クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える

ジャック

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1章ラギルダンジョン編

真理

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俺は下に続く階段を探していた。


元々死んだと思っていた命が幸運により、生き返ったのだ。ならばここは俺の運勢に賭けて見ようと思ったからだ。


そうして歩くことおおよそ30分…


気配を感じた。剣を両手で持ち、気配のする方向を向く。


そうして、暗闇から現れたのは黒いクマのような魔物だった。


「グルルル!ガァ!」


油断も何もしていなかった。だが、おれは魔物の爪によって胸から腹にかけて攻撃を受けた。目で追えない速度ではなかったし、空間操作の能力かは分からないが、かなり魔物との距離が近くなると相手の行動がハッキリとわかったので反応することができ、軽傷で済んだ。


だが、このままでは俺はクマの魔物に勝てないだろう…。


その瞬間に頭が鈍器で殴られた様な衝撃を受け、思い出す。


そうだ、この世界の真理は弱肉強食。強いものが弱いものを支配する。それがこの世界の真理だ。


俺は弱いものか?違う!!俺は力を得た!!この世界で生き残るための!!そして!あいつらに復讐するための!!俺は…!"強いもの"だ!


そう理解した瞬間にこいつに勝つためだけに極限まで集中した。


勝たなければならない!そう感じた。


体中から殺気が溢れ出てるのを感じる。


「我が命じる。我の魔力を糧にこの空間を支配せよ。」


分からないはずの詠唱が頭の中ですぐに出てきた。そんな詠唱を唱えながら全速力で魔物に飛び込んでいく!


それを見計らって魔物も俺にもう一度爪で攻撃しようと仕掛ける!


俺と魔物が10メートルの距離になるのが分かると


「空間操作!」


魔法を唱えて俺は魔物の体をベクトル操作で固定した。だから魔物の爪も俺には届かない。


その瞬間におれは魔物の懐に駆けて剣を首に振るう!


「うぉおぉォあおおおぉおぉおぉお!!!!」


身体中の力を腕に込めて魔物の首を切り裂く!


「ガルル!グルヴァ!!」

魔物が断末魔を上げて、鮮血を出しながら死んだ。


ズドォー…ンという魔物が地面に倒れる音がする。


「俺はお前より強い!」


それだけ言うと戦闘態勢をといて、魔物の死体を眺めた。


ぐきゅるるるーという腹の音が鳴る。筋肉ゴリラのせいで30層に転移してからあまり食ってなかったからな。


さて、食糧をどうするか…。


そこである考えが思いついた。目の前に食えそうなものがあるじゃないかと。


その考えが閃いたら俺がさっき殺した魔物の血抜きを行い、解体して食えそうな部分と魔物の皮と魔石だけ回収して亜空間収納にしまった。


色んなことがあったせいで服がボロボロなので、魔物の皮で新しい服を作れないかと考えたから皮も回収した。


ここでは魔石なんて必要ないかもしれないが、何かの役に立つかもしれないし、もし生き残れたら外の世界で生活する資金源にもなるからついでに魔石もしまっといた。


この戦いでわかったことが2つある。

1つはこの層の魔物はかなり強いこと。30層ぐらいの魔物とはレベルが全く違う。30層レベルの魔物なら今の俺なら時空魔法なしで戦えると思う。しかし、ここでは時空魔法を使っても勝てるか分からない。


2つ目は空間操作の魔力消費。

たった1回しか使ってないが、魔力が全体の5分の1、1000以上は使っている。この調子で使ったらあと3回も使えるか分からない。魔力消費が大きすぎる。強力すぎる力だが、やはりデメリットもあるようだな。ここからは魔力の節約が大事になるな。マジックと身体能力強化で倒せたらいいのだがな。そんな魔物ほとんどいないだろう。


ここからは慎重に行動しよう。


そんなことを考えていると下に繋がる階段を見つけた。そこで腹の減りが限界だったので、魔力を使ってマッチ程度の火をつけて魔物の肉を焼いて食らった。


意外といけるな…。調味料も何も無いが食えない味ではない。臭みはあるが、今の俺はそんなこと気にしてられないし。もっと生肉っぽい味がするのかと思ったけれど、牛肉みたいな硬さと味だ。


本格的に調味料を使って、調理したら元の世界でも店で普通に出すことは出来ると思う。むしろ人気メニューになると思う。


この世界の宗教では動物を食べることはあっても魔物を食べることは禁忌とされている。だからこの世界の住人は魔物の肉を食べたことがないので、美味しいということを知らないのだろう。


まぁ、この世界の人からしたら魔物なんて憎むような敵なんだから食うなんてことするはずないと思うが。


肉を食いながら再確認する。


やはりこの世界は弱肉強食であると。


食い終わったあとはあのクマの魔物の皮で簡単なコートのような服を作って、前までの服は捨てた。新しい毛皮のコートの方が頑丈だと思う。


周りを警戒しながら戦闘もあって疲れていたので、寝ることにした。


それにしても本当に


「一体ここはどこなんだよ…」














後書き

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