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使用人たちの尽きないおしゃべり
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ケストナー家別邸の庭で運動していたフランツを見ていた3人の使用人達。
その休憩中の様子です
ーーーーーーー
フランツの半裸姿を見て、逃げていったのは、どうやらこの3人のようです。
ケストナー家別邸に勤務するオリガ、ハンナ、ペーターの休憩中の様子を、ちょっと覗いてみましょう……
■
「なにあれなにあれなにあれすごい」
「ちょっと落ち着きなさいよハンナ」
「だって凄くな~い??あんなにカチカチに引き締まっててさ~、服着てる時はよく分かんなかったわよ!
こう…背中の筋肉も、こう…」
「あんなに筋肉バッキバキとは!」
「確かに凄いカラダだったわね…」
「やだ~~ 『カラダ』って!ちょっとやらしい!」
「お客人っていうから、食いつめた親族の貴族の誰かかと思ったらさー
フランツ様って戦地で一緒だった平民出身の兵士だったっていうんだからビックリよね」
「俺たちにも丁寧に頭を下げてくれたよな」
「感じ良かったわホント」
「正直、ルックスっていうか顔はふつう?な感じで、ちょっと印象には残らないお方だと思ってたんだけど…」
「失礼ねアンタ」
「だけど、さっきのフランツ様、すっっっごくカッコよかったわぁ……真剣な表情で、剣を振る姿とか」
「そうそう!あの集中してる感じ、キリッとした表情カッコいい」
「で、あの鍛えられた肉体よ!!」
「凄かったな…」
「胸の筋肉もこう……モリっとしてて、背中も凄くて」
「二の腕のこぶも」「お尻も…」
キャーーー!!黄色い歓声がまた、室内に響く。
【昼食片付け以後の、午後の長い休憩中につき、執事さんも息抜きのお喋りは黙認しております。台所脇の休憩室でのお喋りは、お客人には聞こえないだろうし。】
「凄かったよね?シャツ脱いで…水かぶったじゃない?フランツ様が」
「水をかぶって光る肉体…!」
「4年、従軍したらああいう体になるんかな…」
「んー、フランツ様って、運動すること自体が好きなんじゃない?
ここの離れに住むのも決まってさ、その気になればいくらでもダラダラ出来るのに、庭で素振りだよ?」
「ま、お嬢様がホの字になるくらいだって、よく分かったわ」
「やっぱりそうよね?ね?」
キャーキャー言う声が、再び休憩室に満ちる…。
「腹筋ってヤツ?なにあれ…なんか、こう、割れてたよね?おなかが」
「腹筋も極めると、ああなるらしいよな」
「お嬢様の筋肉も、凄いわよね」
「武人の肉体…」
「まあでも、子供時代からずっと厳しい訓練してきてたっていうし、長距離を走っても平気な顔してるようなお嬢様なんだから、全身の筋肉が凄いんだろうなってのは、想像出来るわ…」
「屋敷の運動室は、もはや武道場みたいだもんね。しつらえも。武具や武器や、魔物の首の剥製が壁一面だし」
「未婚の娘がいるような貴族の屋敷は、ああいうスペースは、ダンス練習に使うでしょ?
ここんちはもっぱら武術や実戦練習に使ってるような…」
「ダンス練習、お嬢様には必要ないんじゃないの?王宮に行く時は軍服だし」
「習得はしてると思うわよ、ダンス。必要最低限しかやらないのかも」
「いつかは舞踏会という最前線に出撃しないといけないのかな、お嬢様も」
「想像出来ない…」
「肩の筋肉と二の腕が凄いから、その時はドレスのデザインは工夫しないと」
「ああ…肩が出るようなやつ着れないパターン」
「そういえばお嬢様は、リンゴを素手で握り潰せるらしいぞ?」
「お嬢様なら出来そう…」
「普通、ってなんなんだろうね?…」
「こないだメイド仲間とお茶したらね、その子の家のお嬢様は、散歩すら億劫なんだって」
「それは確実に運動不足になるわね」
ーーーーーーーーー
お読みいただきありがとうございます。
その休憩中の様子です
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フランツの半裸姿を見て、逃げていったのは、どうやらこの3人のようです。
ケストナー家別邸に勤務するオリガ、ハンナ、ペーターの休憩中の様子を、ちょっと覗いてみましょう……
■
「なにあれなにあれなにあれすごい」
「ちょっと落ち着きなさいよハンナ」
「だって凄くな~い??あんなにカチカチに引き締まっててさ~、服着てる時はよく分かんなかったわよ!
こう…背中の筋肉も、こう…」
「あんなに筋肉バッキバキとは!」
「確かに凄いカラダだったわね…」
「やだ~~ 『カラダ』って!ちょっとやらしい!」
「お客人っていうから、食いつめた親族の貴族の誰かかと思ったらさー
フランツ様って戦地で一緒だった平民出身の兵士だったっていうんだからビックリよね」
「俺たちにも丁寧に頭を下げてくれたよな」
「感じ良かったわホント」
「正直、ルックスっていうか顔はふつう?な感じで、ちょっと印象には残らないお方だと思ってたんだけど…」
「失礼ねアンタ」
「だけど、さっきのフランツ様、すっっっごくカッコよかったわぁ……真剣な表情で、剣を振る姿とか」
「そうそう!あの集中してる感じ、キリッとした表情カッコいい」
「で、あの鍛えられた肉体よ!!」
「凄かったな…」
「胸の筋肉もこう……モリっとしてて、背中も凄くて」
「二の腕のこぶも」「お尻も…」
キャーーー!!黄色い歓声がまた、室内に響く。
【昼食片付け以後の、午後の長い休憩中につき、執事さんも息抜きのお喋りは黙認しております。台所脇の休憩室でのお喋りは、お客人には聞こえないだろうし。】
「凄かったよね?シャツ脱いで…水かぶったじゃない?フランツ様が」
「水をかぶって光る肉体…!」
「4年、従軍したらああいう体になるんかな…」
「んー、フランツ様って、運動すること自体が好きなんじゃない?
ここの離れに住むのも決まってさ、その気になればいくらでもダラダラ出来るのに、庭で素振りだよ?」
「ま、お嬢様がホの字になるくらいだって、よく分かったわ」
「やっぱりそうよね?ね?」
キャーキャー言う声が、再び休憩室に満ちる…。
「腹筋ってヤツ?なにあれ…なんか、こう、割れてたよね?おなかが」
「腹筋も極めると、ああなるらしいよな」
「お嬢様の筋肉も、凄いわよね」
「武人の肉体…」
「まあでも、子供時代からずっと厳しい訓練してきてたっていうし、長距離を走っても平気な顔してるようなお嬢様なんだから、全身の筋肉が凄いんだろうなってのは、想像出来るわ…」
「屋敷の運動室は、もはや武道場みたいだもんね。しつらえも。武具や武器や、魔物の首の剥製が壁一面だし」
「未婚の娘がいるような貴族の屋敷は、ああいうスペースは、ダンス練習に使うでしょ?
ここんちはもっぱら武術や実戦練習に使ってるような…」
「ダンス練習、お嬢様には必要ないんじゃないの?王宮に行く時は軍服だし」
「習得はしてると思うわよ、ダンス。必要最低限しかやらないのかも」
「いつかは舞踏会という最前線に出撃しないといけないのかな、お嬢様も」
「想像出来ない…」
「肩の筋肉と二の腕が凄いから、その時はドレスのデザインは工夫しないと」
「ああ…肩が出るようなやつ着れないパターン」
「そういえばお嬢様は、リンゴを素手で握り潰せるらしいぞ?」
「お嬢様なら出来そう…」
「普通、ってなんなんだろうね?…」
「こないだメイド仲間とお茶したらね、その子の家のお嬢様は、散歩すら億劫なんだって」
「それは確実に運動不足になるわね」
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お読みいただきありがとうございます。
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