公爵家三男に転生しましたが・・・

姉の婚約準備

アレクの姉レティシアとルイス・デュート伯爵

子息の婚約準備は王宮で婚約調印式の時に着る

ドレスと卒業後の王宮である、卒業パーティー

に一緒に出席するのでドレスと男性の正装の服

に統一感を出したりするのだが、それを決める

のが大変なのだ。


後々、婚約発表を王宮から告示されるが、、、

パーティーには卒業生の親か祖父母が出席する

そのパーティーに一緒に行き、婚約したことが

一緒にいるだけでわかるようにドレスなどに

お互いの髪や瞳の色を入れ、他に刺繍なりで

さり気なさを表現しなくてはいけない。


派手すぎると下品になり、控えめだと気付かれ

ないし、自分で言いながら祝いの言葉を貰うこ

とになる。


貴族ではそれではダメだった。

相手がいないと思われるとパーティーで言い寄

ってくる貴族もいる。

高位貴族だと、、なおさらだった。


ドレス等の打ち合わせは昼食後に始め、約２時

間ほどかかった。

公爵家は祖母が伯爵家は夫人が参加し、４人で

話し合い、刺繍の色なり、宝石なり、ドレスの

デザインを決める。

ルイスは目の色などを糸と宝石で合わせるのに

必要だった。


話し合いは終わり、後はドレスなどが仕上がっ

てからの調整になる。

話し合いには仕立て屋も参加していた。


祖母と夫人はそのまま、応接間でお茶を飲むこ

とになったので、レティシアとルイスの２人は

サロンに向かう。


サロンでは

シアンとカイロがお茶をしていた。

カイロ「終わったんですねー。」

レティ「えぇ、取り合えずね。」

シアン「ねぇ、ルイス子息！マリアス王女に

良い相手いませんか？」

ルイス「えっ？」


シアンからの質問に戸惑うが、レティシアから

昨日の王女との会話の内容を教えて貰い、納得

出来た。

ルイス「う～～ん。難しいかなぁー。」

カイロ「僕も危ないのです。」


未来の義弟達が哀れでならない。

レティ「紅茶が冷めるわ。頂きましょう。」

「「レティ姉様！！」」

レティ「昨日の馬車でも思い浮かばなかったじ

ゃない！どうにかなるわよ、、、多分、、」

「「僕達の未来を多分ですか！？」」

ルイス「レティシア！王女が義妹様になられも

大丈夫？」

レティ「いやよ！でも、いないでしょう？」

ルイス「そうだねー。考えてるけど、、、」


アレクの兄達は王女が話し掛けてくるかもしれ

ない緊張感を強いられて学校生活を送っていた

がアレクは知らなかった。