クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える

ジャック

文字の大きさ
15 / 66
1章ラギルダンジョン編

覚醒

しおりを挟む
「ガァ!グギッ!ガァァァ!!!」

痛みで苦しむ中祖父のことを思い出していた。


何時間、いや何日経過しただろうか?それほどに長かった。だが、ようやく痛みが収まり始めた。


「ガァ!ぐっ!ぎっ!かぁ!…はぁ…はぁ…」


そして気を失った。目覚めた時にはもう、祖父との記憶など忘れていた─


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ハッ!!?」

意識を取り戻した俺は自分の状態を確認した。


さっきまでの強烈な痛みはなかった。それどころか傷まで癒えていた。


「ど…うなってだ?おれ、さっきまで全身骨折で大量出血してたよな?」


しかし地面には俺の血液がある。つまり…


「完全回復していやがる。でも、左目は戻ってない。どういうことだ?うん…?」


そこで初めておれの髪の毛が視界に入った。だが、その色は…


「まっ…白だ…。まさか白髪とかじゃないよな?」


試しに適当に髪を抜いてみたが真っ白だった。さっきまでの強烈な痛みのストレスで真っ白になったんだろうか?老人になった気分だな。黒色は日本人ぽくて気に入ってたんだがな。


体力が回復しているということはステータスではどうなっているのだろうか?という疑問を抱き


「ステータス」と唱えた。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

司馬太一

年齢 17歳

性別 男

レベル 1

職業 無

属性 時空


筋力 500

魔法耐性 300

物理耐性 400

敏捷 700

魔力 5000/5000

体力 600/600


スキル


言語理解 鑑定 時空属性適正上昇 物理耐性上昇 全属性耐性上昇 物理攻撃上昇 限界突破


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「…は…?」

意味がワカラナイ。ステータスがすごく伸びてるんデスケド。


特に魔力!!500倍になってるですけど!!伸びすぎだろ!?その他のステータスもとんでもないほど伸びてる!


そう思ってからわかったが体が軽い!!恐らくこれがこの世界に転移した時にアイツらが感じていたものだろう。


敏捷と魔力を除けば勇者以下のステータスだが、それを差し引いてもこのステータスは素晴らしいと思う。スキルがめっちゃ増えてる。耐性系のスキルは4人で戦った時に結構ダメージを食らったのと橋から落ちたせいだろう。


限界突破は勇者の持ってたスキルだよな!?あの強烈な痛みに耐え抜いたからか!?ラッキーだぜ!


うん?属性が変わっ…てる?


時空…属性?聞いたことないぞ、そんな属性。


そう思った俺は鑑定することにした。便利だよね鑑定。わかんないこと全部わかるから。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

時空属性 (ユニーク属性)

時間と空間を操る

・時間の加速、時間の減速、時間の巻き戻し

・空間操作 自分の周囲10メートル以内のベクトル操作

・ゲート 自分の魔力でマークした場所か周囲1キロ圏内のいずれか2箇所にゲートをつくり、それをくぐるとワープ(転移)できる

・亜空間収納 自分の持ち物を収納出来る。無制限。収納中は時間が流れない。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


まじか…。強くね?普通に強くね?

そして、ユニーク属性だったか…。本当にあったんだな。勇者である王角も持ってなかったから信じてなかったんだけど、本当に存在してたんだな。ということは初代勇者もユニーク属性だった話は本当だったんだろうな。


それにしても周囲10メートルのベクトル操作か…。まだ実際に使ってないから分からないがかなり狭いな…。近接特化になりそうだな。


強力なことに違いはないが…。


だが、残念なことに「無」職のままだった。何でだよ!そこを1番進化させてくれよ!属性がなんか変わったんだからジョブチェンジぐらい起こってもいいだろうよ!1番変わっていて欲しかったわ!はぁ…。この世界には職業安定所とか無いのかな…?


さてそんな冗談は置いといて現状の確認をするか。


まず俺が持ってる荷物だが、皮の鎧と鉄の剣のみ。食料と水はなし。死活問題だな。


そして何故かは分からないが俺の体は完全回復状態。さらにステータスまで大幅に上がっている。


周りを確認するが魔物がいる感じは今のところしない。


そして今の俺の目標は…


「あいつらに、帝国に!復讐する!!」


声に出すことで明確にする。うん、独り言ではない。決してない。


さて、そう宣言したものの復讐するにはここから出なければならないんだが…


「…ここ…どこなんだ…?」


そう現在位置が分からない。上を見上げるが光は見えない。何百…いや何千メートルも落ちたかもしれない。今更ながらそんなところから落ちて生きてた幸運がすごいと思う。


ここから上るという方法は現実的じゃないし、かと言っても他に方法があるわけじゃない。


鑑定も使っているがここが何層とかまでは分からない。そもそもラギルダンジョン自体何層まで続いているのか分かっていないしな。


だが、ラギルダンジョンには共通の特徴がある。それはどの層にも下に降りる階段と上に昇る階段があるということだ。


上か?下か?


どちらもメリットとデメリットがある。

上を選んだ場合は終わりが確実にあるが、とんでもなく遠い。9層の光が見えないぐらいだからな。


下を選んだ場合もしかすると最下層にはワープゾーンみたいなのがあるかもしれない。ここまで落ちたなら地上を目指すより最下層を目指す方が近いと思う。だが、基本的には下に行くほど魔物は強くなる。ここの魔物も強いと思う。つまり、殺られる可能性は高い。


上を選んでも餓死の可能性もあるがな。


安全性の高い上を選ぶか、賭けで下を選ぶか。


俺の中では既に答えは出ていた。


決断を下し、俺は目的の階段を探すために鉄の剣をこしらえて歩き出した。









後書き

質問、感想、レビュー、星をお待ちしております。


昨日投稿出来なくてすみません。


恋愛作品「君を好きになるなんて絶対にありえない!」も見てください。順位がすごく上がっております。

しおりを挟む
感想 28

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

処理中です...