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1章ラギルダンジョン編
覚醒
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「ガァ!グギッ!ガァァァ!!!」
痛みで苦しむ中祖父のことを思い出していた。
何時間、いや何日経過しただろうか?それほどに長かった。だが、ようやく痛みが収まり始めた。
「ガァ!ぐっ!ぎっ!かぁ!…はぁ…はぁ…」
そして気を失った。目覚めた時にはもう、祖父との記憶など忘れていた─
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ハッ!!?」
意識を取り戻した俺は自分の状態を確認した。
さっきまでの強烈な痛みはなかった。それどころか傷まで癒えていた。
「ど…うなってだ?おれ、さっきまで全身骨折で大量出血してたよな?」
しかし地面には俺の血液がある。つまり…
「完全回復していやがる。でも、左目は戻ってない。どういうことだ?うん…?」
そこで初めておれの髪の毛が視界に入った。だが、その色は…
「まっ…白だ…。まさか白髪とかじゃないよな?」
試しに適当に髪を抜いてみたが真っ白だった。さっきまでの強烈な痛みのストレスで真っ白になったんだろうか?老人になった気分だな。黒色は日本人ぽくて気に入ってたんだがな。
体力が回復しているということはステータスではどうなっているのだろうか?という疑問を抱き
「ステータス」と唱えた。
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司馬太一
年齢 17歳
性別 男
レベル 1
職業 無
属性 時空
筋力 500
魔法耐性 300
物理耐性 400
敏捷 700
魔力 5000/5000
体力 600/600
スキル
言語理解 鑑定 時空属性適正上昇 物理耐性上昇 全属性耐性上昇 物理攻撃上昇 限界突破
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「…は…?」
意味がワカラナイ。ステータスがすごく伸びてるんデスケド。
特に魔力!!500倍になってるですけど!!伸びすぎだろ!?その他のステータスもとんでもないほど伸びてる!
そう思ってからわかったが体が軽い!!恐らくこれがこの世界に転移した時にアイツらが感じていたものだろう。
敏捷と魔力を除けば勇者以下のステータスだが、それを差し引いてもこのステータスは素晴らしいと思う。スキルがめっちゃ増えてる。耐性系のスキルは4人で戦った時に結構ダメージを食らったのと橋から落ちたせいだろう。
限界突破は勇者の持ってたスキルだよな!?あの強烈な痛みに耐え抜いたからか!?ラッキーだぜ!
うん?属性が変わっ…てる?
時空…属性?聞いたことないぞ、そんな属性。
そう思った俺は鑑定することにした。便利だよね鑑定。わかんないこと全部わかるから。
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時空属性 (ユニーク属性)
時間と空間を操る
・時間の加速、時間の減速、時間の巻き戻し
・空間操作 自分の周囲10メートル以内のベクトル操作
・ゲート 自分の魔力でマークした場所か周囲1キロ圏内のいずれか2箇所にゲートをつくり、それをくぐるとワープ(転移)できる
・亜空間収納 自分の持ち物を収納出来る。無制限。収納中は時間が流れない。
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まじか…。強くね?普通に強くね?
そして、ユニーク属性だったか…。本当にあったんだな。勇者である王角も持ってなかったから信じてなかったんだけど、本当に存在してたんだな。ということは初代勇者もユニーク属性だった話は本当だったんだろうな。
それにしても周囲10メートルのベクトル操作か…。まだ実際に使ってないから分からないがかなり狭いな…。近接特化になりそうだな。
強力なことに違いはないが…。
だが、残念なことに「無」職のままだった。何でだよ!そこを1番進化させてくれよ!属性がなんか変わったんだからジョブチェンジぐらい起こってもいいだろうよ!1番変わっていて欲しかったわ!はぁ…。この世界には職業安定所とか無いのかな…?
さてそんな冗談は置いといて現状の確認をするか。
まず俺が持ってる荷物だが、皮の鎧と鉄の剣のみ。食料と水はなし。死活問題だな。
そして何故かは分からないが俺の体は完全回復状態。さらにステータスまで大幅に上がっている。
周りを確認するが魔物がいる感じは今のところしない。
そして今の俺の目標は…
「あいつらに、帝国に!復讐する!!」
声に出すことで明確にする。うん、独り言ではない。決してない。
さて、そう宣言したものの復讐するにはここから出なければならないんだが…
「…ここ…どこなんだ…?」
そう現在位置が分からない。上を見上げるが光は見えない。何百…いや何千メートルも落ちたかもしれない。今更ながらそんなところから落ちて生きてた幸運がすごいと思う。
ここから上るという方法は現実的じゃないし、かと言っても他に方法があるわけじゃない。
鑑定も使っているがここが何層とかまでは分からない。そもそもラギルダンジョン自体何層まで続いているのか分かっていないしな。
だが、ラギルダンジョンには共通の特徴がある。それはどの層にも下に降りる階段と上に昇る階段があるということだ。
上か?下か?
どちらもメリットとデメリットがある。
上を選んだ場合は終わりが確実にあるが、とんでもなく遠い。9層の光が見えないぐらいだからな。
下を選んだ場合もしかすると最下層にはワープゾーンみたいなのがあるかもしれない。ここまで落ちたなら地上を目指すより最下層を目指す方が近いと思う。だが、基本的には下に行くほど魔物は強くなる。ここの魔物も強いと思う。つまり、殺られる可能性は高い。
上を選んでも餓死の可能性もあるがな。
安全性の高い上を選ぶか、賭けで下を選ぶか。
俺の中では既に答えは出ていた。
決断を下し、俺は目的の階段を探すために鉄の剣をこしらえて歩き出した。
後書き
質問、感想、レビュー、星をお待ちしております。
昨日投稿出来なくてすみません。
恋愛作品「君を好きになるなんて絶対にありえない!」も見てください。順位がすごく上がっております。
痛みで苦しむ中祖父のことを思い出していた。
何時間、いや何日経過しただろうか?それほどに長かった。だが、ようやく痛みが収まり始めた。
「ガァ!ぐっ!ぎっ!かぁ!…はぁ…はぁ…」
そして気を失った。目覚めた時にはもう、祖父との記憶など忘れていた─
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「ハッ!!?」
意識を取り戻した俺は自分の状態を確認した。
さっきまでの強烈な痛みはなかった。それどころか傷まで癒えていた。
「ど…うなってだ?おれ、さっきまで全身骨折で大量出血してたよな?」
しかし地面には俺の血液がある。つまり…
「完全回復していやがる。でも、左目は戻ってない。どういうことだ?うん…?」
そこで初めておれの髪の毛が視界に入った。だが、その色は…
「まっ…白だ…。まさか白髪とかじゃないよな?」
試しに適当に髪を抜いてみたが真っ白だった。さっきまでの強烈な痛みのストレスで真っ白になったんだろうか?老人になった気分だな。黒色は日本人ぽくて気に入ってたんだがな。
体力が回復しているということはステータスではどうなっているのだろうか?という疑問を抱き
「ステータス」と唱えた。
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司馬太一
年齢 17歳
性別 男
レベル 1
職業 無
属性 時空
筋力 500
魔法耐性 300
物理耐性 400
敏捷 700
魔力 5000/5000
体力 600/600
スキル
言語理解 鑑定 時空属性適正上昇 物理耐性上昇 全属性耐性上昇 物理攻撃上昇 限界突破
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「…は…?」
意味がワカラナイ。ステータスがすごく伸びてるんデスケド。
特に魔力!!500倍になってるですけど!!伸びすぎだろ!?その他のステータスもとんでもないほど伸びてる!
そう思ってからわかったが体が軽い!!恐らくこれがこの世界に転移した時にアイツらが感じていたものだろう。
敏捷と魔力を除けば勇者以下のステータスだが、それを差し引いてもこのステータスは素晴らしいと思う。スキルがめっちゃ増えてる。耐性系のスキルは4人で戦った時に結構ダメージを食らったのと橋から落ちたせいだろう。
限界突破は勇者の持ってたスキルだよな!?あの強烈な痛みに耐え抜いたからか!?ラッキーだぜ!
うん?属性が変わっ…てる?
時空…属性?聞いたことないぞ、そんな属性。
そう思った俺は鑑定することにした。便利だよね鑑定。わかんないこと全部わかるから。
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時空属性 (ユニーク属性)
時間と空間を操る
・時間の加速、時間の減速、時間の巻き戻し
・空間操作 自分の周囲10メートル以内のベクトル操作
・ゲート 自分の魔力でマークした場所か周囲1キロ圏内のいずれか2箇所にゲートをつくり、それをくぐるとワープ(転移)できる
・亜空間収納 自分の持ち物を収納出来る。無制限。収納中は時間が流れない。
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まじか…。強くね?普通に強くね?
そして、ユニーク属性だったか…。本当にあったんだな。勇者である王角も持ってなかったから信じてなかったんだけど、本当に存在してたんだな。ということは初代勇者もユニーク属性だった話は本当だったんだろうな。
それにしても周囲10メートルのベクトル操作か…。まだ実際に使ってないから分からないがかなり狭いな…。近接特化になりそうだな。
強力なことに違いはないが…。
だが、残念なことに「無」職のままだった。何でだよ!そこを1番進化させてくれよ!属性がなんか変わったんだからジョブチェンジぐらい起こってもいいだろうよ!1番変わっていて欲しかったわ!はぁ…。この世界には職業安定所とか無いのかな…?
さてそんな冗談は置いといて現状の確認をするか。
まず俺が持ってる荷物だが、皮の鎧と鉄の剣のみ。食料と水はなし。死活問題だな。
そして何故かは分からないが俺の体は完全回復状態。さらにステータスまで大幅に上がっている。
周りを確認するが魔物がいる感じは今のところしない。
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「あいつらに、帝国に!復讐する!!」
声に出すことで明確にする。うん、独り言ではない。決してない。
さて、そう宣言したものの復讐するにはここから出なければならないんだが…
「…ここ…どこなんだ…?」
そう現在位置が分からない。上を見上げるが光は見えない。何百…いや何千メートルも落ちたかもしれない。今更ながらそんなところから落ちて生きてた幸運がすごいと思う。
ここから上るという方法は現実的じゃないし、かと言っても他に方法があるわけじゃない。
鑑定も使っているがここが何層とかまでは分からない。そもそもラギルダンジョン自体何層まで続いているのか分かっていないしな。
だが、ラギルダンジョンには共通の特徴がある。それはどの層にも下に降りる階段と上に昇る階段があるということだ。
上か?下か?
どちらもメリットとデメリットがある。
上を選んだ場合は終わりが確実にあるが、とんでもなく遠い。9層の光が見えないぐらいだからな。
下を選んだ場合もしかすると最下層にはワープゾーンみたいなのがあるかもしれない。ここまで落ちたなら地上を目指すより最下層を目指す方が近いと思う。だが、基本的には下に行くほど魔物は強くなる。ここの魔物も強いと思う。つまり、殺られる可能性は高い。
上を選んでも餓死の可能性もあるがな。
安全性の高い上を選ぶか、賭けで下を選ぶか。
俺の中では既に答えは出ていた。
決断を下し、俺は目的の階段を探すために鉄の剣をこしらえて歩き出した。
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