何も知らない物語

七瀬蓮

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俺の行動

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俺は氷の造形魔法を得意としている。

靴の底に氷を尖らせたものを作って貼り付けた。そして、簡易的なスパイクを作った。


あとはロープを簡易で編んで、即席のスパイクと足を繋ぐ。これで準備完了だ。

「これは俺が考えた新技……その名も『スパイダー』だ!」

「すげー! かっこいいぜオレ!!」


「ふっ、そうだろう」


「よし、じゃあ早速やってみようぜ!」


と自分の気持ちを奮い立たせて壁足をかけた。思ったよりも登れそうだった。
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