心の傷

七瀬蓮

文字の大きさ
上 下
13 / 32
日常生活 お昼

自称お節介の仲介

しおりを挟む
その次の日、

「今日一緒にご飯食べてもいい?」

そう私の元へ机と椅子を運びながら、尋ねてきたのは、気にかけてくれるクラスメイトの友達だった。

「う、、、うん。、、、嬉しい。ありがとう。」

と申し訳ない感情でいっぱいになりながら、そう答えて一緒に食べた。その子は私と元々一緒に食べていた友達との仲を干渉してこない所が心地よかった。

ご飯も食べ終わり、気にかけてくれるクラスメイトが、昼放課のギリギリに、

「ねぇ!今日一緒にご飯食べた〇〇ちゃんの事友達って思ってる?」

と突然尋ねられた。

「え、、、。そんな事、、、私が思ったら、、、おこがましいよ。私にそんな事思われたら〇〇ちゃんにとって迷惑な気がするし、、、。」

と後ろ向きな発言をすると、気にかけてくれるクラスメイトは、少し悲しそうな表情をして、

「〇〇ちゃんは、友達だと思ってるよ!もっと自分に自信持ちなって!」

と言われ、私はさらに申し訳ない気持ちになった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

私の愛する人

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:25

あなたの恋文今も持ってる

歴史・時代 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:0

七夕に目覚める君に

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:0

君からのお返事

児童書・童話 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:0

あなたに言いたいこの気持ち

児童書・童話 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:0

君の音色に恋をした

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:1

バレンタインの隠し味

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:1

先輩に恋した僕

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:1

大人の幼馴染

ライト文芸 / 連載中 24h.ポイント:28pt お気に入り:1

恋愛偏差値10の恋

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:35pt お気に入り:2

処理中です...