束縛行為は強制残業

七瀬蓮

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2人きり

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「鍵を施錠するような話なのですか?」

 と恵美が尋ねると、

「まぁ、一応……ね?君の意見を聞きたかったから。別日に呼び出そうと思ってたけど、ちょうどよかった。君は今の部署で大丈夫そうかな?もし辛かったり続くようなら、僕の秘書にならないかな?」

 と言われて、

「秘書という仕事の業務内容がわからないのでなんとも言えないです。今の仕事が辛くないと言えば嘘になりますが、学生の時から損な性格なのでそこまで辛くないです。」

 と言った。

「そうか。じゃあ、今の業務を続けながら、多少は楽にするように周りに言っておいたから、終わってから俺と社内恋愛してくれますか?」

 と言われて、

「それってどういうことっ?」

 と尋ねる前に唇を奪われた。

 密着した唇に舌が入り込んでくる。

 恋愛経験が乏しい恵美は、腰を抜かしてその場に座り込んでしま出た。

「社長……。私恋愛経験がないんです。私なんかより綺麗な女性はたくさんいますし、私じゃなくても良くないでしょうか。社長の時間が勿体無いですよ。」

 とうるうるした目で言った。

「俺は君がいいんだ。そばにいてほしい。」

 と言われて、

「はい……。私でよければ。」

 と言った。

「そう言ってもらえて嬉しいけど、きみを無理させる気はないから。嫌だったら、絶対ノーって断ること。これは社長命令であり、きみの恋愛相手は社長としての俺ではなく、1人の男としての俺だけだから。」

 と言われて、

「はい。……。不束者ですがよろしくお願いします。」

 と言うと、

「よし。君は仕事に理由をつけて出てきたっぽいから、君の仕事が終わり次第、この番号にワンギリしてほしい。そしたら課長に内線できみを呼び出すように連絡を入れる。1人の男ではあるけど、社長でもあるから、ちょっときみの力を借りたいんだ。」

 と言われて、

「今の仕事は……あと1時間もかからず30分ぐらいで終わるかと思います。ここに来る理由は資料が見つからないので資料室に行くと言って出てきました。ですが、その資料は見つけづらいところにあるのを知っていて、もう場所も知ってるので、この資料を持ってあとはその資料を入れるだけです。」

 と言うと、

「そうか。じゃあワンギリ待ってるよ。」

 と言い抱きしめた。

「それでは失礼します。」

と言い部屋を出て仕事に戻った。

「戻りました。」

と部署に戻り、資料を挿入して、完成させたものを、

「こちら作成いたしましたので、確認お願いいたします。」

と桂川に言うと、

「岡田ってほんと真面目だよなー。ありがとう。確認しておくわ。」

と言われてちょっと引っかかったが、

「よろしくお願いします。」

と言いながら社長の連絡先を打ち込みデスクの下でワンギリを済ませた。

すると久留課長の内線に社長から連絡が入り、恵美はすぐ社長室に戻ることになった。

「失礼いたします。」


とノックをしてから言うと、

「どうぞ。入って。」

と言われて、言われた通りに入ると、

「鍵閉めといてくれる?」

と言われて、言う通りに施錠をすると、

「横座ってほしい。」

と言われ、その通りに座った。
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