。あなたも、鍵印のない範囲でお幸せに。
なかすあき
恋愛
王都の大聖堂で迎えた結婚式当日。
花嫁セレナは控室で、婚約者アルトから突然の破棄を告げられる。
「格が違う」
それが理由だった。代わりに祭壇へ立つのは名門令嬢ミレイア。会場は勝者を祝福し、アルトの手首には華やかな血盟紋が輝く。
だが、盟約の儀が進むほどに“信用”の真実が姿を現していく。大司教が読み上げる盟約文、求められる「信用主体確認」。そしてセレナの鎖骨にだけ浮かび上がった、真層の印「鍵印」。
拍手が止まった瞬間、彼の勝利は終わる。
泣かず、怒鳴らず、おごそかに。セレナは契約を“手続き”として完了し、最後に一言だけ置いて去っていく。
静かな処刑がもたらす、痛快な逆転劇。
私より幼馴染を選んだ婚約者に別れを告げたら謝罪に来ましたが、契約を守れない貴族とは取引しませんので
藤原遊
恋愛
祖父が創立した大商会で、跡継ぎとして働いている私。
けれど婚約者は、私より幼馴染を選びました。
それなら構いません。
婚約という契約を守れない相手と、これ以上関係を続けるつもりはありませんから。
祖父の商会は隣国と新たな取引を始めることになりました。
――その途端、なぜか元婚約者が謝罪に来るようになりましたが、もう遅いです。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
※不定期更新
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
婚約破棄直前に倒れた悪役令嬢は、愛を抱いたまま退場したい
矢口愛留
恋愛
【全11話】
学園の卒業パーティーで、公爵令嬢クロエは、第一王子スティーブに婚約破棄をされそうになっていた。
しかし、婚約破棄を宣言される前に、クロエは倒れてしまう。
クロエの余命があと一年ということがわかり、スティーブは、自身の感じていた違和感の元を探り始める。
スティーブは真実にたどり着き、クロエに一つの約束を残して、ある選択をするのだった。
※一話あたり短めです。
※ベリーズカフェにも投稿しております。