大人になっても断れない私

21歳の底無し沼

動物占いのzoon

そして翌週動物占いのzoonのURLが春菜さんから送られてきてワクワクしていた。20時からそのルームが開設されるとのことで、母に
「今日20時から友達と電話する」

と言い、急いで夕飯のうどんを母と、すすった。そしたら、母は、トイレに駆け込んでいった。戻ってきた母は、青ざめた顔をしていたので、

「大丈夫？どうした？」

と私が問うと

「昼ごはんであまった天ぷらの油でやられたわ」

と言い、横になったと思ったら、またすぐにトイレに戻って吐いているようだった。そうしているうちに、春菜さんから動物占いのzoonのURLが送られてきたがとても見る気にはなれなかった。だが、母には、友達との電話と伝えてしまっているため、母が落ち着いた頃、URLで入った。しかし、まだ、始まっていないようだった。すると先に入っていたトッピーさんから

「顔めっちゃズームになってるよ？笑」

とRINEが送られてきて、

「そうですね笑恥ずかしい笑」

と返した。母の部屋を借りて、zoonをしようとしたが、母は自室で横になっていたため、自分の部屋で、イヤホンをつけ、体操座りをした太ももにスマートフォンを置いていたため、ズームになっていた。

参加者は180人位いて、みんなノートとペンを手に持って学んでいた。私は母の事が心配でそこまで気が回っていなかった。しかし、みんなと違う感じにするとその、動物占いのことを教えてくれてる人の事に目をつけられると思い、たまに目を背けて、メモを取るようなそぶりをした。

そうしているうちに、動物占いの話が終わった。するとすぐさま、春菜さんから、

「楽しかったね！これからも一緒に色んなzoon一緒に見ようね」

とメッセージが来てたので、

「はい！また一緒にみたいです。」

と送ったが、この送ってしまったメッセージが自分の首を絞めることになるとはその時は思いもよらなかった。