お姉ちゃんで遊んでたらいつの間にか取り返しのつかないことになっていた

シャルねる

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アイスのせい

 お風呂から上がった私はお姉ちゃんにドライヤーをされてからソファに座った。
 すると当然のようにお姉ちゃんが隣に座ってきた。

 そしてソファに座ってから思い出した。アイスの存在を。
 お姉ちゃんに頼んだら持ってきてくれるだろうけど……自分で持ってこよ。

 そう思った私はソファを立って、冷蔵庫から二つに割れるアイスを持って、お姉ちゃんからさっきより距離をとってソファに座った。

「美葉? 遠いわよ」

 そう言ってお姉ちゃんは近づいてきた。

「……変なことしないなら近づくのはいいけど暑いよ、お姉ちゃん」
「今からアイスを食べるんだから、ちょうど良くなるわよ」

 私はため息を吐きつつ、アイスを半分にしてお姉ちゃんに渡した。
 
「美味しいね」
「そうね」

 暫く食べ続けると、ほんとにちょうどいい感じになってきた。
 いや、なんなら少し寒いくらいだ。……ただ、それを正直に言うと、お姉ちゃんがもっとくっついてきそうだから言わない。
 お姉ちゃんには早く私を諦めてもらって、幸せになって欲しいから。

 そう思っていると、お姉ちゃんがアイスを持ってない片方の手で私のアイスを持ってない方の手を握ってきた。

「寒くない?」
「…………大丈夫になった」
「良かった」

 私を諦めて欲しいんだから、手を振り払えばいい。
 頭ではそうわかってても、私には出来なかった。……私のことをちゃんとお姉ちゃんが見てくれたてたのが嬉しくて。……もちろん私がお姉ちゃんに抱く感情は姉妹としての好きだけど。

 お姉ちゃんにくっつかれながらアイスを食べ終えた私は、お姉ちゃんに手を離してもらい、アイスの袋を捨てに行く。
 
 アイスの袋をゴミ箱に捨てた私は、さっきまでお姉ちゃんと繋いでいた手を何となく見た。……別に何の変哲もない、ただの私の手だ。
 早く戻ろう。……それでテレビでも見よう。

「お姉ちゃん、テレビ見ていい?」
「いいわよ」
「ありがと」

 お姉ちゃんからテレビを見ていい許可を貰った私は、リモコンを手に取ってソファに座った。……お姉ちゃんから離れて座ったんだけど、案の定近づいてきた。
 ……まぁ、まだアイスのせいでちょっと寒いし、別にいいか。
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