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羽衣ちゃんとの決別
味のしないご飯
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「デパートの上のレストラン街見て回ろう!」
と羽衣ちゃんに提案されて、エレベーターで上がって行った。そこはカフェアンドレストラン街が2フロワーになっているデパートで、両方の階をみて、
「ねぇ!希ちゃん!ここでいい?……。ここでもいいですか?」
と提案されたのは、ハワイアンテイストの外観のお店だった。
「いいよ。ここにしよー!」
と希ちゃんは、笑顔でそう言った。
「大丈夫ですよ。」
と私も低い声でそう答えた。
店員さんにテーブル席に案内されて、
羽衣ちゃんの迎えに希ちゃんが座り、希ちゃんの横に私は座った。
「え、希ちゃん。彼氏さんと何処で出会ったの?」
と羽衣ちゃんは希ちゃんに尋ねた。
「アプリで出会ったの。」
と希ちゃんは笑顔で答えた。
「え、なんのアプリ?」
と、食い気味で聞かれたので、
「なんだっけ?」
と、希ちゃんは私に尋ねてきたので、
「ベアーズですよ。」
と、私はパッと浮かんだアプリの名前を咄嗟に口にした。
ここで怪しまれるわけにはいかないと思ったからだ。
「あ、そうそう!ベアーズ。で、ミチルくんと出会って。今日もずっと一緒にいて、流れでつれてきちゃった。」
と言って、その場をしのぐ希ちゃんは、すごいとシンプルに思った。
「え?同じ歳なの?」
と聞かれて
「三つ年下なの。ミチルくん学生なんだー。」
と希ちゃんはスラスラ答えた。
そうしているうちに注文した品が運ばれてきた。
羽衣ちゃんは、
「私パクチー食べたことないから、気になっててぇ~。これにする!」
となんやらパクチーがのせられたグラタン的なものを頼んでた気がする。私は極力羽衣ちゃんに、声を聞かれたくなかった為、
「私はガパオライスにしようかなー。ミチルくんは?」
と聞いてきてくれた希ちゃんに、
「じゃあ、俺もそれにする。」
と低い声で答えた。
「2人はいつから付き合ってるのー?」
と聞かれて、
「半年ぐらい前からかなー。」
と希ちゃんは答えた。
「会う頻度は?」
「月一回会えたらいい方だよー。」
と希ちゃんが答えながら、食べ勧めていたが、私は顔をしっかり見られないように、マスクを極力外さずに食べていた。
味が濃いはずのガパオライスの味が感じられなかった。
と羽衣ちゃんに提案されて、エレベーターで上がって行った。そこはカフェアンドレストラン街が2フロワーになっているデパートで、両方の階をみて、
「ねぇ!希ちゃん!ここでいい?……。ここでもいいですか?」
と提案されたのは、ハワイアンテイストの外観のお店だった。
「いいよ。ここにしよー!」
と希ちゃんは、笑顔でそう言った。
「大丈夫ですよ。」
と私も低い声でそう答えた。
店員さんにテーブル席に案内されて、
羽衣ちゃんの迎えに希ちゃんが座り、希ちゃんの横に私は座った。
「え、希ちゃん。彼氏さんと何処で出会ったの?」
と羽衣ちゃんは希ちゃんに尋ねた。
「アプリで出会ったの。」
と希ちゃんは笑顔で答えた。
「え、なんのアプリ?」
と、食い気味で聞かれたので、
「なんだっけ?」
と、希ちゃんは私に尋ねてきたので、
「ベアーズですよ。」
と、私はパッと浮かんだアプリの名前を咄嗟に口にした。
ここで怪しまれるわけにはいかないと思ったからだ。
「あ、そうそう!ベアーズ。で、ミチルくんと出会って。今日もずっと一緒にいて、流れでつれてきちゃった。」
と言って、その場をしのぐ希ちゃんは、すごいとシンプルに思った。
「え?同じ歳なの?」
と聞かれて
「三つ年下なの。ミチルくん学生なんだー。」
と希ちゃんはスラスラ答えた。
そうしているうちに注文した品が運ばれてきた。
羽衣ちゃんは、
「私パクチー食べたことないから、気になっててぇ~。これにする!」
となんやらパクチーがのせられたグラタン的なものを頼んでた気がする。私は極力羽衣ちゃんに、声を聞かれたくなかった為、
「私はガパオライスにしようかなー。ミチルくんは?」
と聞いてきてくれた希ちゃんに、
「じゃあ、俺もそれにする。」
と低い声で答えた。
「2人はいつから付き合ってるのー?」
と聞かれて、
「半年ぐらい前からかなー。」
と希ちゃんは答えた。
「会う頻度は?」
「月一回会えたらいい方だよー。」
と希ちゃんが答えながら、食べ勧めていたが、私は顔をしっかり見られないように、マスクを極力外さずに食べていた。
味が濃いはずのガパオライスの味が感じられなかった。
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