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占い
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「カフェやってま~す!」
「きてくださ~い!」
「クッキーとって!」
「はい!」
「あれ?紅茶ってまだ?」
「できてるよ~!」
ありがたいことだけど思った以上に忙しい。
果「次の方お待たせしました!」
鈴「ども!」
果「鈴木君!」
鈴「来ちゃった!ってかマジ可愛い!」
果「えっ。」
鈴「ヤバイ!」
果「…。」
そんな風にストレートに言われても…。こういうことって言われ慣れてないからカナリ動揺しちゃってる。
いや!お世辞だって言うのはわかってるけど。
それでもやっぱり嬉しいは嬉しい。
鈴「ね!いつ暇!?一緒に回ろうよ!」
果「えっと。」
「ね!果奈ちゃん知り合い!?」
果「え?あ、うん。」
「初めまして!あの!もし良かったらあたし達と一緒に回りません!」
「いいね~!ほら鈴木も行こうぜ!」
鈴「お、おう!果奈ちゃんまた後で!」
行っちゃった。とりあえず助かったぁ。
み「あれ?今例の鈴木いなかった!?」
果「あ。みっちゃん。」
み「ちょっと~果奈は健斗君なんだからね!」
果「みっちゃん声おっきい!」
み「ごめんごめん!」
果「そういえば健斗は?」
み「表で客引き中~。」
客引き?
わっ。すごいお客さん引き付けてる!
女の子の集まりかたがすごい!
だからさっきから混んでて忙しかったのかぁ。
はぁ。確かにウェイター姿いつもに増してカッコイイ。近づきたくなる。
「ね!後でうちの店にもきてね!」
「うちにも~!」
健「おう!」
なんか楽しそうにしてる。デレデレしちゃってる。
健「果奈今から休憩?」
果「うん。」
健「じゃ~俺も!」
「健斗君今から休憩!?じゃ~うち来てよ!案内するよ!」
健「ごめん!先約あるから!」
「えぇ~!」
健「果奈いこう!」
果「えっ。わ~ちょっと~。先約ってあたし別に。」
健「いいじゃん!回ろうよ!」
約束なんてしてなかった。
多分あのこ達をふりきるためになんだろうけど。
それでも一緒にまわれたらなって思ってたから嬉しい。
健「何食べる?」
果「これは?」
健「いいね!じゃ~こっちも買ってまたシェアしようぜ!」
果「うん!」
なんかお祭りの時みたいにすっごく楽しい。
一緒にいられるだけで嬉しい。
健「ここ入ろうぜ!」
果「お化け屋敷?え~無理~。」
健「いいじゃん!怖くなったら俺に抱きつけば!」
果「やだってば~。」
健「行くぞ!」
果「もぉ。ホントこわいんだけどぉ。」
とても文化祭の出し物とは思えないようなハイクオリティのお化け屋敷。
怖すぎる!
好きとかそういうことじゃなくもう必死に健斗の腕にしがみついちゃってる。
果「きゃ~!」
健「あはは。大丈夫だって!お!出口!」
果「ふぇ~も~ダメ~。」
健「果奈怖がりすぎ~。」
果「だってぇ。」
健「次どこにする?今度は果奈が決めていいよ!」
わ!あたしってばしがみついたままだった!!
果「あ、あっちは!?占いとか面白そうじゃない?」
慌てて離れる。
健「…おう。じゃ~いってみるか!」
「ようこそ占いの館へ。今日はどのようなことを占いましょうか?」
果「え~っとどうしよう。」
健「恋愛!」
果「え!?」
「かしこまりました。ん~ん~むむむ。」
恋愛って。健斗恋愛に興味あるの?
好きな人いるの!?
「ずばり!今あなたは恋をしていますね!?」
健「はい!」
えっ。今すっごく力強く応えた!
健「ど、どうなんですか?」
すっごく真剣。
「近くて遠い存在。」
健「え!マジで!?」
「ん~。なかなか手強い相手。」
健「そ~なんすよ!」
「中途半端な思いでは伝わらない。」
健「はい!」
なんかこの真剣に聞く感じすっごく嫌なんですけど。
なんで健斗の恋愛相談?占い?を聞かなきゃいけないの!?
こんなの聞きたくない!
健「えっ。ちょ!果奈!?」
あたし耐えきれずその場からダッシュで逃げちゃった。
「まてい!」
健「えっ!でも果奈が…。」
「真っ直ぐに気持ちを伝えれば二人は必ず上手くいく。」
健「マジで!?」
「私を信じなさい。」
健「おう!サンキュー!」
すっごい占いの一言一言にくいついてた。
それほど好きな子がいるってこと?
うわぁも~すっごいショックやんですけど。
せっかく楽しく回ってたのに…。
こんなんだったら一緒にまわったりなんかしなきゃ良かった。
鈴「果奈ちゃん?」
果「…鈴木君。」
うわっ。泣いてる所みられた!
鈴「ど~したの?」
果「なんでもない。」
鈴「ちょっと待って!」
果「えっ。」
立ち去ろうとしたら腕を捕まれたの。
鈴「何かあった?」
果「大丈夫。」
鈴「全然大丈夫じゃないじゃん。」
果「…。」
鈴「あいつ?片山健斗?」
果「…。」
“ぎゅっ”
え!!今度は抱きしめられた!!
鈴「あんな奴やめとけよ。」
ちょっと待って!何この状況!?
鈴「俺ならこんな風に泣かせない。」
え?どういうこと???
果「ご、ごめんなさい!」
あたし鈴木君を振り切ってダッシュ!!
ビックリした。
いきなり抱きしめられて…あれって多分告白!?
生まれて初めて告白された。
ふぇ~!
なんか色んなことが急に起きすぎて頭パニック!!
果「せんせ~。」
「あらどうしたの?」
果「ちょっと気分が…。」
自力でなんとか保健室にたどり着いた後は記憶なし。
「きてくださ~い!」
「クッキーとって!」
「はい!」
「あれ?紅茶ってまだ?」
「できてるよ~!」
ありがたいことだけど思った以上に忙しい。
果「次の方お待たせしました!」
鈴「ども!」
果「鈴木君!」
鈴「来ちゃった!ってかマジ可愛い!」
果「えっ。」
鈴「ヤバイ!」
果「…。」
そんな風にストレートに言われても…。こういうことって言われ慣れてないからカナリ動揺しちゃってる。
いや!お世辞だって言うのはわかってるけど。
それでもやっぱり嬉しいは嬉しい。
鈴「ね!いつ暇!?一緒に回ろうよ!」
果「えっと。」
「ね!果奈ちゃん知り合い!?」
果「え?あ、うん。」
「初めまして!あの!もし良かったらあたし達と一緒に回りません!」
「いいね~!ほら鈴木も行こうぜ!」
鈴「お、おう!果奈ちゃんまた後で!」
行っちゃった。とりあえず助かったぁ。
み「あれ?今例の鈴木いなかった!?」
果「あ。みっちゃん。」
み「ちょっと~果奈は健斗君なんだからね!」
果「みっちゃん声おっきい!」
み「ごめんごめん!」
果「そういえば健斗は?」
み「表で客引き中~。」
客引き?
わっ。すごいお客さん引き付けてる!
女の子の集まりかたがすごい!
だからさっきから混んでて忙しかったのかぁ。
はぁ。確かにウェイター姿いつもに増してカッコイイ。近づきたくなる。
「ね!後でうちの店にもきてね!」
「うちにも~!」
健「おう!」
なんか楽しそうにしてる。デレデレしちゃってる。
健「果奈今から休憩?」
果「うん。」
健「じゃ~俺も!」
「健斗君今から休憩!?じゃ~うち来てよ!案内するよ!」
健「ごめん!先約あるから!」
「えぇ~!」
健「果奈いこう!」
果「えっ。わ~ちょっと~。先約ってあたし別に。」
健「いいじゃん!回ろうよ!」
約束なんてしてなかった。
多分あのこ達をふりきるためになんだろうけど。
それでも一緒にまわれたらなって思ってたから嬉しい。
健「何食べる?」
果「これは?」
健「いいね!じゃ~こっちも買ってまたシェアしようぜ!」
果「うん!」
なんかお祭りの時みたいにすっごく楽しい。
一緒にいられるだけで嬉しい。
健「ここ入ろうぜ!」
果「お化け屋敷?え~無理~。」
健「いいじゃん!怖くなったら俺に抱きつけば!」
果「やだってば~。」
健「行くぞ!」
果「もぉ。ホントこわいんだけどぉ。」
とても文化祭の出し物とは思えないようなハイクオリティのお化け屋敷。
怖すぎる!
好きとかそういうことじゃなくもう必死に健斗の腕にしがみついちゃってる。
果「きゃ~!」
健「あはは。大丈夫だって!お!出口!」
果「ふぇ~も~ダメ~。」
健「果奈怖がりすぎ~。」
果「だってぇ。」
健「次どこにする?今度は果奈が決めていいよ!」
わ!あたしってばしがみついたままだった!!
果「あ、あっちは!?占いとか面白そうじゃない?」
慌てて離れる。
健「…おう。じゃ~いってみるか!」
「ようこそ占いの館へ。今日はどのようなことを占いましょうか?」
果「え~っとどうしよう。」
健「恋愛!」
果「え!?」
「かしこまりました。ん~ん~むむむ。」
恋愛って。健斗恋愛に興味あるの?
好きな人いるの!?
「ずばり!今あなたは恋をしていますね!?」
健「はい!」
えっ。今すっごく力強く応えた!
健「ど、どうなんですか?」
すっごく真剣。
「近くて遠い存在。」
健「え!マジで!?」
「ん~。なかなか手強い相手。」
健「そ~なんすよ!」
「中途半端な思いでは伝わらない。」
健「はい!」
なんかこの真剣に聞く感じすっごく嫌なんですけど。
なんで健斗の恋愛相談?占い?を聞かなきゃいけないの!?
こんなの聞きたくない!
健「えっ。ちょ!果奈!?」
あたし耐えきれずその場からダッシュで逃げちゃった。
「まてい!」
健「えっ!でも果奈が…。」
「真っ直ぐに気持ちを伝えれば二人は必ず上手くいく。」
健「マジで!?」
「私を信じなさい。」
健「おう!サンキュー!」
すっごい占いの一言一言にくいついてた。
それほど好きな子がいるってこと?
うわぁも~すっごいショックやんですけど。
せっかく楽しく回ってたのに…。
こんなんだったら一緒にまわったりなんかしなきゃ良かった。
鈴「果奈ちゃん?」
果「…鈴木君。」
うわっ。泣いてる所みられた!
鈴「ど~したの?」
果「なんでもない。」
鈴「ちょっと待って!」
果「えっ。」
立ち去ろうとしたら腕を捕まれたの。
鈴「何かあった?」
果「大丈夫。」
鈴「全然大丈夫じゃないじゃん。」
果「…。」
鈴「あいつ?片山健斗?」
果「…。」
“ぎゅっ”
え!!今度は抱きしめられた!!
鈴「あんな奴やめとけよ。」
ちょっと待って!何この状況!?
鈴「俺ならこんな風に泣かせない。」
え?どういうこと???
果「ご、ごめんなさい!」
あたし鈴木君を振り切ってダッシュ!!
ビックリした。
いきなり抱きしめられて…あれって多分告白!?
生まれて初めて告白された。
ふぇ~!
なんか色んなことが急に起きすぎて頭パニック!!
果「せんせ~。」
「あらどうしたの?」
果「ちょっと気分が…。」
自力でなんとか保健室にたどり着いた後は記憶なし。
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