公爵家三男に転生しましたが・・・

オーウェンス王国

王宮の国王執務室に早馬で帰ってきた近衛騎士

２名が扉を叩き、入って来た。


執務室には国王と側近ロイドに宰相まで揃って

いた。宰相がいるのは珍しく、近衛騎士達も

驚いたがそれよりも報告だった。


ルーウェンス公爵家に訪問した、ファレス獣人

国の獣王と第４王子だが、第４王子が公爵子息

アレク様を亡き者にしようとしたこと。

アレク様は無事だったが聖獣様がお怒りになり

青から赤に変わったこと、、、聖獣様が話した

内容・・・など



その直後、王宮に向け出発したと報告した。


 報告を受けた３人もまさかの出来事にすぐには

反応出来ずにいた、、、だが、、、


ロイド「どうされますか？」

国王「怒るな！ロイド！」

宰相「ロイドも怒りたくなりましょう。」

国王「前公爵が知ったら、もっと怒るな。」

宰相「ここに乗り込んで来られますよ！」

国王「それは止めてほしいな。取り合えず、、

留学しているファレス獣人国の王族の王子と

貴族令嬢達をファレスに強制で返せ！」

ロイド「では、手配してきます。」


執務室からロイドが手配の為、出て行った。

国王「国交断絶するか？」

宰相「構いませんが、、、しますか？」

国王「そうだな、、するか！」

宰相「わかりました。教会の者も反対しない

でしょう。では、国交断絶で！」

国王「あぁ、頼む。」



王都の学校に王国の近衛騎士が王国騎士団を

連れて現れた。

時刻は学校の午後の訓練などが終わる頃だった


ファレス獣人国の第３王子が出て来るまで正門

の前に待つ。


第３王子が出て来る前に出て来た貴族子息達や

令嬢達は帰らず、離れて何が起こるのかを待つ

ことに決めた。




少ししてからファレス獣人国第３王子と貴族

令嬢達が歩いて来た。

近衛騎士と王国騎士団が近づき、近衛騎士が

話す。

「ヘンリー王子、令嬢方お待ちしておりまし

た。」

「私に何かあるのかい？」

「王命で来ました。ファレス獣人国第４王子

がルーウェンス公爵子息を亡き者にしようと

なさいました。その為、ファレス獣人国第３

王子ヘンリー様と貴族令嬢様方の留学取り

止めとする。自国に帰られしとのことです。」


「「「なっ！」」」

ヘンリー王子と貴族令嬢達は驚いたが、周りの

で見ていた子息達や令嬢達は騒然となる。


「帰国の準備を速やかにお願いします。国境を

超えるまで王国騎士団が共に参ります。」

「それは、、、いや、わかった。」


ヘンリー王子は従うことにした。貴族令嬢達も

王子が従うので、頷きで了承を示す。


「ちょっとよろしいかしら？答えて欲しいので

すが、、、」

アレクの姉兄達が近衛騎士に近づく、

「ルーウェンス公爵れ、」

近衛騎士の話を遮り、

「アレクは無事なの？私達の弟は？」

近衛騎士は

「はい、ご無事です。神のご加護か怪我も

されていないとの報告です。」

「そう。ありがとうございます。任務の邪魔

をしてしまい、申し訳ありませんでした。」

「「申し訳ありませんでした。」」

公爵家の令嬢と子息達に謝られ、焦る。

「いっ、いえ、ご心配なことだとわかって

おります。」

「ありがとうございます。では、」

公爵家の令嬢と子息達は馬車の方へ向かう。

ファレス獣人国の第３王子達に見向きもしない

で！