こんなはずじゃなかったのに。思わぬ恋のその先は。

あい

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じゅうはち

「琴美!こっちこっち!」
「ののちゃん!ごめんね遅くなっちゃって。」
「仕事忙しかった?急に呼び出しちゃってごめんね!」
「大丈夫!」

今日はお仕事の後に大学時代のお友達のののちゃんとご飯会。
あれからずっともやもやした日々を過ごしていたから。
嬉しいお誘い。今日は課長のことは忘れて楽しく過ごそう!
たわいもない話に花が咲いて。
あっという間にいい時間。
昔からの気の許せるお友達との時間って大切だなぁとしみじみ。

「ね!そろそろ本題入っていい?あれからずっと気になってたんだよね~!」
「ん?」
「高級ネックレス上司!」
「え~!?」
「どうなったどうなった?告られた?もしかしてもう付き合ってたりする!?」
「ま、まさか!」
「えぇ~。」
「ののちゃんが期待するようなことはないからぁ。」
「なんでよぉ~。」
「私なんか全然対象外だし。」
「そうかなぁ?ネックレスのこと本人と話したの?あの日慌てて帰ったから。」
「ん~話そうと思ったんだけだ。話せなくてそのままな感じで。」
「向こうからはその後アピール的なこととかないの?」
「アピール?」
「だって絶対その上司琴美のこと好きだって!」
「違う違う!それはないよ。」
「だってクルティエのしかも限定のネックレスなんて好きな人にしかあげないでしょ~!」
「普通はねそうかもしれないけど。」
「普通じゃないの?」
「ん~。普通じゃないかも。」
「え?なに?ど~いうこと?」

それから課長のこと。課長との今までの事を初めて人に話して。
こんな関係。人に話せるようなことじゃないから。
ずっと誰にも言えずにいたのだけれど。
もう自分の中ではどうにもこうにもできず。
思いきって打ち明けてしまった。
ののちゃんどう思っただろう?

「なるほどね~。ってかもうそれ付き合ってるんじゃないの!?」
「違う違う!私はただ遊ばれているだけだって分かってはいるの。」

今の私は課長が今まで他の女の人としてきたような。
割りきった関係の相手。
まさか自分がそうなってしまうなんて。
数ヵ月前。課長の女の人への扱いをあんなに否定していたのに。
というか。
ちゃんとした?身体の関係ですらないかも。
課長の中ではきっと。
そういう関係にも満たないような。
そんな存在。


「琴美はクルティエ上司のこと好きなんだね!」
「…うん。」
「良かったぁ。」
「ん?」
「琴美の恋心が動き出して。」
「うん…。この気持ちをどうしたらいいのかはよくわからないけど。」
「光太とのことはもう大丈夫そう?」
「分からないけど。ちゃんと受け止めて次に進もうとはずっと思ってるよ。でもまた急にいなくなられちゃったらと思うと怖いけどね…。」
「よし!もうこうなったらクルティエ上司に忘れさせてもらおう!」

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