4 / 11
お姉ちゃんは強引
「美葉、もう寝る?」
眠たくて頭をこっくりこっくりしていた私に、お姉ちゃんがそう聞いてきた。
「うん……もう寝るけど、一人で寝る」
「だめ。一緒に寝るわよ」
「んぅ……一人で寝るから」
そう言って立とうとしたら、お姉ちゃんにお姫様抱っこをされた。
びっくりして、少し目が覚めてしまった。
「お姉ちゃん、何やってるの。下ろして」
そう言いながら、下ろしてもらおうと少しじたばたする。
「美葉、暴れたら危ないでしょ?」
「うっ……だ、だったら、お姉ちゃんがこんなことしなきゃいいじゃん」
「こうでもしないと、一人で自分の部屋に行っちゃいそうだったから、ついね?」
……私が自分の部屋で寝ようとしたら、お姉ちゃんも着いてくるくせに。
「……嘘つき。私をこうしたかっただけでしょ?」
私はお姉ちゃんに向かってそう言う。
いつもお姉ちゃんは強引だから、これで少しでも恥ずかしがってくれたらちょっとした仕返しになる。
「ええ、よく分かったわね」
そう思って言ったのに、お姉ちゃんは全然応える様子を見せなかった。
「ほら、私の部屋に行くから、落ちないように手を後ろにまわしなさい」
「……自分で歩けるから」
「手を後ろに回さないならこのまま行くわよ」
そう言ってお姉ちゃんはほんとに歩き出そうとしたので、私は慌ててお姉ちゃんの後ろに手を回して、落ちないように抱きしめるようにした。
「……お姉ちゃんのばかぁ」
お姉ちゃんは笑を零しながら、自分の部屋に私を連れて入っていった。
部屋に入ると私はすぐにベッドに下ろされ、布団をかけてもらった。
「……お姉ちゃんは入らないの?」
「一人で寝たいんじゃなかったの?」
「……もうお姉ちゃんの部屋に連れてこられちゃったから諦めただけだし」
「それなら、そういうことにしといてあげるわ。……それと、明日の準備をしたらすぐに私も入るわよ」
絶対お姉ちゃんが勘違いしてる。……ほんとに諦めただけなのに。
もういいや。私はさっさと寝よ。
……やっぱりお姉ちゃんが布団に入ってくるまでは起きてようかな。……お姉ちゃんが入ってくる時に起きちゃいそうだし、そもそもまだ電気がついてて明るいし。
それからしばらくして、お姉ちゃんが布団に入ってきた。
「お姉ちゃん、おやすみ」
「わざわざそれを言うために待ってたの?」
「……違うから」
「美葉、おやすみ」
「……うん」
眠たくて頭をこっくりこっくりしていた私に、お姉ちゃんがそう聞いてきた。
「うん……もう寝るけど、一人で寝る」
「だめ。一緒に寝るわよ」
「んぅ……一人で寝るから」
そう言って立とうとしたら、お姉ちゃんにお姫様抱っこをされた。
びっくりして、少し目が覚めてしまった。
「お姉ちゃん、何やってるの。下ろして」
そう言いながら、下ろしてもらおうと少しじたばたする。
「美葉、暴れたら危ないでしょ?」
「うっ……だ、だったら、お姉ちゃんがこんなことしなきゃいいじゃん」
「こうでもしないと、一人で自分の部屋に行っちゃいそうだったから、ついね?」
……私が自分の部屋で寝ようとしたら、お姉ちゃんも着いてくるくせに。
「……嘘つき。私をこうしたかっただけでしょ?」
私はお姉ちゃんに向かってそう言う。
いつもお姉ちゃんは強引だから、これで少しでも恥ずかしがってくれたらちょっとした仕返しになる。
「ええ、よく分かったわね」
そう思って言ったのに、お姉ちゃんは全然応える様子を見せなかった。
「ほら、私の部屋に行くから、落ちないように手を後ろにまわしなさい」
「……自分で歩けるから」
「手を後ろに回さないならこのまま行くわよ」
そう言ってお姉ちゃんはほんとに歩き出そうとしたので、私は慌ててお姉ちゃんの後ろに手を回して、落ちないように抱きしめるようにした。
「……お姉ちゃんのばかぁ」
お姉ちゃんは笑を零しながら、自分の部屋に私を連れて入っていった。
部屋に入ると私はすぐにベッドに下ろされ、布団をかけてもらった。
「……お姉ちゃんは入らないの?」
「一人で寝たいんじゃなかったの?」
「……もうお姉ちゃんの部屋に連れてこられちゃったから諦めただけだし」
「それなら、そういうことにしといてあげるわ。……それと、明日の準備をしたらすぐに私も入るわよ」
絶対お姉ちゃんが勘違いしてる。……ほんとに諦めただけなのに。
もういいや。私はさっさと寝よ。
……やっぱりお姉ちゃんが布団に入ってくるまでは起きてようかな。……お姉ちゃんが入ってくる時に起きちゃいそうだし、そもそもまだ電気がついてて明るいし。
それからしばらくして、お姉ちゃんが布団に入ってきた。
「お姉ちゃん、おやすみ」
「わざわざそれを言うために待ってたの?」
「……違うから」
「美葉、おやすみ」
「……うん」
あなたにおすすめの小説
小さくなって寝ている先輩にキスをしようとしたら、バレて逆にキスをされてしまった話
穂鈴 えい
恋愛
ある日の放課後、部室に入ったわたしは、普段しっかりとした先輩が無防備な姿で眠っているのに気がついた。ひっそりと片思いを抱いている先輩にキスがしたくて縮小薬を飲んで100分の1サイズで近づくのだが、途中で気づかれてしまったわたしは、逆に先輩に弄ばれてしまい……。
身体だけの関係です‐原田巴について‐
みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子)
彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。
ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。
その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。
毎日19時ごろ更新予定
「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。
良ければそちらもお読みください。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
みのりすい
恋愛
「ボディタッチくらいするよね。女の子同士だもん」
三崎早月、15歳。小佐田未沙、14歳。
クラスメイトの二人は、お互いにタイプが違ったこともあり、ほとんど交流がなかった。
中学三年生の春、そんな二人の関係が、少しだけ、動き出す。
※百合作品として執筆しましたが、男性キャラクターも多数おり、BL要素、NL要素もございます。悪しからずご了承ください。また、軽度ですが性描写を含みます。
12/11 ”原田巴について”投稿開始。→12/13 別作品として投稿しました。ご迷惑をおかけします。
身体だけの関係です 原田巴について
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789
作者ツイッター: twitter/minori_sui
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております