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寝たフリ
お風呂場から逃げるように出た私は、適当に頭と身体を拭いてから、自分の部屋に戻った。
そのままベッドに寝転びたい気分だったけど、私はベッドを背もたれにして、床に座った。
だって、まだ髪が濡れてたから。……いつもはお姉ちゃんにドライヤーをしてもらってたから、そのまま横になれたんだけど……今日は自分で、適当に拭いたから。
……でも、お姉ちゃんが変なこと言うから悪いんだし。
乾くまで暇だなぁ。
また勉強……はもう嫌だな。……お昼にいっぱい勉強したし。
……んー、お姉ちゃんの所に行ったら――って、行かない! 今は行かない。……行くとしても、明日だし。……今お姉ちゃんの所に行ったら、さっきのことを意識しちゃうし、また変なこと言われるかもしれないし。
……でも、今行かなくても、どうせお姉ちゃんの方から寝る時間になったら来ると思う。……まだ髪は濡れてるけど、もういいや。ベッド入っちゃお。……お姉ちゃんがどうせ来るなら、お姉ちゃんが来る頃にはもう寝てればいいんだ。
そう思った私はベッドの中に入って、布団に潜った。
髪が濡れてるから気持ち悪いけど、我慢する。
そして、私が目を閉じて、寝ようとしていると、私の部屋の扉がノックされた。
「美葉、入るわよ」
そう言ってお姉ちゃんが入ってきた。
私は思わず体に力が入ってしまったけど、お姉ちゃんに起きてるのが気が付かれないように直ぐに力を抜く。
「……美葉? もう寝たの?」
私は何も返さない。……寝てるんだから。
「そう。寝ちゃったのね」
そう言ってお姉ちゃんはゆっくりと布団をめくって、私の隣に横になった。
すると、お姉ちゃんは私の頭を優しく撫でてくれた。
「まだ濡れてるじゃない」
そう言いつつも、お姉ちゃんは頭を撫でてくれる。
……別にお姉ちゃんに頭を撫でられて、嬉しいわけじゃないけど、私は今寝てるんだから、抵抗する方がおかしいもんね……だから、私は抵抗しない。
「美葉、好きよ」
お姉ちゃんは私の耳元でそう呟くと、私の胸に向かって手を伸ばしてきた。……まるで昔の私がやってたみたいに。
「美葉、起きてるんでしょ?」
私の胸にお姉ちゃんの手が触れるか触れないかといったところで、お姉ちゃんは手を止めると、また耳元で呟いてきた。
……どうせ本気でそんなことする気はないはずだ。……だから、私は何も返さない。
「今正直に言わないと、ほんとに美葉が私にしたみたいなことするわよ?」
また耳元でそう言われ、思わず体がビクッとなってしまいそうなのを、我慢する。
「そう、美葉は寝てるのね。……だったら、何をしても問題ないわよね」
そう言ってお姉ちゃんは私の耳を甘噛みし、胸を優しく揉んできた。
「お、お姉ちゃん! お、起きてるから! 起きてるから、や、やめて!」
ほんとにお姉ちゃんが、そういうことをしてきたので、私は慌ててお姉ちゃんを止め、起きてることをアピールした。
「な、何やってるの、お姉ちゃん」
「何って、美葉の真似よ?」
「み、耳を噛んだことなんてないから! へ、変なことしないでよ!」
昔、お姉ちゃんに変なことをしてた私が言えたことじゃないけど、今だけは自分を棚に上げて言わせてもらう。
「美葉が正直に起きてるって言わないからでしょ?」
「お、起きてなかったし、寝てたから!」
「嘘よ。だっていつも美葉が寝たら、可愛い寝息が聞こえてくるもの」
「そ、そんなの……き、今日はたまたま寝息が無かっただけで……と言うか、寝息が可愛いって何!? か、勝手に聞かないでよ!」
お姉ちゃんに寝息を聞かれてた羞恥心から、私は改めて布団に潜った。
布団の端を掴んで、私はお姉ちゃんが布団をめくれないようにする。……今の顔を見られないように。
「美葉、寒いわ」
「………………入るだけだから、めくったりしたらほんとに怒るから」
「ありがと、美葉」
……お姉ちゃんを布団に入れてあげた私は、目を閉じた。
もう、早く寝よう。……これ以上変なことを言われないように。
そのままベッドに寝転びたい気分だったけど、私はベッドを背もたれにして、床に座った。
だって、まだ髪が濡れてたから。……いつもはお姉ちゃんにドライヤーをしてもらってたから、そのまま横になれたんだけど……今日は自分で、適当に拭いたから。
……でも、お姉ちゃんが変なこと言うから悪いんだし。
乾くまで暇だなぁ。
また勉強……はもう嫌だな。……お昼にいっぱい勉強したし。
……んー、お姉ちゃんの所に行ったら――って、行かない! 今は行かない。……行くとしても、明日だし。……今お姉ちゃんの所に行ったら、さっきのことを意識しちゃうし、また変なこと言われるかもしれないし。
……でも、今行かなくても、どうせお姉ちゃんの方から寝る時間になったら来ると思う。……まだ髪は濡れてるけど、もういいや。ベッド入っちゃお。……お姉ちゃんがどうせ来るなら、お姉ちゃんが来る頃にはもう寝てればいいんだ。
そう思った私はベッドの中に入って、布団に潜った。
髪が濡れてるから気持ち悪いけど、我慢する。
そして、私が目を閉じて、寝ようとしていると、私の部屋の扉がノックされた。
「美葉、入るわよ」
そう言ってお姉ちゃんが入ってきた。
私は思わず体に力が入ってしまったけど、お姉ちゃんに起きてるのが気が付かれないように直ぐに力を抜く。
「……美葉? もう寝たの?」
私は何も返さない。……寝てるんだから。
「そう。寝ちゃったのね」
そう言ってお姉ちゃんはゆっくりと布団をめくって、私の隣に横になった。
すると、お姉ちゃんは私の頭を優しく撫でてくれた。
「まだ濡れてるじゃない」
そう言いつつも、お姉ちゃんは頭を撫でてくれる。
……別にお姉ちゃんに頭を撫でられて、嬉しいわけじゃないけど、私は今寝てるんだから、抵抗する方がおかしいもんね……だから、私は抵抗しない。
「美葉、好きよ」
お姉ちゃんは私の耳元でそう呟くと、私の胸に向かって手を伸ばしてきた。……まるで昔の私がやってたみたいに。
「美葉、起きてるんでしょ?」
私の胸にお姉ちゃんの手が触れるか触れないかといったところで、お姉ちゃんは手を止めると、また耳元で呟いてきた。
……どうせ本気でそんなことする気はないはずだ。……だから、私は何も返さない。
「今正直に言わないと、ほんとに美葉が私にしたみたいなことするわよ?」
また耳元でそう言われ、思わず体がビクッとなってしまいそうなのを、我慢する。
「そう、美葉は寝てるのね。……だったら、何をしても問題ないわよね」
そう言ってお姉ちゃんは私の耳を甘噛みし、胸を優しく揉んできた。
「お、お姉ちゃん! お、起きてるから! 起きてるから、や、やめて!」
ほんとにお姉ちゃんが、そういうことをしてきたので、私は慌ててお姉ちゃんを止め、起きてることをアピールした。
「な、何やってるの、お姉ちゃん」
「何って、美葉の真似よ?」
「み、耳を噛んだことなんてないから! へ、変なことしないでよ!」
昔、お姉ちゃんに変なことをしてた私が言えたことじゃないけど、今だけは自分を棚に上げて言わせてもらう。
「美葉が正直に起きてるって言わないからでしょ?」
「お、起きてなかったし、寝てたから!」
「嘘よ。だっていつも美葉が寝たら、可愛い寝息が聞こえてくるもの」
「そ、そんなの……き、今日はたまたま寝息が無かっただけで……と言うか、寝息が可愛いって何!? か、勝手に聞かないでよ!」
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布団の端を掴んで、私はお姉ちゃんが布団をめくれないようにする。……今の顔を見られないように。
「美葉、寒いわ」
「………………入るだけだから、めくったりしたらほんとに怒るから」
「ありがと、美葉」
……お姉ちゃんを布団に入れてあげた私は、目を閉じた。
もう、早く寝よう。……これ以上変なことを言われないように。
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