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第六章 本の世界と現実との違いは
何がどうしてこうなった
セストの触れていく箇所すべてが熱くて、その熱に浮かされて自分の体なのに自分のものではないような感覚がする。執拗なまでにセストの指が内壁を広げていき、さっきからグチュグチュと水音がたっているのが恥ずかしくてたまらない。
「あの手の本のように、優しくはできないかもしれないがな」
セストの指が内壁で動くたび、体が勝手に反応する。あまりの刺激に熱に浮かされていたロザリアだが、セストの言葉にはたと現実にかえり、なぜ知っているのかとあわあわして問えば、
「魔力酔いをおこしたときに、屋敷のロザリアの部屋まで運んだからな。見るつもりはなかったが、視界に入った」
「う、うそよ。ちゃんと隠してあるもの」
母のジュリエッタに見つからないよう、隠し戸棚の中になおしているのだ。いくら部屋に入ったからといって、たまたま目にするような場所に置いているわけがない。
けれどセストは、
「俺を誰だと思っている。大事に隠している箇所は、何かしら人の残滓がある。ロザリアの部屋では、その隠し戸棚の辺りに一番念を感じたので、ちょっと覗いてみただけだ」
「―――っ……」
言葉を失うとはまさにこのことだ。
魔力酔いを起こしたのはいつのことだったろう。その時からセストはロザリアの秘め事を知っていたことになる。恥ずかしすぎる……。火がぼうぼう燃えて、頭から煙がたっているに違いない。
「妄想ばかり膨らませて、どんなこと考えながら俺の誘いを断り続けていたのかと思うと少し腹が立つな」
セストは少し拗ねたように言うと唇を寄せて突起を軽く食んだ。その刺激に反応してもう片方の突起も痛いくらいに尖り、それを見たセストは嬉しそうに指先を伸ばすとつまみ上げた。
「―――っぅ……。そ、それはセストだってわたしのことはちゃんと見ていなかったくせに」
柔らかな銀髪を思わずつかんで胸から引きはがそうとすると、
「―――それは悪かった…」
セストは謝り、さらにきつく先端を吸い上げると内壁を広げていた指をするりと抜いた。急に刺激がなくなり、ロザリアの内壁が切なげに締まる。急に堰き止められた快感が行き場をなくし、自然と腰が揺れた。
が、そう思ったのも束の間、いつの間にかトラウザーズを脱いだセストが足を割って体を割り込ませてくる。自然とセストのものも目に入りロザリアの頬は引きつった。
「えっと…、その、それってほんとに挿入るの?」
思わずお尻でじりじりと逃げを打てば、セストにがしりと腰をつかまれた。
「挿れてみればわかる」
「えっ、……ちょ、ちょっと待って……。―――……セストっ」
足をバタバタさせてもがき、目の前の、もはや凶器としか思えないセストのものから逃れようと手を振り回したが、セストは難なく片手でロザリアの両手を封じると、ピタリと照準を合わせ一気に腰を沈めてきた。
「―――――あっ…、―――ったい……」
どう考えても大きすぎるそれは、ロザリアの内壁をみっちりと満たしながら強引に押し入ってくる。
「―――いた、い…、セスト、痛いよ……」
ロザリアが苦痛を訴えても、セストは馴染ませるように軽く腰を揺らしながら容赦なくねじ込んでくる。入らない!と思うものの、そんなロザリアの予測に反し、さきほど十分に濡らされた内壁は、まるで喜んでいるかのように奥へ奥へとセストのものをのみこんでいく。
セストが軽く揺らすたび、グチュグチュと水音があがる。その音も、足を大きく開かされた自分の姿も恥ずかしくてたまらない……。こんな時、本の中の主人公はどう振る舞っていただろうか―――。
思い返そうとするも、おそらく全ておさめきったであろうセストに腰をつかまれ、少し引き出すと更に奥へと打ち付けられ、すべての思考は吹き飛んだ。
「―――――あっ……」
ずんっと奥を突かれ、自然と声が漏れる。内壁を満たす質量は想像以上の圧迫感だが、早くもロザリアの体は与えられる快感を拾い始めていた。
それはセストにも伝わったのだろう。にやりと笑うと驚くほど優しい手付きで髪を梳かれた。
「お前と違って体は正直だな。かわいいよ、ロザリア……」
そう囁かれたあとは、もう何も考えられなかった。
セストはぎりぎりまで自身を引き出すと、更に奥へ奥へと打ち付けてくる。激しい注挿を何度も繰り返され、体を揺らされ、ロザリアの喉から自然と声が溢れ出た。せり上がってくる快感に必死になって目の前のセストにしがみつけば、優しい緑眼が自分を見つめている。髪を乱し喘ぎ声をもらす今の自分は、きっととんでもなくブサイクなのではと危惧したが、だからといってどうすることもできなかった。何度も押し寄せてくる快感に全身が震え、ただただその感覚に翻弄されるしかなかった。
―――――――――………。
「……大丈夫か?」
さらりと髪を撫でられ、ロザリアはうっすらと目を開けた。少し、気を失っていたらしい。心配そうなセストの顔が、すぐ目の前にあった。
「……大丈夫…」
「…悪い。ちゃんと手加減するつもりだったのに、つい」
「…うん」
まだ、セストが中にいるような感覚がする。もぞもぞと足を動かすとセストは、
「痛いか?」
いたずらの見つかった子供みたいにバツが悪そうな顔をして不安げに見つめてくる。
痛みはもうない。ただ変な感じがするだけだ。
ロザリアがそう言うと、セストは「そうか」と安心したように息をつくと裸のロザリアを抱き寄せた。
「眠ろう。体はきれいにしといたから」
そう言われてみれば、汗も引いているし、何より濡れた感覚がなくなっている。便利だが、なんとなく恥ずかしいのはなぜだろうか……。
「ありがと」
とりあえずお礼をいい、抱きしめられたセストの腕の中の心地よさに、すぐにまぶたが落ちた。
―――現実の方がもっと素敵に決まっている。
ロザリアは眠りに落ちる寸前、アーダの言った言葉を思い出していた。
ああ、アーダ。あなたの言ったことはほんとだったよ。今すぐにもそうアーダに話したかった。
「あの手の本のように、優しくはできないかもしれないがな」
セストの指が内壁で動くたび、体が勝手に反応する。あまりの刺激に熱に浮かされていたロザリアだが、セストの言葉にはたと現実にかえり、なぜ知っているのかとあわあわして問えば、
「魔力酔いをおこしたときに、屋敷のロザリアの部屋まで運んだからな。見るつもりはなかったが、視界に入った」
「う、うそよ。ちゃんと隠してあるもの」
母のジュリエッタに見つからないよう、隠し戸棚の中になおしているのだ。いくら部屋に入ったからといって、たまたま目にするような場所に置いているわけがない。
けれどセストは、
「俺を誰だと思っている。大事に隠している箇所は、何かしら人の残滓がある。ロザリアの部屋では、その隠し戸棚の辺りに一番念を感じたので、ちょっと覗いてみただけだ」
「―――っ……」
言葉を失うとはまさにこのことだ。
魔力酔いを起こしたのはいつのことだったろう。その時からセストはロザリアの秘め事を知っていたことになる。恥ずかしすぎる……。火がぼうぼう燃えて、頭から煙がたっているに違いない。
「妄想ばかり膨らませて、どんなこと考えながら俺の誘いを断り続けていたのかと思うと少し腹が立つな」
セストは少し拗ねたように言うと唇を寄せて突起を軽く食んだ。その刺激に反応してもう片方の突起も痛いくらいに尖り、それを見たセストは嬉しそうに指先を伸ばすとつまみ上げた。
「―――っぅ……。そ、それはセストだってわたしのことはちゃんと見ていなかったくせに」
柔らかな銀髪を思わずつかんで胸から引きはがそうとすると、
「―――それは悪かった…」
セストは謝り、さらにきつく先端を吸い上げると内壁を広げていた指をするりと抜いた。急に刺激がなくなり、ロザリアの内壁が切なげに締まる。急に堰き止められた快感が行き場をなくし、自然と腰が揺れた。
が、そう思ったのも束の間、いつの間にかトラウザーズを脱いだセストが足を割って体を割り込ませてくる。自然とセストのものも目に入りロザリアの頬は引きつった。
「えっと…、その、それってほんとに挿入るの?」
思わずお尻でじりじりと逃げを打てば、セストにがしりと腰をつかまれた。
「挿れてみればわかる」
「えっ、……ちょ、ちょっと待って……。―――……セストっ」
足をバタバタさせてもがき、目の前の、もはや凶器としか思えないセストのものから逃れようと手を振り回したが、セストは難なく片手でロザリアの両手を封じると、ピタリと照準を合わせ一気に腰を沈めてきた。
「―――――あっ…、―――ったい……」
どう考えても大きすぎるそれは、ロザリアの内壁をみっちりと満たしながら強引に押し入ってくる。
「―――いた、い…、セスト、痛いよ……」
ロザリアが苦痛を訴えても、セストは馴染ませるように軽く腰を揺らしながら容赦なくねじ込んでくる。入らない!と思うものの、そんなロザリアの予測に反し、さきほど十分に濡らされた内壁は、まるで喜んでいるかのように奥へ奥へとセストのものをのみこんでいく。
セストが軽く揺らすたび、グチュグチュと水音があがる。その音も、足を大きく開かされた自分の姿も恥ずかしくてたまらない……。こんな時、本の中の主人公はどう振る舞っていただろうか―――。
思い返そうとするも、おそらく全ておさめきったであろうセストに腰をつかまれ、少し引き出すと更に奥へと打ち付けられ、すべての思考は吹き飛んだ。
「―――――あっ……」
ずんっと奥を突かれ、自然と声が漏れる。内壁を満たす質量は想像以上の圧迫感だが、早くもロザリアの体は与えられる快感を拾い始めていた。
それはセストにも伝わったのだろう。にやりと笑うと驚くほど優しい手付きで髪を梳かれた。
「お前と違って体は正直だな。かわいいよ、ロザリア……」
そう囁かれたあとは、もう何も考えられなかった。
セストはぎりぎりまで自身を引き出すと、更に奥へ奥へと打ち付けてくる。激しい注挿を何度も繰り返され、体を揺らされ、ロザリアの喉から自然と声が溢れ出た。せり上がってくる快感に必死になって目の前のセストにしがみつけば、優しい緑眼が自分を見つめている。髪を乱し喘ぎ声をもらす今の自分は、きっととんでもなくブサイクなのではと危惧したが、だからといってどうすることもできなかった。何度も押し寄せてくる快感に全身が震え、ただただその感覚に翻弄されるしかなかった。
―――――――――………。
「……大丈夫か?」
さらりと髪を撫でられ、ロザリアはうっすらと目を開けた。少し、気を失っていたらしい。心配そうなセストの顔が、すぐ目の前にあった。
「……大丈夫…」
「…悪い。ちゃんと手加減するつもりだったのに、つい」
「…うん」
まだ、セストが中にいるような感覚がする。もぞもぞと足を動かすとセストは、
「痛いか?」
いたずらの見つかった子供みたいにバツが悪そうな顔をして不安げに見つめてくる。
痛みはもうない。ただ変な感じがするだけだ。
ロザリアがそう言うと、セストは「そうか」と安心したように息をつくと裸のロザリアを抱き寄せた。
「眠ろう。体はきれいにしといたから」
そう言われてみれば、汗も引いているし、何より濡れた感覚がなくなっている。便利だが、なんとなく恥ずかしいのはなぜだろうか……。
「ありがと」
とりあえずお礼をいい、抱きしめられたセストの腕の中の心地よさに、すぐにまぶたが落ちた。
―――現実の方がもっと素敵に決まっている。
ロザリアは眠りに落ちる寸前、アーダの言った言葉を思い出していた。
ああ、アーダ。あなたの言ったことはほんとだったよ。今すぐにもそうアーダに話したかった。
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