魔の森の奥深く

咲木乃律

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第四章 セストの秘密

いざ魔の森へ

 一角獣狩り出発の日。
 
 ロザリアは、替えの衣類やブラシなど、身の回りを整えるのに必要な荷物が詰まったボストンバッグを足元に置き、魔事室のいつもの机でそわそわとして座っていた。

 一角獣の出現する魔の森までは、馬車などを乗り継いで前世での旅行のようなものになるのかと思っていたが、魔法士達の転移魔法で、一瞬にして魔の森へと移動するという。

 魔の森への転移は、魔法士たちによって朝から順に行われ、炊事担当の女性陣と共に移動することになっていたロザリアの順番は、夕方近くになってからだった。
 本来ならその時間にあわせ登城すればいいのだが、ロザリアはなんとなく落ち着かず、心配するジュリエッタに見送られ早めに家を出た。出発の順番まで魔事室で仕事をしようと思ったのだ。

「何もこんな日にまで仕事をすることはないんだよ」

 ペアーノ室長には苦笑されたが、家にいても余計に落ち着かない。なるべく普段取りを心掛け、書類整理の手を動かした。

 王太子の失明により、いっときは中止も囁かれた一角獣狩りだが、自分のせいで重要な狩りを取りやめることは断じて許さないと王太子が強い意志を示されたこともあり、結局予定通り決行されることになった。

 ウバルド殿下を総隊長とし、副隊長にセスト、護衛として数名の魔法士がメンバーとして組み込まれ、この他にも、狩りの滞在先での炊事担当、看護担当なども決められ、総勢にすると百人近い大所帯だ。
 ここに更に十人の乙女とベネデッタが加わる。通常なら以上のメンバーで向かうそうだが、今回はベネデッタが王女ということもあり、ベネデッタの身の回りの世話役兼話し相手として十名が更にメンバーとして加わった。
 その十名の中には、ベネデッタのいつもの取り巻き、カーラ、エルダ、ジーナの三人も含まれていた。

「何か困ったことがあったらアッカルド局長に相談するんだよ」

 ようやくロザリアの出発の順番が回ってきたことを告げに小姓がやってくると、ペアーノ室長は心配そうにロザリアを見た。

「ベネデッタ王女も一緒だからね。何もないとは思うけれど、一人で解決しようとしてはだめだよ。いくら君が年以上に落ち着いているからといって、何でも一人で解決できるわけではないからね」

「……はい」

 ペアーノ室長に見送られ、一人の魔法士に炊事担当の女性五人とロザリアがセットとなり、皆でしっかりと手を繋いでドキドキしながら転移の渦に入った。
 また、ひぃーとなるあの感覚をロザリアは覚悟した。セストは朝イチで魔の森へ転移してしまい、セストがいない今、間違っても目の前の魔法士にはしがみつくまいと目をつむった。
 が、不思議なことにあのひぃーは襲って来なかった。転移の渦の中を緩やかに移動していく。

「わぁ、すごいわね」

 一緒の女性の声に目を開けると、真っ暗な空間に無数の星が煌めいていた。

「ほんとだ、すごい……」

 ロザリアがぽかんと口を開いて感嘆の声を漏らすと、同行している魔法士が「美しいですよね」と相槌を打った。
 そこで初めてロザリアは、転移魔法でこの転移を行っている魔法士の顔をちゃんと見た。出発前もよろしくお願いしますと挨拶をしたけれど、あのひぃーを前にして、冷静ではなかった。
 魔法士は、淡い茶髪に同じ瞳の色をした好青年で、奥二重の瞳が優しげだ。転移空間に放り出されないよう、しっかりと手を繋ぎ、みんなへと気を配っている。
 コルラード・レンツィと名乗っていた。
 話しかけやすそうな雰囲気に、ロザリアは疑問をぶつけてみた。

「転移のスピードは、魔法で調整できるものなんですか?」

 セストとの転移はびゅんっと一瞬で、その分スピードが出て周りの景色など見たことはなかった。
 ロザリアの質問に、コルラードはにこやかに答えてくれる。

「ある程度は調整は可能です。けれど移動速度を速めるためには、より高い魔力が必要なので、今回のように移動距離が長い場合にはそれほどスピードは出せません。途中で魔力が尽きてしまっては目的の場所に辿り着けませんので」

 要するに、あの超高速転移は魔力の高いセストならではのものだということのようだ。
 時間にして軽く一時間はかかっただろうか。魔の森へ着くまで、思っていた以上に時間を要したが、道中は女性達とコルラードと話が盛り上がり、楽しかった。








 魔の森は、トリエスタ王国の東南に位置している魔獣の巣窟だ。

 魔獣の巣窟という言葉から、ロザリアはおどろおどろしい姿を想像していた。絵本の挿絵でも、魔の森は薄暗く、鬱蒼とした木々があるかと思えば、枯れ木が乱立し、荒れ果てた姿で描かれる。
 けれど、目の前に広がる魔の森は、想像していたよりも見かけは普通の森だった。
 もちろん緑は濃く、一歩足を踏み入れれば魔獣の棲む恐ろしい場所なのだろうけれど、忌避感はない。魔の森は、魔獣が近隣へ出てこないよう、長大な壁で囲われていた。高さもあり巨大なものだが、それでもなお、時折魔獣はこの壁を越えて来る。
 壁といっても幅のある壁だ。三車線ほどの幅はあるだろうか。上を歩けるようになっている。魔の森へ到着してすぐに、ロザリアは壁に登り眼下の魔の森を見下ろしていた。
 壁の中には、一角獣狩りのメンバーが寝泊まりする宿泊施設もある。魔の森監視局に魔石収集室の施設も入っており、壁というより様々な施設を備えた巨大な要塞、砦だ。

 目の前に広がる魔の森を、ロザリアは一人見つめていた。
 風がびゅうびゅうと耳元で唸っている。どこまでも広がる緑の海は、恐ろしいというより美しい。
 こんなに広大な森は見たことがない。魔の森はトリエスタ王国がある大陸の東南に広がっているが、その先がどうなっているのか誰も知らない。
 未知の世界だ。森が深くなればなるほど魔獣も増えるため、魔の森の途切れる先まで到達した者がいないのだ。だからこそ魔の森奥深くには魔族が棲んでいると、人々の想像が膨らんだのだろう。

「あまり長く風にあたっていると、風邪を引くぞ」

「……セスト…」

 深緑のローブを風にはためかせながら、セストが歩み寄ってきた。転移したそのままだったロザリアは、手に自分の荷物を持っていた。セストはそれをさり気なく奪い取ると、ロザリアの背をそっと押した。

「自分の部屋はどこか聞いているか?」

「うん。大丈夫。わかると思う」

「中は複雑な造りなんだ。案内してやるよ」

 ロザリアは素直に頷いた。

 あのあと―――。
 セストに助けられたあのあと、ロザリアが落ち着いたところでセストは頭を下げてきた。
 黒妖犬に襲われた時、ロザリアが魔力もないのに妙な正義感でもって黒妖犬に立ち向かったと思い、馬鹿者呼ばわりして悪かったと。
 テオから、あれはベネデッタに突き飛ばされただけだったと聞き、あの時のことを謝りたいと言われた。

「それであの時怒ってたんだ……」

 ロザリアとしては、どうして怒られたのか全く分からなかったので、セストの話を聞いてすっきりした。あの時は痛みで朦朧としていたし、何かしでかしたのかと気になっていたのだ。
 状況だけを見れば、セストが勘違いしたとしても仕方がない。

「いいよ、もう。過ぎたことだし」

 ロザリアがそう言うとセストは、

「それにベネデッタ王女のこともだ。いろいろと嫌がらせをされているそうだな。あれほど目の敵にするのは、俺のせいなんだろう?」

「まぁそうなんだろうけど……」

 だからといってセストが悪いかといえばそうではない。相手の心が意のままにならないからと、ロザリアを狙うのは間違っている。それに気が付かないベネデッタが悪いのだ。

「とにかく悪かった。この通りだ」

 セストが真摯に頭を下げるものだから、さっきまでの黒妖犬と対していた恐怖を忘れ、ロザリアはぶんぶん首を振った。

「そんなに謝らなくても大丈夫。ほんとに気にしてないから」

「なら俺の謝罪を受け入れたという証が欲しい」

 セストに両腕を広げられ、ロザリアはきょろきょろと辺りを見回した。
 場所はセストの執務室だ。他に人目はない。ならばいいかとその腕に飛び込みそうになり、ロザリアは寸前で足を止めた。
 なんだかおかしな展開だ。謝罪を受け入れたらハグって……。
 
「やっぱやめとこ……」

 あの腕の中が心地良いことを体は覚えてしまった。飛び込みたくなる本能を押し留め、ロザリアが背を向けると次の瞬間には肩を掴まれ、腕の中に囲われた。

「ロザリア…、あまり俺を焦らさないでくれ。そろそろ俺の気持ちを受け入れてくれないか?」

 セストはロザリアを後ろから抱きしめるとその耳元に囁いた。

「……好きだ、ロザリア」

 その告白は、それまで何度も聞かされたどの告白よりもロザリアの胸に響いた。初めて、本当にロザリアに向かって放たれた言葉のような気がした。
 だから落ちてきたセストの唇を、ロザリアは自然と受け止めていた。セストとはもう何度もキスをしたけれど、これまでで一番セストの熱を感じるキスだった。

 それからの日々は狩りの準備や王太子の件もあり、慌ただしい毎日が続いた。ロザリアはセストの補佐役と魔事室の仕事とをこなし、休憩時間や退出の際、セストとキスを交わすようになった。
 
 セストとの距離はこの四日ほどでぐっと近づいた。案内してやるよというセストの申し出に、魔の森の風に当てられたのか、たまには素直に甘えてみたいと思った。が、ロザリアが素直に従うと、セストは眉間を寄せた。

「どうした。転移で疲れたのか。まさか一緒の魔法士に抱きついたりはしていないだろうな」

「してないよ。セストみたいに速くなくてゆっくりで楽しかった」

「…そうか」

「ねぇ、あれってわざとだったの?」

 転移のスピードは調整ができるようなことをコルラードは言っていた。それならもっとゆっくり転移してくれれば、ロザリアだって毎回セストにしがみつく必要もないのに。
 ロザリアがそう言うと、セストはふいっと横を向いた。

「速度調整は苦手なんだよ…。本当はここへだって俺が連れて行きたかったが、距離が長いとおまえが余計に怖がると思って他の奴に任せたんだよ」

「なんだ、そうだったんだ」

 セストにも苦手なことがあるのか。魔法に関しては苦手なことなどないかと思っていた。なんだか可笑しい。こみ上げる笑いを抑えきれず、ふふっと笑うと、セストは嫌そうな顔をしてロザリアを見下ろした。

「…笑うなよな」

「笑ってないよ」

「そのにやけ顔でどの口が言う」

 セストは振り返るとむにっとロザリアの両頬をつまんだ。その顔が面白かったようで、セストはひとしきり一人で笑うと、やっと溜飲を下げたかのように「ほら」とかばんを持っていない方の手をロザリアに差し出す。
 ロザリアはまた素直にその手をとった。


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