大人になっても断れない私

21歳の底無し沼

代わりの店

私がチョイスしたあたりの店はどこもおしゃれなカフェがひしめいていた為、インターネットでその周辺のカフェを検索して、

「こことかどうかな？坂降ったすぐみたいだし。」

と私が提案し、羽衣ちゃんも同意した為、そこへ向かった。そこはコーヒーや、ラテにお絵描きをしてもらえると書いてあったため、単純に可愛いなと思ったのと、羽衣ちゃんとのお出かけの出費は抑えたかった為だ。

「てかさ～？なんでmake friends cafeに希ちゃん参加したのかめっちゃ謎なんだけど～？あの子彼氏いるじゃん？いく意味がわかんない～！」

とコーヒーを飲みながら言ってる羽衣ちゃんを見て、

羽衣ちゃんは記憶喪失なの？？私との約束ブッチして、雷牙さんとデート楽しむから、予定入ったって嘘ついて希ちゃんに声をかけたのはどこの誰だよ！？付き添い同士で行く謎の状態が出来上がってこっちは二次会より高くついて、そんしたんだけど？

と思っていた。だが、

「んー。なんでだろうね。」

と笑顔でその感情をぼかした。