恋愛依存の姉の恋人

七瀬蓮

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デート

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「分かりましたよ……。じゃあ、来週の日曜日どこかいきますか?再来週でもいいですけど。」


と新は根負けしたように言うと、


「じゃあ、梨花。来週行く予定だったスイーツ展キャンセルしようか!私は新くんと会いたいんだけど……。だめかな?」


と湊は言うと、


「あー。御免なさい。来週は用事があったんだった。それ以降で2人が空いてる日教えてください!なるべく合わせます!」


と言い、落ち込んでいる姉をどうにかしたいと思いそう言った。


「んー。じゃあ再来週会おー!梨花と遊ぶ約束はしてたけど、どこ行くは決めてなかったし。駅前のカラオケとかどう?」


と聞かれて、


「……それなら、俺は大丈夫だけど、姉ちゃんは?」


と言うと、

「湊といられるならいいよ?でも、あんまり構ってくれないと私拗ねるからね?」


と言い奏に対して膨れっ面になりながらそう言った。


「あはは。じゃあ、この家に私2人を迎えに行くよ。そこから出かけよう?」


と提案した。


デートの日。


「ママー。今日家に友達が迎えにきて、そこから出かけるから。新くんも一緒に。」

と言われて、

「そう。2人の共通の友達いたんだね。わかったわー。じゃあ、新くんの準備手伝うわ。あまりにマイペースすぎるから。」

と言い、

「うん。ママよろしくね?私は準備してきます!」


と言い、姉は部屋へ篭って準備を始めた。


「新くん。あなたを誘ってくるってことは怪しい相手じゃないってわかってるけど……お姉ちゃん守ってあげてね。できる限りでいいから。危なかったらすぐに私に連絡して。」


と母は、姉のことを心配してるようだった。


「大丈夫だよ。今日遊ぶ友達姉ちゃんの友達で同じクラスの女性だから。この家にもきたことあって俺も知り合った。危ない相手じゃないから心配しなくて大丈夫だよ。じゃあ、母さん。準備手伝ってくれる?姉ちゃんが恥ずかしくない格好したくて。」


といい準備をしていると、


ピンポーン。


「おはようございます!梨花さんと新さんと今日遊ぶ予定をしてる真田奏と申します!」

と呼びにきた。


「おっはよー!奏!今日はよろしくね!……今日の私どうかな?」


と玄関を開けた母の背中から走って玄関で出迎えた梨花は、おめかしをばっちししていた。


「うん。今日も可愛い。新くんはー?準備できたかな?」


と言われて、


「おはようございます。お待たせしました。」


と母の選んだ服を着て髪をセットした新が恥ずかしそうに出てきた。


「新くんおはよ!今日もかっこいいね!じゃあカラオケいこっか!それとも天気がいいからピクニックもいいかなって思ったんだけど、私作ってきたし!」


と恥じらいながら言う奏は可愛かった。

「そうだね!せっかく作ってきてくれたから奏のご飯食べたい!美味しいもん!」


と梨花は可愛らしく言った。


「ありがとうございます。」


と新もお礼を言った。


そして近くの公園に行くと梅の花が咲いていた。


「ここで食べよう!椅子とか机もあるし!」


と言うと、


「じゃ、じゃあコレ姉ちゃんと奏さん使ってください。」


とハンカチを一枚ずつ渡した。


「これは?」


と奏は尋ねると、

「せっかくおしゃれしてきてくれてるので服汚したくないだろうなって。椅子があるとはいえ砂まみれなところもあったりしますから。」


と真剣な顔して言った。




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