魔の森の奥深く

咲木乃律

文字の大きさ
8 / 55
第一章 迷惑な求愛

黒妖犬の襲撃

 最終選考会翌日、乙女に選ばれた十人の令嬢とベネデッタは、王都にある神殿へ禊の儀を行うため王宮を出発した。

 トリエスタ王国の国旗を持った騎士が白馬に乗り先頭をいき、続いて現国王オリンドの御印の旗を掲げた隊が進み、次いで隊長であるウバルド王弟殿下、その後ろに白馬の馬車に乗ったベネデッタ、十人の乙女となった令嬢が後続の馬車五台に分乗し、沿道に集まった人々の歓声に応えながら粛々と隊列は進んだ。
 隊列の周りは、剣を佩き甲冑に身を固めた騎士や、深緑のローブを着た魔法士が護衛している。
 そんな隊列の中、ロザリアは最後尾で馬に乗り、セストと並走していた。
 貴族の嗜みで女性でも馬に乗れる者は多い。ロザリアも父リベリオに付き合って幼い頃から乗馬に親しんできたので騎乗は難なくこなせる。ゆっくりと馬を闊歩させながら前を行くきらびやかな隊列の後ろに続いた。

 神殿への禊に、まさかロザリアが参加するとは思ってもみなかった。昨日の最終選考会への出席といい、この禊への同行といい、セストはどうやら今回の狩りに伴う行事全てにロザリアを連れて行く気らしい。

 出発のとき、ベネデッタは最後尾にセストと並んでいるロザリアを見つけて、それはそれは嫌そうな顔をした。ベネデッタは乙女の証である純白のドレスを着ていたのだが、それが一瞬灰色に見えるほどどす黒いオーラを放っていた。

 ……いたたまれない。これでまた一段とロザリアへの当たりがきつくなりそうだ。セストの執務室前での一件が今更ながら悔やまれる。母のことを言われ、つい言い返したが、何かもっといい対処法はなかったのだろうか。
 セストの補佐役でいる限り、これから狩りの行事に関わることになる。乙女であるベネデッタとの接触も避けられない。

 それにしても。

 ロザリアはちらりと馬上のセストに目をやった。沿道の人々の歓声は、主にベネデッタと十人の乙女へ注がれているのだが、明らかに女性陣の黄色い声がセストへと飛んでいる。
 熱い視線を送っている女性の姿も、一人や二人ではない。
 セストは、そんな視線を向けられていることをわかっているのかどうか。口元に絶えず微笑を浮かべながら、ぴんと背筋を伸ばして堂々たるものだ。深緑のローブが、馬の闊歩に合わせて上下に揺れる様まで美しい。

「おい、ちゃんと前を向け」

 じっとセストを見ていると、セストから声が飛んだ。ちょっとでもセストに見惚れていたなんて思われたら恥ずかしすぎる。あわわわと焦って前を向こうとして体勢を崩した。

「……!」

 けれどロザリアは落馬することはなく、見えない魔力で馬上へと引き戻される。セストを見ると、にやりと笑われた。

「俺が見たいなら、あとでたっぷりと見せてやる。なんなら触らせてやるぞ」

「け、結構です……」

 見惚れていただけに、上手い返しも思いつかない。せめてもの、とロザリアは関心がないようにふいっとセストから視線をそらせた。









 神殿での禊は、ベネデッタと十人の乙女が神官から祝福を受け神殿内の最奥部に入り、そこにある泉に身を浸すというのが具体的な儀式次第だ。
 泉には特別な霊力が宿っているらしく、乙女たちはそこに身を浸すことで世俗の垢を落とし、より一角獣を呼び寄せ易くなるらしい。
 ロザリア達同行者も神殿内の別の場所で、その泉から汲まれた水で同じように禊を行うことになっていた。
 真っ白な晒しに着替え、全身を水に浸す決まりだ。
 乙女達は神殿の最奥部で誰の目にも触れることはないが、さすがにロザリアは他の男性同行者達と一緒に水に浸かる訳にはいかない。晒しはごく薄いもので、素肌の上に羽織る決まりなので水に入れば当然透ける。
 
 そういう訳でロザリアは、もう一人隊列にいたジルダという名の女性と共に最奥部の前室に案内され、そこで禊を行うことになった。
 ジルダは、魔法防衛局付きの魔法士でセストの部下だった。緑の短髪の凛々しい顔立ちの女性で、ロザリアと同じ男爵家の令嬢だそうだが、魔力が強かったため魔法士となったそうだ。

 前室には泉の水を満たした大きな桶が置かれていた。神官の文言が終わり、最奥部に入っていく乙女たちを見送ったあと、ジルダと二人、部屋に残されると、ジルダは手早く深緑のローブを取り、着ていた衣服を躊躇いなく脱いだ。
 ジルダは、女のロザリアでも見惚れるほどにスタイルが良かった。さすが魔法士だけあってかっしりとした体つきをしているが、出るところはちゃんと出ていて、腰や足首は引き締まっている。

「お先です」

 ジルダは白の晒しを羽織ると、動けないでいるロザリアに構わず、早々に桶に肩まで身を浸した。

 わたしも早くしなくちゃとロザリアが自分の衣服に手をかけた時だった。

「キャーッ!」

 耳をつんざくほどの悲鳴が最奥部の方から聞こえてきた。悲鳴は一度では収まらず、「助けてー!」と中の乙女達が叫ぶ声も響いてくる。
 悲鳴に混じって、何か獣らしきものが吠える声もしている。

「一体何が……」

 不測の事態が起こっていることは間違いない。
 ジルダも異常な事態に気が付き、水から上がると手早く衣服を元通り身につけた。

「ロザリアさんは隣室の他の護衛騎士と魔法士に伝えに行ってください」

 ジルダはロザリアにそう言うと、自らは最奥部に通じる扉を開いた。とたん、

「……あっ!」

 ジルダの開いた扉の隙間から何か黒くて大きなものが飛び出してきた。その黒く大きなものは、ジルダに飛びかかる。
 黒妖犬だ。真っ赤な瞳に、鋭い牙を持つ魔獣だ。
 不意をつかれたジルダは、あっと叫んでまともに黒妖犬の突撃を受け、もんどり打って床に叩きつけられた。

「……うっ…」

 背中を強打したジルダはうめき、そのまま動かなくなった。黒妖犬は、ジルダの両肩に前足をおき、ぐわっとよだれの滴る真っ赤な口を開き、牙を剥いた。

「ジルダさんっ!」

 黒妖犬は、最も個体数の多い魔獣の一つで、群れをなして行動している。主に魔の森に棲息しているが、時折群れで移動し、村の畑や人を襲う恐ろしい獣だ。
 さすがに王都では見かけることはほとんどないが、皆無ではない。
 神殿の最奥部は、自然の泉がある外部に面した場所だ。どこかから入り込んだのだろうか。

 いままさに襲われようとしているジルダに、ロザリアはジルダが身につける間のなかった深緑のマントを拾い上げ、咄嗟に黒妖犬の顔めがけて投げかけた。

 視界を奪われた黒妖犬は、顔にかかった布を取ろうとごろごろ床を転がった。
 その隙にロザリアはジルダを引きずって黒妖犬から距離を取った壁際に寝かせ、上から目隠しにローブを被せた。
 悲鳴の続く最奥部はと視線を向けると―――。
 そこにはざっと見ただけでも十頭ほどの黒妖犬がいて、白い晒しを着た乙女達とベネデッタが逃げ回っていた。よく見ると、徐々に黒妖犬は壁際へと乙女らを追い詰めていっている。

 これだけの数の黒妖犬相手に、魔力のないロザリア一人ではどうすることもできない。ジルダの言った通り、一刻も早く助けを呼びに行くのが賢明な判断だ。
 
 ロザリアはそう思い、駆け出そうとしたが、その腕を隙をついて逃げてきたベネデッタに掴まれた。

「自分だけ逃げるつもり!」

「違います…。わたしは助けを呼びに行こうと……あっ」

 ほんの数秒のそのやり取りの合間で、黒妖犬はベネデッタとロザリアに最接近し、牙を向いて飛びかかってきた。それを見たベネデッタは、ロザリアを黒妖犬の前へ突き飛ばした。

 ロザリアは足がもつれてその場に跪き、あっと思って顔を上げた時には、黒妖犬の鋭い牙がすぐ目の前に迫っていた。
 ロザリアは声を出すこともできず、咄嗟に両腕で顔をかばった。それくらいしかできることはなかった。
 ザシュッと空を切る音がし、両腕が燃えるように熱くなり、次いで激しい痛みが襲った。

 黒妖犬の着地する足音に顔を上げると、両腕から血が滴り落ちた。

「……いた、い…」

 焼けるように腕が痛い。傷口を抑えてロザリアはうずくまった。うーっという黒妖犬の唸り声が聞こえる。まだ臨戦態勢にあることはわかっていたが、動けなかった。

「あ、あなたが悪いんだからね」

 ベネデッタは血の滴るロザリアを見て青ざめ、だっと前室へ向かって逃げ出す。朦朧とする視界でそれを捉え、なんとか目の前の黒妖犬へ視線を向けた。
 いつの間にか、十頭ほどいた黒妖犬全てにロザリアは囲まれていた。奥の壁際では、固唾をのんでこちらを見守る乙女達の姿があった。魔力のない彼女達では、ロザリアを助けることはできない。彼女達もどうしていいのかわからないのだろう。

 こうしている間にも、隣室にはこちらの非常事態はそろそろ伝わっているはずだし、駆けていったベネデッタが、おそらく助けを求めるはずだ。

 それまでロザリアは黒妖犬が他の乙女達をおそうことのないよう、この十頭もの黒妖犬の意識をひきつけなければならない。

 つと、ロザリアを襲った黒妖犬がてくてくと歩いて近寄ってきた。そのままがぶりとやられるのかと思いきや、黒妖犬は、ロザリアの足元で伏せをし、はっはっと息を吐きながらこちらを見上げ、尻尾を振り出した。

「えっ……?」

 一体何がどうなっているのだろう。
 襲いかかってくる気配はまるでなく、むしろ構ってとでも言うようにロザリアに向かって熱心に尻尾を振る。赤い口からのぞく牙の鋭さは変わらないが、こちらを襲おうとの意思は感じ取れなくなった。

「キュイーン」

 伏せた黒妖犬が子犬のように鳴くと、周りにいた他の黒妖犬の耳がピクピクと動き仲間の声を聞き取る。すると他の黒妖犬も次々と臨戦態勢を解き、伏せをし出した。

 一体何が起こっているのだろうか。困惑し、腕を抑えて立ち上がったところへ、黒妖犬を取り囲むように数十の黒い渦が地面に現れ、深緑のローブを着用した魔法士達が一斉に飛び出してきた。
 その中には銀髪のセストもいて、彼らがローブを翻しながら一斉に呪文を唱えると、強い閃光が辺りを満たした。

 そこからはあっという間の出来事だった。強い閃光に当てられた黒妖犬達が、一斉にその場から逃げ出し、あとにはロザリアの血痕に乱れた芝生、息を呑んだまま固まった乙女達が残った。

 深緑のローブの魔法士の中から、セストは真っ先にロザリアの元へとやってくると、えぐられたロザリアの両腕にちらりと視線を向けた。

「ばかか、お前は」

 セストの口から放たれたのは、なぜか辛辣な一言だった。





あなたにおすすめの小説

王宮の万能メイド、偏屈魔術師を餌付けする

葉山あおい
恋愛
王宮で働く勤続八年のメイド、エレナ・フォスター。仕事は完璧だが愛想がない彼女は、いつしか「鉄の女」と呼ばれ恐れられていた。 そんな彼女に下された辞令は、王宮の敷地内にありながら「魔窟」と呼ばれる『北の塔』の専属メイドになること。そこの主である宮廷魔術師団長・シルヴィス・クローデルは、稀代の天才ながら極度の人嫌い&生活能力ゼロの偏屈男だった! ゴミ屋敷と化した塔をピカピカに掃除し、栄養失調寸前の彼に絶品の手料理を振る舞うエレナ。黄金色のオムレツ、とろける煮込みハンバーグ、特製カツサンド……。美味しいご飯で餌付けされた魔術師様は、次第にエレナへの独占欲を露わにし始めて――? 意地悪な聖女や侯爵夫人のいびりも、完璧なスキルで華麗に返り討ち。平民出身のメイドが、身分差を乗り越えて幸せな花嫁になるまでの、美味しくて甘いシンデレラストーリー。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

崖っぷち令嬢は冷血皇帝のお世話係〜侍女のはずが皇帝妃になるみたいです〜

束原ミヤコ
恋愛
ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。 家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。 「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。 皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。 今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。 ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……! 心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

お兄様はやさしく笑って、逃げ道だけをなくしていく

星乃和花
恋愛
縁談に悩む子爵令嬢リゼットが助けを求めたのは、名門侯爵家の長男アルフレッド。 穏やかでやさしく、理想のお兄様のような彼は、「君のことは僕が見ている」と甘く手を差し伸べてくれる。 送り迎え、花や手紙、完璧なエスコート。 守られているだけのはずが、気づけば周囲には「彼女はもうノースウェル侯爵家のもの」という空気ができあがっていて――。 ふわふわ優しいのに、実はかなり策略家。 やさしく逃げ道をなくしてくるお兄様系ヒーローに、恋愛に疎い令嬢がじわじわ囲い落とされていく、甘くて幸せな溺愛ラブストーリー。 ――「待つよ」と言いながら、外堀はきっちり埋めてくる―― (完結済ー本編10話+後日談2話)

異世界に逃げたシングルマザー経理は、定時退勤だけは譲れない

木風
恋愛
DV夫から一歳の娘を抱えて逃げた鈴木優子は、光に飲まれて異世界の王宮へ転移してしまう。 生きるために差し出した武器は簿記と経理経験――崩壊寸前の王宮会計を『複式簿記』で立て直すことに。 ただし譲れない条件はひとつ、「午後五時の定時退勤」。娘の迎えが最優先だからだ。 その姿勢に、なぜか若き国王ヴィクトルが毎日経理室へ通い始めて――仕事と子育ての先に、家族の形が芽吹いていく。

捨てた騎士と拾った魔術師

吉野屋
恋愛
 貴族の庶子であるミリアムは、前世持ちである。冷遇されていたが政略でおっさん貴族の後妻落ちになる事を懸念して逃げ出した。実家では隠していたが、魔力にギフトと生活能力はあるので、王都に行き暮らす。優しくて美しい夫も出来て幸せな生活をしていたが、夫の兄の死で伯爵家を継いだ夫に捨てられてしまう。その後、王都に来る前に出会った男(その時は鳥だった)に再会して国を左右する陰謀に巻き込まれていく。

拾ってないのに、最上位が毎日“帰る”んですがーー飼い主じゃありません!ただの受付係です!

星乃和花
恋愛
王都ギルド受付係リナは、今日も平和に働く予定だった。 ……のに。 「お腹すいた」 そう言って現れたのは、最上位の英雄レオン。 強いのに生活力ゼロ、距離感ゼロ、甘え方だけは一流。 手当てすれば「危ない」と囲い込み、 看病すれば抱きしめて離さず、 ついには―― 「君が、俺の帰る場所」 拾ってない。飼ってない。 ただ世話を焼いただけなのに、英雄が毎日“帰ってくる”ようになりました。 無自覚世話焼き受付嬢 × 甘えた天然英雄の 距離感バグ甘々ラブコメ、開幕! ⭐︎火木土21:20更新ー本編8話+後日談9話⭐︎