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睦月の章(後半)

新学期 華登場

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新学期当日



午前7時30分。自宅の呼び出し音が鳴る。


???「元ちゃん。いるんでしょ?」


ドン ドン ドン 1階から扉の音が聞こえる。


睦月は学校の支度をすまして、玄関へと向かう。


睦月「すみません。誰ですか?事故の後から記憶がなくって……」


???「あっ…そうか。華です。元ちゃんの幼なじみで、同じクラスだよ」


睦月「そうなんだ。華さんよろしく」


華「堅苦しいなぁ……華でいいよ。昨日おばさんに元ちゃんと学校行くよう頼まれたんだからね」


睦月「よろしく頼むよ。華」


華「オッケー。それにしても相変わらずお洒落だね。髪のセットに、爽やかな香水。本当に記憶なくしたの?」


睦月「まぁね……」


こうして、神谷は女子高校生と楽しい登校時間を過ごした。
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