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学校イベント 運動会
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運動会当日。
教室から普段使っている椅子を全校生徒が運動場へと運ぶ。全校生徒が椅子だけではなく、お茶も一緒に運ぶ為重いし、階段や、廊下、下駄箱まで人で溢れかえっていた。靴を履き替えようと、椅子から手を離し、上履きを、運動靴に履き替えようとしたら、
「ちょっと、、、邪魔なんだけど?順番ぐらい、、、守れないわけ?」
とクラスメイトに訳の分からないいちゃもんをつけられた。
ちゃんと並んでましたけど?
前の人につづいて私は靴を履き替えてるのに、私だけ並んでないってなんで思われてるの?
と思いながらも、
「ご、、、ごめん…。どう並んでるか、、、分からなかった。」
と言い靴を履き替えて椅子を持って外へ出ようとしたら、私が持ってきた椅子がない!
と思いキョロキョロ周りを見渡すと、知らない間に隅っこに追いやられて、どこからか持ってきたであろう雑巾が椅子に乗っかっていた。
あった!よかったー!
と言う思いと、
雑巾が乗っかってるけど、これって嫌がらせだよね…。
と言う思いがあったが、犯人探しをしても、どうせ見つからないだろうし、早く運動場まで行かなければならないと思い、靴箱の上に雑巾を移動させ、運動場へと向かった。
そして先に運動場に来ていた担任が、
「番号順に前から席を並べて座ってください。席と席は離れないように綺麗にびっちりくっつけてね!」
と言われて、私は指示通りに自分の持ってきた椅子をセットすると、
「…もうちょっと離れてくれない?」
と隣の席の子に言われた。
「、、、でも、、、先生が席はくっつけてって言ってたし、、、」
と私が返事をすると、絶望的な表情をしていた。
「自分の席で観戦すること!」
と担任に言われていたが、私以外、誰も守っていなかった。みんな仲のいい友達の席の隣に座って観戦そっちのけで話し込んでいた。先生たちもそれに気がついても誰も注意していなかった。
なぜ私だけがこんな目に会うの!何か私人から後ろ指を刺されるような悪いことした?
と思い孤独に耐えきれなくなり、自分で自分の親指の爪の皮膚を爪でえぐっていた。片手から血が出てきても、止めることができなかった。自らえぐって作ったささくれは、運動会の地面の砂利を部分的に赤く染まった。でも、自分の寂しいと言う思いや孤独な思いは拭いきれずもう片方の親指も同じぐらい爪でえぐった。両方の親指を真っ赤にした頃私の孤独感は痛みで薄らいでいた。私が親指を真っ赤にしても誰も気がつかない。と思っていた。そしてラストの種目。障害物リレーが始まった。よりによって私はアンカーだった。3位と4位の僅差で私は4位で、バトンを受け取りたかったなぁ、、、と思う私だが、3位でバトンをもらってしまった。
麻袋は伸縮性ないから潜りづらいし、なんか変な臭いもした。
洗濯ぐらいしておいてほしいなぁ
と潜りながら思った。ハードルは、潜るには低いし、越えるには高いなぁーと思いながらほとんど超えながら、薙ぎ倒していった。周りから冷たい笑い声が常に聞こえた気がした。最後のネット潜りは四隅から、体育委員の人に引っ張られている為、潜るのが痛かった。まるで自分がボンレスハムになったかと思うぐらいだった。
なんか他の人はもっとゆるく潜ってたよね?私だけ引っ張る力強くないですか?
と冷ややか笑い声を耳にしながら、私はそう思っていた。結局私は4位でゴールしたが、クラスの中心的な男子に、
「あー。障害物リレーが一位だったら、俺らのクラス表彰台上がれたじゃん?」
と軽く陰口を言われるぐらいで済んだのが不幸中の幸いだった。
教室から普段使っている椅子を全校生徒が運動場へと運ぶ。全校生徒が椅子だけではなく、お茶も一緒に運ぶ為重いし、階段や、廊下、下駄箱まで人で溢れかえっていた。靴を履き替えようと、椅子から手を離し、上履きを、運動靴に履き替えようとしたら、
「ちょっと、、、邪魔なんだけど?順番ぐらい、、、守れないわけ?」
とクラスメイトに訳の分からないいちゃもんをつけられた。
ちゃんと並んでましたけど?
前の人につづいて私は靴を履き替えてるのに、私だけ並んでないってなんで思われてるの?
と思いながらも、
「ご、、、ごめん…。どう並んでるか、、、分からなかった。」
と言い靴を履き替えて椅子を持って外へ出ようとしたら、私が持ってきた椅子がない!
と思いキョロキョロ周りを見渡すと、知らない間に隅っこに追いやられて、どこからか持ってきたであろう雑巾が椅子に乗っかっていた。
あった!よかったー!
と言う思いと、
雑巾が乗っかってるけど、これって嫌がらせだよね…。
と言う思いがあったが、犯人探しをしても、どうせ見つからないだろうし、早く運動場まで行かなければならないと思い、靴箱の上に雑巾を移動させ、運動場へと向かった。
そして先に運動場に来ていた担任が、
「番号順に前から席を並べて座ってください。席と席は離れないように綺麗にびっちりくっつけてね!」
と言われて、私は指示通りに自分の持ってきた椅子をセットすると、
「…もうちょっと離れてくれない?」
と隣の席の子に言われた。
「、、、でも、、、先生が席はくっつけてって言ってたし、、、」
と私が返事をすると、絶望的な表情をしていた。
「自分の席で観戦すること!」
と担任に言われていたが、私以外、誰も守っていなかった。みんな仲のいい友達の席の隣に座って観戦そっちのけで話し込んでいた。先生たちもそれに気がついても誰も注意していなかった。
なぜ私だけがこんな目に会うの!何か私人から後ろ指を刺されるような悪いことした?
と思い孤独に耐えきれなくなり、自分で自分の親指の爪の皮膚を爪でえぐっていた。片手から血が出てきても、止めることができなかった。自らえぐって作ったささくれは、運動会の地面の砂利を部分的に赤く染まった。でも、自分の寂しいと言う思いや孤独な思いは拭いきれずもう片方の親指も同じぐらい爪でえぐった。両方の親指を真っ赤にした頃私の孤独感は痛みで薄らいでいた。私が親指を真っ赤にしても誰も気がつかない。と思っていた。そしてラストの種目。障害物リレーが始まった。よりによって私はアンカーだった。3位と4位の僅差で私は4位で、バトンを受け取りたかったなぁ、、、と思う私だが、3位でバトンをもらってしまった。
麻袋は伸縮性ないから潜りづらいし、なんか変な臭いもした。
洗濯ぐらいしておいてほしいなぁ
と潜りながら思った。ハードルは、潜るには低いし、越えるには高いなぁーと思いながらほとんど超えながら、薙ぎ倒していった。周りから冷たい笑い声が常に聞こえた気がした。最後のネット潜りは四隅から、体育委員の人に引っ張られている為、潜るのが痛かった。まるで自分がボンレスハムになったかと思うぐらいだった。
なんか他の人はもっとゆるく潜ってたよね?私だけ引っ張る力強くないですか?
と冷ややか笑い声を耳にしながら、私はそう思っていた。結局私は4位でゴールしたが、クラスの中心的な男子に、
「あー。障害物リレーが一位だったら、俺らのクラス表彰台上がれたじゃん?」
と軽く陰口を言われるぐらいで済んだのが不幸中の幸いだった。
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