不良の僕の生徒会計くん

七瀬蓮

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生徒会破り

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赤間の運転のおかげで、学校にいつも通りの時間に辿り着く事ができた。

「生徒会室にいくんだよな?」

と赤間に尋ねられ、

「うん。そこで今日の活動を確認して、それから実行するんだ!」

と浦田が答えると、

「じゃあ、俺もお前についていくわ。生徒会長様にお話があるから~!」

と浦田は、後ろについてくる赤間に対して、会長に話ってなんだろう…もしかしてパトロン解消…とかかな?僕なんて、取り柄ないし、ただAIが認めてくれて生徒会になってるだけの人間だし…と恐怖を募らせながら、生徒会室にたどり着いた。

扉を開けると、

「おはよう。浦田君。」

と会長の壬生臣、副会長の菱川、書記の東堂はすでに部屋に集まっていた。

「おはようございます!皆様遅れて申し訳ございません。」

と挨拶と謝罪をすると、

「浦田について話したい事があるんだけど、会長…いいか?」

と言われて、壬生臣は笑顔で

「赤間君おはよう。話なら手短に今聞くよ!」

と言われて、

浦田コイツが俺とパトロンになったの知ってるやつってどれくらいいんの?」

と尋ねると、

「その事なら、同じ建物内にいた東堂君が詳しいと思う。東堂君。この質問に答えられるかな?」

と会長から尋ねられ、

「今朝までの状況ですが、浦田と同室の柳が1人でいることに、疑問を抱いていた寮生が、第ニ寮生400名中388名です。ほとんどの人間が浦田の転校、退学を噂をしておりました。元々同室の柳とは、気持ち悪い辛い…失礼しました。距離感が近すぎて周りからは一目置かれておりましたので、すぐに気付かれやすかったと思われます。」

と報告を聞き、赤間は、

「俺が今コイツとのルームシェア解消したらその噂は消えんのか?」

と質問すると、

「それは浦田を元の部屋に戻すってことを言いたいのかな?それは無理だよ!寮生は、順番待ちの状況で、家から通ってる生徒もいる。彼が抜けた事で明後日からあの部屋には別の生徒が入る手筈になってるよ。浦田君に何か問題でもあったかな?」

と壬生臣は尋ねると、

「別に…なんもねぇよ。じゃあ、コイツと俺の関係を知る奴は、少ねえよな?その事言うなよ!めんどくせぇから。浦田お前も!俺とのルームシェアの事わざわざ言うなよ⁉︎今まで通りの学園生活おくれ!ただ帰ってくる家は俺の家だからな!」

というだけ言って赤間は去っていった。
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