食いしん坊の猫さんが転生したら悪女になった件

帰宅

「ただいま。」

とリリィがおじさまのと対面を終えて帰宅すると、

「お帰りなさい。リリちゃん！」

とみんな迎えてくれた。

「今日は結構帰宅率高いのね。」

とリリィが声をかけると、

「んーんー。今朝リリちゃんの顔が暗かったからみんな気にして早めに帰ってきたんだよ。何かあった？」

と聞かれて、

「うん。みんな気を遣ってくれてありがとう。実は今日はある人に会ってきたの。マロンちゃん……。話してもいい？」

とマロンの方を見て言った。

「うん。みんなにも選択肢増やして欲しいから話してください。」

と言うのを聞いてから、

「ありがとう。実は、マロンちゃんがお熱になってたおじさまがいてね、マロンちゃんはその人の手助けがあって近々卒業することになったわ。それで、マロンちゃんがおじさまからある話を持ちかけられて、その話をしに行ってたの。みんなここを出て、そのおじさまの家で暮らしの安全を確保すると言う第3の選択肢が生まれました。おじさまが要求するのは、私たちの様な若者の労働力。会社で働かないか、という話がきてる。やる気がある子なら誰でも歓迎するとことでした。みんなここの生活は終わりにしよう！みんなが笑顔になる選択を増やしたいから私が提案した第二の選択のここにとどまるはなしにします。」

と告げた。