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敗戦
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今日の試合で四年生は引退になるらしい。
4月の終わりからリーグ戦が始まって。
GWは遊びに行ったりも出来ずに全然ゴールデンな感じではなく部活漬け。
四年生とは一ヶ月ちょっとぐらいしか一緒に出来なかったけど今日で終わりなんて寂しいなぁ。
「場所とれた?」
「はい!」
感傷に浸っている暇もないぐらい忙しい。
GWあけたら急にマネージャーの人数が減ってた。
最初は一年生だけでも十人以上いたのに。
この前借りたタオル返すタイミングなくて遅くなっちゃったけど今一人でいるしちょうど返せそう!
「あの。」
「なに?」
「これ。」
「あ~。」
「返すの遅くなっちゃってごめんね。」
「ってかなんでこのタイミング?」
「え?」
「荷物増えるわ。」
「わ。ごめん!」
私ってばそんなこと全然考えてなかった。
思えば試合でただでさえ荷物多くて大変なのに。
バカだぁ。
「返して!出直す!」
「い~よ。」
「でも!」
「それより。」
「ん?」
「俺一応スタメンなんだけど。」
「うん。」
「一年で一人だけ。」
「知ってるよ。すごいね!」
「…がんばれとかね~の?」
「え?」
「なんでもない。」
「良太アップするぞ!」
「はい!」
「美香ちゃんここにいたの?こっち手伝ってくれる?」
「すみません今行きます!」
あぁ。
今日も早速やってしまったぁ。
また不機嫌にさせちゃったかなぁ。
「あ。美香きた!」
「ごめん!」
「何してたの?」
「ん~。何してたんだろ。」
ただ機嫌を損ねるようなことをしてしまっただけのような。
「え?何それ~。も~ちょいそっち引っ張って!」
「うん!」
応援幕って試合って感じでいい!
段々スタンドにもお客さんが入ってきて緊張感も高まってくる。
今日の最終戦勝って四年生が引退できますように!
“ピー!”
試合開始。
どちらも同じぐらいのレベルみたいで両チームゼロ点のまま前半終了。
「ふぁ~。」
「あはは。美香がそんなに疲れてどうするのよ~。」
「だって~力入っちゃうんだもん。」
「ま~ね!」
後半も点が入りそうな場面がありつつもゼロ点のまま。
あ~せめて一点でも入れば少しほっとできるんだけどなぁ。
「わぁ~!!」
相手チームがまたうちの方にドリブルしてきた!
「皆戻って!戻って!!」
早いよ~!皆戻りきれてない。
「守って~!!」
「南大がんば~!!」
「がんばれ~!」
怖い。やだやだ。入るな~!!
“ピー!”
入っちゃった…。
「あ~あ~。」
「でもまだ時間あるし!」
「そうだよね!」
「うん!」
「南大まだまだいけるよ!」
「ファイト!」
必死の応援も届かず。
一点で負けてしまった。
これに勝てたら上のリーグに行けたのに。
四年生はこれで引退なのに。
「応援ありがとうございました!!」
スタンドに向かっての選手挨拶。
その姿を見たら。
う~!!
皆で拍手をしながら大号泣!
「さ!下行って片付けるよ!」
「はい!」
悲しいけど仕事しなきゃ。
「お前のせいじゃね~よ。」
「けど。俺が戻りきれなくて。う…。」
木村良太?
「バーカ。お前はよくやってくれたよ!」
「う。」
え!あの木村良太が泣いてるの!?
「ありがとな!」
「先輩…。」
うわ~すっごく意外。
いつもぶっきらぼうで感情出さない感じなのに。
こういう風になることもあるんだぁ。
「あ。美香ちゃんこいつのタオル知らない?」
「え。あ。今とってきます!」
「お願い!」
うわ。今若干目があった。
気まずい。
「タオル。タオル。あった。先輩!」
「良太さっきのとこの奥にまだいるから。それともうすぐ集合するしよんできてやって。」
「あ。はい。」
え~私が!?
やだなぁ。どうしよう?
う~。この前私も泣いている所見られたくなかったし。
きっと私になんか泣いている所見られたくないだろうし。
けど。他の子も忙しそうで変わってもらえないし。
いた!
顔伏せて座り込んでる。
どうしよう。
“ぱさっ”
頭の上からタオルかけたの。
「…。」
何か気のきいた言葉を探すけど。見つからない。
「もうすぐ集合だって。」
「…おう。」
「…じゃ。先行ってるね!」
ふぇ~。
こんな時先輩マネさんだったらどんな言葉をかけるのかなぁ。
本当なら上手く癒してあげたり。元気付けたり。励ましたりしなきゃなのに。
私まで一緒に泣きそうになってしまって。
何も言えなかった。
マネ失格だなぁ。
「み~かちゃん!」
「せ、先輩!」
「そんな暗い顔してないで飲んで飲んで!」
「あ、はい!」
今は打ち上げ中です。
とってもそんな気分にはなれないけど…。
「美香ちゃん達は一年生でまだまだこれからなんだから!」
「でも先輩達は。う~。」
「こ~ら!泣かないの!」
「は、はい。う~。」
「も~美香ちゃんってば!」
「あの。先輩。聞いてもいいですか?」
「な~に?」
「落ち込んでいる選手の人にどうやって声かけたらいいんでしょう?私全然いい言葉が出てこなくて。」
「ん~。難しいよねぇ。けど。言葉はそんなに重要じゃないっていうか。」
「え?」
「そばにいてあげるっていうのが大事なんじゃないかなぁ。」
「そばにいる。」
「そう!で、話を聞いてすっきりさせてあげる!」
「話を聞く。」
「そりゃ~何かいって欲しいこともあるかもだけど。うちらは選手の皆みたいにサッカーのことすごく詳しいわけじゃないし技術的なことも良く分からないから。」
なるほどです。
確かにそうかもしれない。
私なんか特にサッカーのことなんにも知らないし。
きっと私に何か言われてもなんでなんにも知らないお前に言われなきゃいけないんだ?って感じだろうし。
「やっぱり先輩はすごいです!」
「あはは!さ!元気出して!美香ちゃんがそんなんじゃ選手の皆も元気出ないよ!」
「はい!!」
そうですよね!
いつまでも沈んでる場合じゃないですよね!
ん?あ。私さっき言葉かけられないどころか、そばにいることもしなかったような…。
うわ!ダメじゃん!!
何一つ出来てない。
ふぇ~ん。
「美香ちゃん?」
「あ~私ってホントだめだめで。」
「も~飲んで忘れちゃえ~!!」
「はい!飲みます!」
飲んで忘れられるものなら飲みます!!
4月の終わりからリーグ戦が始まって。
GWは遊びに行ったりも出来ずに全然ゴールデンな感じではなく部活漬け。
四年生とは一ヶ月ちょっとぐらいしか一緒に出来なかったけど今日で終わりなんて寂しいなぁ。
「場所とれた?」
「はい!」
感傷に浸っている暇もないぐらい忙しい。
GWあけたら急にマネージャーの人数が減ってた。
最初は一年生だけでも十人以上いたのに。
この前借りたタオル返すタイミングなくて遅くなっちゃったけど今一人でいるしちょうど返せそう!
「あの。」
「なに?」
「これ。」
「あ~。」
「返すの遅くなっちゃってごめんね。」
「ってかなんでこのタイミング?」
「え?」
「荷物増えるわ。」
「わ。ごめん!」
私ってばそんなこと全然考えてなかった。
思えば試合でただでさえ荷物多くて大変なのに。
バカだぁ。
「返して!出直す!」
「い~よ。」
「でも!」
「それより。」
「ん?」
「俺一応スタメンなんだけど。」
「うん。」
「一年で一人だけ。」
「知ってるよ。すごいね!」
「…がんばれとかね~の?」
「え?」
「なんでもない。」
「良太アップするぞ!」
「はい!」
「美香ちゃんここにいたの?こっち手伝ってくれる?」
「すみません今行きます!」
あぁ。
今日も早速やってしまったぁ。
また不機嫌にさせちゃったかなぁ。
「あ。美香きた!」
「ごめん!」
「何してたの?」
「ん~。何してたんだろ。」
ただ機嫌を損ねるようなことをしてしまっただけのような。
「え?何それ~。も~ちょいそっち引っ張って!」
「うん!」
応援幕って試合って感じでいい!
段々スタンドにもお客さんが入ってきて緊張感も高まってくる。
今日の最終戦勝って四年生が引退できますように!
“ピー!”
試合開始。
どちらも同じぐらいのレベルみたいで両チームゼロ点のまま前半終了。
「ふぁ~。」
「あはは。美香がそんなに疲れてどうするのよ~。」
「だって~力入っちゃうんだもん。」
「ま~ね!」
後半も点が入りそうな場面がありつつもゼロ点のまま。
あ~せめて一点でも入れば少しほっとできるんだけどなぁ。
「わぁ~!!」
相手チームがまたうちの方にドリブルしてきた!
「皆戻って!戻って!!」
早いよ~!皆戻りきれてない。
「守って~!!」
「南大がんば~!!」
「がんばれ~!」
怖い。やだやだ。入るな~!!
“ピー!”
入っちゃった…。
「あ~あ~。」
「でもまだ時間あるし!」
「そうだよね!」
「うん!」
「南大まだまだいけるよ!」
「ファイト!」
必死の応援も届かず。
一点で負けてしまった。
これに勝てたら上のリーグに行けたのに。
四年生はこれで引退なのに。
「応援ありがとうございました!!」
スタンドに向かっての選手挨拶。
その姿を見たら。
う~!!
皆で拍手をしながら大号泣!
「さ!下行って片付けるよ!」
「はい!」
悲しいけど仕事しなきゃ。
「お前のせいじゃね~よ。」
「けど。俺が戻りきれなくて。う…。」
木村良太?
「バーカ。お前はよくやってくれたよ!」
「う。」
え!あの木村良太が泣いてるの!?
「ありがとな!」
「先輩…。」
うわ~すっごく意外。
いつもぶっきらぼうで感情出さない感じなのに。
こういう風になることもあるんだぁ。
「あ。美香ちゃんこいつのタオル知らない?」
「え。あ。今とってきます!」
「お願い!」
うわ。今若干目があった。
気まずい。
「タオル。タオル。あった。先輩!」
「良太さっきのとこの奥にまだいるから。それともうすぐ集合するしよんできてやって。」
「あ。はい。」
え~私が!?
やだなぁ。どうしよう?
う~。この前私も泣いている所見られたくなかったし。
きっと私になんか泣いている所見られたくないだろうし。
けど。他の子も忙しそうで変わってもらえないし。
いた!
顔伏せて座り込んでる。
どうしよう。
“ぱさっ”
頭の上からタオルかけたの。
「…。」
何か気のきいた言葉を探すけど。見つからない。
「もうすぐ集合だって。」
「…おう。」
「…じゃ。先行ってるね!」
ふぇ~。
こんな時先輩マネさんだったらどんな言葉をかけるのかなぁ。
本当なら上手く癒してあげたり。元気付けたり。励ましたりしなきゃなのに。
私まで一緒に泣きそうになってしまって。
何も言えなかった。
マネ失格だなぁ。
「み~かちゃん!」
「せ、先輩!」
「そんな暗い顔してないで飲んで飲んで!」
「あ、はい!」
今は打ち上げ中です。
とってもそんな気分にはなれないけど…。
「美香ちゃん達は一年生でまだまだこれからなんだから!」
「でも先輩達は。う~。」
「こ~ら!泣かないの!」
「は、はい。う~。」
「も~美香ちゃんってば!」
「あの。先輩。聞いてもいいですか?」
「な~に?」
「落ち込んでいる選手の人にどうやって声かけたらいいんでしょう?私全然いい言葉が出てこなくて。」
「ん~。難しいよねぇ。けど。言葉はそんなに重要じゃないっていうか。」
「え?」
「そばにいてあげるっていうのが大事なんじゃないかなぁ。」
「そばにいる。」
「そう!で、話を聞いてすっきりさせてあげる!」
「話を聞く。」
「そりゃ~何かいって欲しいこともあるかもだけど。うちらは選手の皆みたいにサッカーのことすごく詳しいわけじゃないし技術的なことも良く分からないから。」
なるほどです。
確かにそうかもしれない。
私なんか特にサッカーのことなんにも知らないし。
きっと私に何か言われてもなんでなんにも知らないお前に言われなきゃいけないんだ?って感じだろうし。
「やっぱり先輩はすごいです!」
「あはは!さ!元気出して!美香ちゃんがそんなんじゃ選手の皆も元気出ないよ!」
「はい!!」
そうですよね!
いつまでも沈んでる場合じゃないですよね!
ん?あ。私さっき言葉かけられないどころか、そばにいることもしなかったような…。
うわ!ダメじゃん!!
何一つ出来てない。
ふぇ~ん。
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「あ~私ってホントだめだめで。」
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